HEAT-UP 3・5横浜にぎわい座大会 【パワフルタッグトーナメント2016~準決勝】田村&峰雄vs那須&川村 CHANGO&PSYCHOvs貴&渡辺

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『灼熱!横浜たこ焼きプロレス~パワフルタッグトーナメント準決勝~』
日時:2016年3月5日(土)18:30開場/19:00開始
会場:神奈川・横浜にぎわい座B3Fのげシャーレ(小ホール)
観衆:98名

▼第1試合"熱☆勝ちます in 横浜"タッグマッチ 20分1本勝負
[無宿]新井健一郎(DRAGON GATE)/○SHINYA ISHIDA
12分45秒 △(デルタ)ドライブ→片エビ固め
●近藤"ド根性"洋史/阿部史典(スポルティーバ)

▼第2試合"スーパーJボーイズ最後の聖戦~タケシマHEAT-UPラスト2~"シングルマッチ 20分1本勝負
○タケシマケンヂ(スポルティーバ)
14分18秒 脇固め
●山田太郎(666)

▼第3試合"花鳥灼熱!~異次元スクランブルバウト~"タッグマッチ 30分1本勝負
アミーゴ鈴木/○岩本煌史(スポルティーバ)
12分05秒 ドクターボム式シットダウンラストライド→エビ固め
勝村周一朗(鎌倉花鳥風月)/●服部健太(東京花鳥風月)

▼第4試合"パワフルタッグトーナメント2016~準決勝①~"タッグマッチ 20分1本勝負
[無宿]○PSYCHO/CHANGO
14分44秒 画竜点睛→片エビ固め
[IWA格闘志塾コンビ]佐々木貴(FREEDOMS)/●渡辺宏志(夢闘派プロレスリング)
※無宿コンビが決勝進出

▼第5試合"パワフルタッグトーナメント2016~準決勝②~"タッグマッチ 20分1本勝負
田村和宏/○藤田峰雄(ZERO1)
17分21秒 スワントーン・ボム→片エビ固め
●那須晃太郎/川村亮(パンクラスism)
※田村&峰雄が決勝進出

パワフルタッグトーナメント2016、決勝に駒を進めたのは田村&峰雄とPSYCHO&CHANGO!HEAT-UP最後のシングル、山田対タケシマに二人の情熱を見る!

オープニング

2016-03-05HEAT-UP_オープニングてっしー&やぶちんのインフォメーションコーナー。
・あと1ヶ月強に迫った新百合ケ丘大会にて、栗平HEAT-UP道場でも行われているキッズクラスの無料体験(15時~16時)が実施される事が決定。
・ビッグマッチでは必ず行われる障がい者施設への支援のため新百合ケ丘大会への大会協賛の募集。
・引き続き栗平HEAT-UP道場での各クラス入会半額キャンペーン。通常10800円が半額の5400円で入会ができる。
・5月14日(土)横浜にぎわい座、6月19日(日)王子BASEMENT MON☆STAR大会の開催を発表。
選手入場式後、ハヤブサ選手に対する10カウントゴングと黙祷が捧げられる。
代表挨拶は田村和宏。「本日昼にFREEDOMSさん、夕方に花鳥風月さん、みんな熱い試合してました。僕らHEAT-UP、一番熱い試合しますので...みねぴょんさん、来週の王子、決勝残りましょう!おし!じゃあ今日も熱い応援よろしくお願いします!!」
田村に突っかかろうとする那須を川村が制する。対する田村は何故か山田とタケシマが制し、三人で円陣を組んで「行くぞー!横浜ヒートアップ!」と叫び退場する。この組み合わせが見られるのは次回王子大会で最後となる。

