永島勝司 ゴマシオ親父のつぶやきR[第12回]

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旅客機が御巣鷹山に墜落した。

まさに晴天の霹靂。大事件である。乗客の中に坂本九がいた。
俺は当時、東京スポーツナンバースリーの編集局整理部長だった。

「すぐ、プロジェクトチームを組むぞ!」

その時だった。井上博社長(当時)がいきなり俺に言った。

「お前、何を考えているんだ、フグ(当時、俺の愛称)違うだろう。うちがそういう事を報道しても誰も東スポ読まないよ! 皆、朝刊を見るだけだろう。今お前がやらなきゃいけないのはプロレスだよ。一切構わないから、飛行機墜落事故よりも、今の東スポがなんであるか、それが一番大事だろ!」

世間が大騒ぎしている飛行機の大事故を無視しろというこの一言に、俺は反発もした。
しかし、俺はその瞬間から東京スポーツの使命というのは「これか!」と気付いた。確かに、東スポが事故の情報を報道しても朝刊にかなうわけがない。その時俺は本当に「そうか!」と思った。
これが俺の新聞記者としての人生を大きく変えてしまった。それは今でもずっと生き続けている。俺は編集局長を差し置いても事故の報道は全て共同通信にお任せ。フロントページは全てプロレスで飾った。

こんなことは誰も解らないだろう。その時から、新聞社の一つの取り組み方として、大きな大きな事実を俺に埋めつけてしまった。それが、東京スポーツの黄金期を築く礎になったと自負している。井上社長の一言。それ以後、俺がプロレスに携わっていくにしても全部生きている。平成の仕掛け人と言われても、俺の根底にあるのはこの一言が全てだ。人が信じられないことを自信をもって堂々とやり遂げることができる。それが全てだったんだよ。

先日、東スポを辞めた柴田記者と会った。彼には色んな葛藤があっただろう。俺が運動部長の時に無謀な海外出張をやらせた。それを柴田は、「あれは、大きな事だったです。あんな無謀なアメリカ出張を永島さんに言われた時、そりゃ、おかしいよ。と思った。でも、今になってみればあれが私の大きな財産になった。ありがとうございます」の言葉を聞いたとき、ブンヤにもこういうものが残っているのか。嬉しかったねぇ。

そして、今の東スポ。はっきり言っておもしろくねぇ。もっと真剣にプロレスに取り組め! 思いを入れた記事が無い。それは読者が敏感に反応してる。皆、期待してるのは、東スポがプロレスの裏を書く! それを知りたいんだ。まあ、俺が思うには、柴田記者は、そういう事を唯一書けた記者だと思っている。
まあ、それはともかくとして、今全盛を誇る新日本プロレスを報道する件に関しても、もっともっと読者が知りたい情報があるはずだ。それが東京スポーツの使命である、と思う。今は、どんだけ盛り上がっていても、明日は解らないプロレス界。その根本を東京スポーツに支えてもらいたい。浮ついたものでは無く、本物のプロレスを伝えてほしい。頑張れ、東スポ! 本当のファンはお前たちの報道を待っているぞ!

PS
暫く封印していたトークショーをやるよ!!
何が起こるかは、乞うご期待!
いよいよ今週の金曜日!!

永島勝司復活トークショー!〜スペシャルゲストにグレート・サスケ
日時:2015年8月7日(金)
開始:18:00
場所:東京都中野区本町4丁目43-15ミカサビルB1
   東京メトロ丸の内線 新中野駅3番出口より徒歩2分
会場費:2500円(税込・ワンドリンク付き)
定員:50名

※ご希望の方は、下記メールアドレスに、「永島勝司復活トークショー」参加希望と、フルネームでお名前を明記して送って下さい。これで、受付は完了です。会場費は当日、受付でお支払い下さい。
ods@nfp55.com
担当:笹原 080-4850-1844

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