胸椎負傷で欠場していた柴田勝頼が流血のストロングスタイルでNEVER防衛!

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 17日、大田区総合体育館にて行われた新日本プロレス『DESTRUCTION in TOKYO』。セミファイナルでは柴田勝頼がボビー・フィッシュを相手にNEVER無差別級の二度目の防衛戦を行った。

 8月のラスベガスでボビーの持つROH王座に挑戦した柴田だったがその際は敗北。その借りを返す思いでいた柴田は12日の後楽園ホール大会前哨戦でオライリー&ボビーのチェイシング・ザ・ドラゴンでKOされてしまい胸椎を負傷。14日・15日の大会を欠場し復帰が危ぶまれていた。だが大会前日、柴田はこの日のタイトルマッチに出場することを発表した。

 蹴りでの牽制を行い静かな立ち上がりとなると、柴田が足4の字で捕らえればボビーもアンクルホールドで極め返す一進一退の攻防に。ボビーがブレーンバスターで叩きつけ場外に叩き出すと、柴田は首を押さえて蹲り動けなくなってしまう。ボビーがリングに投げ入れても柴田はすぐに場外に転がり出て蹲り首のダメージから回復していない事がわかる。
 しかしボビーも容赦なくサイドバスター、バックドロップと叩きつけ高速リバースDDTで首を強打。柴田の髪を掴んで強引に引き起こしミドルキックを叩き込むと柴田は前のめりに倒れてしまう。
 膝立ち状態から動けない柴田だったが「来いよオラ!」とボビーのミドルキックを胸で受けきり立ち上がるとエルボー一閃!お互い投げ合いダウンするが、柴田はエルボー連打からPKもかわしたボビーが膝十字固め。柴田は必死に這いずりロープへ。
 ボビーは投げ捨てエクスプロイダーからバックドロップ。これでフォールも2。ボビーは投げようとするが着地した柴田が強烈な頭突きを叩き込んでスリーパー。柴田は自分の頭突きで額から大流血も、そのまま絞め上げて動きを止めるとPKを叩き込んでフォールし3カウントを奪った。

 ベルトを掲げる柴田にボビーのパートナーであるカイル・オライリーが「シバタサン、ツギヤリマショウ!」と挑戦表明すると、柴田は流血した額をオライリーの額にこすりつけゼロ距離で睨みつけると「やってやるよ!」と挑戦を受諾。
 試合後に柴田は「俺とあいつら2人、ガイジン2人。一緒にすんなよ。一緒にすんなよ。同じじゃねぇぞ。あいつらが思っている以上に、新日本プロレスは新日本プロレスだ。貸し借り、勝った負けたで貸しを作ったとか言ったけど、あのガイジン2人には負けたって言う意識はこれっぽっちもないから。負けてねぇんだよ。勝負がついただけ。あいつらに関してはそれだけだ」と新日本イズムを強調し、いつなんどきでも挑戦を受ける構えを見せた。

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