第1試合

2016-03-05HEAT-UP_第1試合 前回のタッグトーナメントにてファイナリストまで勝ち残った無宿の首領新井健一郎。まさかの1回戦敗退に続き、この横浜大会では第1試合という屈辱を味わされてしまう。対戦相手は近藤"ド根性"洋史と対無宿初出陣となるスポルティーバの阿部史典。
選手コールの際、突っかかってくるアラケンを突き飛ばし挑発するかの如く目前に立って気合を入れた近藤。先発は阿部とアラケン、クイックタッチでアラケンを攻めようとする若手コンビだが、アラケンはスインギングネックブリーカードロップから近藤を捕まえる。
かつては良き先輩であったISHIDAだが今は無宿の一員、その想いをぶつけるかの如く逆水平を叩き込んでいく近藤だが涼しい顔でやり返していくISHIDA。ヘッドロックを切り返した近藤、タックルでISHIDAをぶっ倒すとボディプレスからスリーパーへ。セコンドに就く田村和宏から「逃がすな」の声が飛ぶがISHIDAはロープへ。
若手ごときに力を使うまでもないとばかりにアラケンがクイックタッチ、リング下にいる田村を牽制する。ISHIDAはキックから独特のフォームで入るスリーパーへ、なんとか逃れる近藤。しかしまだ捕まっている近藤に対し、セコンドの田村が檄を飛ばす。近藤とローンバトルが続く中5分が経過。

逆水平とエルボーのラリーからロープに走るISHIDA、カウンターのド根性ホームランで反撃した近藤。担ぎ上げてバックフリップ、珍しいフロントネックロックへ。アラケンを阿部がカット、ここでようやく若手コンビが交代。

阿部はISHIDAに串刺しエルボーから高速ブレーンバスター、胸板へのローキックと繋ぐ。フォールを返されると腕十字、アラケンが場外からISHIDAの足を引っ張ってブレイクされるがそのまま極め続ける阿部。痛めた右腕を蹴り上げ追撃を狙う阿部だが、飛びつきDDTで脳天を串刺しにするISHIDA。

アラケンと交代、カウンターのダブルチョップを阿部に食らわせるとブッチャーよろしく空手パフォーマンス。ブレーンバスターからそのまま丸め込んだり余裕を見せるが、阿部は打点の高いドロップキック。

両軍交代、チョップのラリーからISHIDAが近藤の顔面を掻き毟る。ロープに走るがまたもやド根性ホームラン、バックフリップと近藤が優勢。
10分経過、ここでド根性デスロック、アラケンがカットに入るが離さない近藤。ISHIDAはロープへ。
アラケンを排除した若手コンビ、ISHIDAに対して連携攻撃を繰り出す。串刺しエルボーの二重奏から近藤のスパインボム、阿部のランニングローと繋ぎ近藤がカバーするがISHIDAは自力でフォールを返す。阿部を蹴り上げカットしたアラケンは近藤にスリーパー。無宿連携からアラケンのパトリオットボムで大きなダメージを負った近藤。
ISHIDAのトラースキックからカバー、阿部がカット。大きく首を掻っ切るポーズを見せるISHIDAだが、近藤が食らいつく。自分のフィニッシュに至るムーブを邪魔されたISHIDAは打ち下ろしエルボーから顔面へのスライディングキック。ド根性でカバーを跳ね除けた近藤だが、続いて△(デルタ)ドライブをまともに食らってマットに沈んだ。
「楽勝!」と言ってISHIDAを称えるアラケン、ウィナーコールを受けると近藤を踏みつけて田村ににじり寄る。コーナーに登りニヤリと笑みを浮かべながら場内を見渡すアラケンの目には、次なる獲物が浮かび上がっていた。

第2試合

2016-03-05HEAT-UP_第2試合 3月26日に引退興行を控えているタケシマ、HEAT-UPではこの横浜と次回王子大会で最後の出場となる。ラスト2となるこの日は、スーパーJボーイズの盟友である山田太郎とのシングルマッチ。
山田対タケシマは他団体でちょくちょく行われてきているのだが、HEAT-UPのリングで対戦するのはこれが初。缶ビール1ケースを肩に担ぎ、片手の缶ビールを一気に飲み干しながら入場するタケシマ。ケースからビールを出し天を指差す山田、リング中央に置かれたビールを見て村杉レフェリーは片付けさせようとするが、館内の一部から「ええ~」の声。「俺が悪いの?」と笑いを誘う村杉レフェリー、握手と見せかけて山田の顔を張っていくタケシマ、いつもの光景が見られる。
実はタケシマの地元も横浜。館内に「タケシマ」コールを促すと場外にエスケープする山田。館内からの「ヤマダ」コールを受けると笑みを浮かべてリング内へ。

しんと静まり返る場内、山田がリストを取ると一目散にロープに逃げるタケシマ。タケシマのダブルレッグロック、山田のジャベから丸め込みとグラウンドの展開が続く。タケシマは片足タックルからアキレス腱固め、山田が同じ技で切り返すとヒールホールドから再びダブルレッグロックへ。
ここで村杉レフェリーの注意を逸らすタケシマ、「これ何かやろうとしてるんだよな」と呟く村杉。セコンドの阿部をリングに上げ、自らの胸板にミドルを打ち込ませるとリバースインディアンデスロックが完成。苦しむ山田だがロープにエスケープ。

5分経過、山田はタケシマの腰にエルボーを打ち込む。ハンマーブロー、ロープに固定してエルボー、トペ・アトミコとタケシマの腰を攻め続ける。ジャベで極めたり、ロープ際で踏みつけたり、アバランシュ気味に叩きつけたり。ブレーンバスターで投げ返したタケシマ、しかし腰のダメージで立ち上がれないのを見ると山田はストンピングからミサイルキック。エルボーを打ち込むタケシマ、両手を広げて「来い!」と叫び打ち返す山田。顔面を張り合い、タケシマがぐらつくとロープに走る山田。カウンターのスピアーでなぎ倒すタケシマ。走り込んでヘッドバットを叩き込んでダブルリストロックへ。ここで10分経過、なおもクロックヘッドシザースから腕十字と繋いでいくが山田はロープへ。

エルボーのラリーで打ち勝った山田はカミカゼからダブルニー。続けてスワントーンを狙うがタケシマがかわして投げ捨てジャーマン。スピアからカバー、返されると脇固め。前方に回転して逃れた山田、ヘッドバットを打ち込んでスタンドの攻防へ。
思いのこもったヘッドバットを交互に打ち込んでいく両者。山田が「26(日)まで頑張れよ!」と言いながら放つと、タケシマは「プロレスは、ヘルニアくらいがちょうどいい」と言ってゴツン。なおもゴツゴツと頭蓋骨がぶつかる鈍い音が場内に響く。
ワンツーのエルボーから旋回してラリアットを放つ山田。二発目をキャッチして脇固めにいくタケシマ。逃れようとする山田の腕を捕らえて再び脇固めで極めると山田はギブアップ。おそらくこれが最後になるであろう両者の一騎打ちは飾ることのない、ある意味泥臭い試合になったがこれが二人の真骨頂なのだろう。

しばらく起き上がれなかった両者だが、タケシマがウィナーコールを受けるとビールを取り出す山田。リング中央で乾杯、握手をすると山田が何やらタケシマの耳元で呟く。会場からは大きな「タケシマ」コール、それを耳にしたタケシマは思わず目頭をおさえる。スーパーJボーイズのJは「情熱」のJなのかも知れない。

第3試合

2016-03-05HEAT-UP_第3試合 花鳥風月の服部健太が2015年2月21日、王子大会以来約1年ぶりにHEAT-UPマットに登場。パートナーで現VKF王者の勝村周一朗は初参戦となる。「横浜にぎわい座 たこ課長プレゼンツ」である当大会、服部は昼のFREEDOMSから花鳥風月、HEAT-UPの3大会全てに出場。
対戦相手には曲者アミーゴ鈴木と、服部がハードヒットで敗れている岩本煌史。服部にとっては「グラップリングの借りをプロレスで返す」絶好のリベンジチャンスとなる。アミーゴとは握手を交わすが、岩本には「お前はいい」と拒否する服部。
先発は岩本と勝村。柔道出身の岩本、総合で名を馳せた勝村。ファーストコンタクトはロックアップから挨拶程度にグラウンドの攻防。両軍交代、アミーゴをアームドラッグ二発からドロップキックで倒した服部。倒れたふりをして首固めで丸め込んでいくアミーゴ、両雄の持ち味をアピール。ショルダータックルで服部を倒したアミーゴ、岩本に交代。チンロックで服部の体力を奪っていく岩本、アミーゴとクイックタッチ。アミーゴがサードロープに服部の喉をぶつけた所で5分経過。

コーナーの勝村を牽制しながらアミーゴがキャメルクラッチ。岩本もフォローに入り同じく牽制。場内から「服部がんばれ!」の声が上がる中ロープに逃れた服部。一度はすかされてしまったドロップキック、その場飛びの一発を叩き込んだ服部が勝村と交代。
勝村はアミーゴに対しエルボー、ミドル連打からロープに振ってニールキック、フェースクラッシャーと繋ぐ。ミドルをキャッチされると素早く飛びつき腕十字、慌ててカットに入る岩本。その岩本にもミドルを叩き込んだ勝村だが、アミーゴは脇固めの体勢からラ・マヒストラル。気合もろともブレーンバスター。
弓矢固めを狙うアミーゴ、切り返した勝村はV1アームロック。両軍交代、岩本は服部にアストロブラスターからブレーンバスター。串刺し攻撃をかわした服部がジャンピングハイ、フライングクロスチョップ、コーナーからのクロスボディーと反撃。ジャーマンを防がれると岩本の身体に絡みつき、変形の卍固めで絞め上げていく。勝村はアミーゴにスタンディングストレッチ。

10分経過、再びジャーマンを狙う服部、岩本こらえてハリケーンドライバー狙い。背後に降り立った服部がロープに走るが、待っていたのは岩本の孤高の芸術。ここから一気に岩本が服部にたたみかける。
STOボンバーから脅威の肩固め、勝村のカットでギブアップこそ奪えなかったが、最近使い始めているドクターボム式シットダウンラストライドを豪快に決めるとカウント3。この技で岩本が勝利するのは初めてである。

第4試合

2016-03-05HEAT-UP_第4試合 PSYCHOとCHANGOの傍らにはISHIDAとジャージ姿のアラケンが。IWA格闘志塾コンビ入場、いつものようにコーナーで見栄を切る貴だが、その背後をCHANGOが急襲!まさかの奇襲に泡を食ってしまったか、オーバーガウンを使ったCHANGOのチョーク攻撃に苦しめられる貴。

自軍コーナーにCHANGOを押し込んで渡辺に交代、リストを極めて優位に立つと貴と交代。オーバーガウンを使ってCHANGOをひっぱたき、目には目をとばかりにCHANGOの顎髭を掴んでチンロック。「反則だろ!」とエプロンまで乗り出してきたアラケンに見せつけるかのように貴が攻める。
「さっきのお返しだ!」とコーナーでCHANGOの顎を踏んづける貴、IWA格闘志塾コンビがCHANGOを捕まえにかかる。渡辺のスタンディングレッグストレッチがリング中央で決まるが、背後では貴をPSYCHOが奇襲。「何やってるんだ!」と渡辺が場外に気を取られた隙を突いてCHANGOがスクールボーイ。逆に無宿が渡辺をローンバトルに追い込んでいく。
コーナーに宙吊りにさせた渡辺の首をたすきで締め上げるPSYCHO、「いいねいいね~」と言いながら拍手を送るアラケン。ガラ空きの渡辺にスライディングキックをぶち込んでいくCHANGO。その後も息のあった連携攻撃の前に防戦一方となる渡辺。

PSYCHOへのショルダースルーで反撃の糸口を掴んだ渡辺、ドロップキックで吹っ飛ばすと貴に交代。怒りの貴はPSYCHOにソバット、ゼロ戦キック。ブレーンバスターを切り返されソバットを食らうが、空中でPSYCHOを捕まえてサイドバスター。そしてサソリ固めへ...左手を突き上げ、人差し指を立てる「スモーピオン」がHEAT-UPのマットに蘇った。歓喜する一部の観客。カットに入ったCHANGOにもDDTからトラースキック。

10分経過、PSYCHOに串刺しエルボーを決めた貴だが、スクールボーイの要領でコーナーに後頭部をぶつけられてしまう。CHANGOに交代、トリッキーな動きからトップロープを使ってスタンガンを叩き込む。直後のクロスボディーをかわすと、貴は渡辺に交代。
渡辺はCHANGOにヘッドロック、頭頂部にパンチの乱れ打ち。胸板へのパンチでCHANGOをなぎ倒す。コーナーに乗せられたが、そこからCHANGOをヘッドロックに捕らえセカンドロープを使ってブルドッグのように叩きつける。ロープに走る渡辺、ここで無宿はブラインドタッチでPSYCHOに交代。
飛び込んできたPSYCHOがマンハッタンドロップ、CHANGOのシザースキック。CHANGOが貴をカットしている間にPSYCHOは串刺し竜巻蹴りからコークスクリューネックブリーカー。とどめとばかりにハイフライバムで舞い降りるが寸前で渡辺がかわす。戸惑うPSYCHOに渡辺のローリングクラッチホールド、カウント3を奪えないと見るやエビ固めで何度も丸め込んでいく渡辺。しかしここでアラケンが場外から村杉レフェリーの足を掴んで引きずり出す。

無法地帯となったリング内にISHIDAが乱入、CHANGOとの連携を繰り出す...はずだったが、渡辺が避けた次の瞬間貴のダブルラリアットが炸裂。邪魔なCHANGOを貴が串刺し右腕で排除、PSYCHOに串刺しDDT、渡辺のジャーマンで勝負あったかと思われたがCHANGOが懸命のカット。
まだ勝機はある、渡辺がPSYCHOをコブラツイストに捕らえる。顔面を掻き毟って脱出したPSYCHO、村杉レフェリーはパイプ椅子を振りかざすISHIDAを注意して見ていない。その隙に渡辺はCHANGOのブラックボックス攻撃をモロに食ってしまう。貴の動きをアラケンが止め、リング中央で合体攻撃画竜点睛が完璧に決まる。PSYCHOが片エビで押さえ込んでカウント3。

してやったりな表情のPSYCHO、コーナーにどっかり座って三本指を立てるCHANGO。これ以上ない無宿の連携に上機嫌なアラケン、まだまだ暴れ足りないと貴、渡辺、セコンドの近藤をいたぶっていく。完勝した無宿とうらはらに悔しげな表情を浮かべて退場する佐々木貴であった。

第5試合

2016-03-05HEAT-UP_第5試合 準決勝二つ目の試合、入場するなり峰雄は川村の股間を指差し「もっこりしてるだろ!」といちゃもんをつける。HEAT-UPユニバーサル王座を狙う那須、田村とリング上で対戦するのは久しぶり。しかしどうも峰雄は川村の股間が気になって仕方ない様子。やむを得ない形で両軍交代。

峰雄は動きまくってパンクラス封じに出るが、手を出さない川村に対し握手を求める。川村も堂々と受けるが、そこに峰雄の急所攻撃...顔色一つ変えない川村。モロに右ミドルを食らいコーナーに下がると「何か入ってるだろ!」とてっしーレフェリーに注意を促す。リング中央では川村が仁王立ち。
バックの取り合いからまたも峰雄が急所蹴り...動じない川村。「チェックしろよ!」抗議する峰雄に「言いがかりだろ!」反論する川村。しぶしぶてっしーが川村のショートパンツの中をチェックすると...「ファウルカップだろ!」急所をガードするため装着していた川村。
このやり取りで隙を突いた峰雄は川村に胴タックル。しかし川村は冷静に三角絞めへ...「ギャー!!」極めているはずの川村が悲鳴を上げる。「噛んだ!噛んだ!」峰雄の急所噛み付きが川村の三角絞めを打ち破った瞬間である。
そんな川村に対しても容赦ない田村、ストンピングからフェイスカット、低空ドロップキックを叩き込む。田村はスリーパー...コーナーからは峰雄が「レフェリー、ち○ち○押さえてるぞコイツ!」とツッコミが入る。どうやら川村は局部に大きすぎるダメージを負ったらしい。

田村がバックを取った瞬間、前方回転して膝十字固めで切り返す川村。那須に交代、田村に対してバチバチ打ち込んでいく。カウンターのウルトラタイガードロップは川村が難なく回避、田村のペースが徐々に崩されていく。
川村は逆片エビへ、セコンドに就いた近藤が檄を飛ばす中何とかロープへ。田村と那須のチョップ合戦、ニーを打ち込んだ那須がブレーンバスターへ。背後に降り立った田村、コンビネーションから右ミドル、アックスボンバーで那須をぶっ倒す。

10分経過、峰雄は「アックスボンバー!」と叫びながら那須にドロップキック。カウンターのマンハッタンドロップを繰り出すと川村がカットに入る。ミドルをぶち込んでいくが、蹴り足をキャッチしそのまま那須の局部目掛けて叩きつける。ジャンピングハイで川村を排除する峰雄。
お待ちかねのち○ち○ウォッシュタイム...しかしてっしーが身を呈してこれを阻止。那須が反撃のドロップキック、ところがヒットしたのはてっしー。レフェリー不在の中ち○ち○ウォッシュで弄ばれてしまう那須。とどめの局部ドロップキックからカバーへ...レフェリーは倒れています。
トップロープに登った峰雄、那須がロープを揺さぶると峰雄のみねぴょんがしたたかに打ち付けられる。何はともあれ優勢になった田村は那須に波状攻撃。しかし那須も稲妻レッグラリアットで反撃、川村と交代。

川村は右ミドルからフロントネックロック、フルネルソンバスターへ。着地した田村はロープに走るが川村再度右ミドル。ギロチンドロップからサッカーボールキック、走り込んで田村の首をキャッチすると首落としへ。峰雄がカットすると那須も入ってくる。ツープラトン攻撃を自爆させた田村、川村に対してその場飛びでウルトラタイガードロップ。

両軍交代、那須の打撃を掻い潜った峰雄はドロップキック。しかし那須も負けじと串刺しエルボーからPKへ。ここで15分が経過、残り時間5分以内で勝負が決しない場合両軍失格、無宿の優勝が決まる。那須と川村は交互に峰雄を蹴りまくる。カバーを返した峰雄に川村のフルネルソンバスターから那須がもう一発PK、田村が渾身のカット。
場外で川村が田村を引き付けると、那須はバックドロップ。空中で切り返した峰雄が押しつぶしてフォールへ、カウント2。キックをキャッチして首固め、カウント2。続いて峰雄はレッグラリアット、田村のミサイルキック、峰雄のデスバレーと繋ぐが川村が間に合う。
エプロンに川村を立たせた田村がアックスボンバーで排除、峰雄は那須をちんプラントで叩きつけるがカウント2。ならばと田村のバズソーから峰雄がスワントーンを投下するとカウント3が入る。難敵を退けた田村&峰雄がトーナメント決勝戦に駒を進めた。

エンディング

2016-03-05HEAT-UP_エンディング 勝ち誇る田村&峰雄、すると音も立てずに無宿の面々が場外に忍び寄る。
CHANGO「オイ、俺とPSYCHOさんの決勝の相手、決まったみたいだな。まあいいよ。那須晃太郎、お前無宿抜けて...なあ、どんな事してくれるんだろうな、どこまで行けるだろうなと見てたよ。だっせえ、負けやがって。オイ、お前はムカつく後輩だけどよ、ちょっと共感できるんだよ。田村和宏、新井健一郎、この二人がメインに入ってるこの数年変えてやる、それは俺もそう思うよ(館内から拍手)。オイ!田村和宏、次の決勝、俺とPSYCHO相手してやるぞ。お前の時代、引きずり下ろしてやる。那須晃太郎、それを指をくわえて見てろ。」
「自己主張いいじゃねえか!」CHANGOのマイクにアラケンも上機嫌。意気揚々と引き上げる無宿はこのアクションのみで終わった。

峰雄「田村さん、自分このHEAT-UPに出て間もないので、軍団のイザコザとかあまりよく知らないんですけど(館内笑い)、まあこのトーナメント優勝したら田村さん、ち○ち○を触らせてくれるってことで(館内笑い)。自分は今日、そのため、そのためだけで横浜来ました(何故か館内拍手)。次、3月19日王子BASEMENT MON☆STAR決勝戦、ち○ち○リーチですね(館内笑い)」
田村「日に日に身の危険を感じるけど…(館内笑い)まあね、優勝する目的が一緒だから、必ずみねぴょんさんと…(ざわつく館内)俺なんて言った?今。『目的は違う』か(館内笑い)。目指しているものは優勝でね、一緒だから...ああ(笑いが絶えない館内)、みねぴょんさん、優勝しましょうよ、ここまで来たらね!!あと一勝!!必ず勝ってね、HEAT-UP新百合ケ丘そして、とどろきアリーナに向かって益々ヒートアップしてまいりましょう!!」
峰雄「ヒートアップ!ヒートアップ!!」
かくして決勝戦のカードは田村&峰雄対PSYCHO&CHANGOに決定。峰雄のボーナストラックが王子で実現するのか、田村の時代を無宿が引きずり下ろすのか。

(記事・写真提供/HEAT-UP)

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