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7月19日、大阪・大阪市立港区民センターで行われたHUB自主興行『毒人3』の全試合結果ならびに寸評は以下の通り。

HUB自主興行
毒人3
日時：2015年7月19日（日）
会場：大阪市立港区民センター
観衆：246人（満員）

▼第1試合　シングルマッチ 10分1本勝負
●ゴア
9分50秒　ラ・エスパルダ
○ビリーケン・キッド

ゴアの奇襲で自主興行幕開け。立ち上がりからスピーディーな展開で場内を沸かせる。ゴアが反則攻撃を巧みに織り交ぜペースを掴む。ビリーの掟破りのジャックハマーを皮切りにお互い相手の得意技を次々と繰り出し両者ダウン状態に。最後はエスパルダをお互いが仕掛けあったが本家ビリーが時間切れ寸前に執念で押さえ込んだ。試合後ビリーが次は時間無制限での再戦をアピールし互いの健闘を讃え合った。

▼第2試合　シングルマッチ 20分1本勝負
○ツバサ
10分40秒　ゲブラドーラ・トド・アルト
●レイ・パロマ

極上のポップスと最上のルチャの一戦。序盤は互いの持ち味を活かした目まぐるしいな展開で始まるも次第にパロマの妖艶な世界で煙に巻く。パロマが一気呵成に攻め込むもツバサも負けじと風車式バックブリーカーでパロマの大事な腰にダメージを与える。攻め時と見たツバサが鮮やかなアトランティス式バックブリーカーで仕留めた。

▼第3試合　5WAYマッチ 20分1本勝負
○マグニチュード岸和田
9分05秒　ラストライド→片エビ固め
●アルティメット・スパイダーJr.
※あとの3人はラ・ピート、タダスケ、ヲロチ

ヲロチの騙し討ちで四者が一斉に岸和田を狙い撃ちし乱戦の幕開け。全員が味方で全員が敵と言う頭脳を使う混戦模様が繰り広げられ、ダブルの雪崩式ブレーンバスターを狙う選手にスーパーパワーボムを放つと言う複雑な技のトーテムポールが完成するなど益々混迷を極める。最後は岸和田が必殺技LRで叩きつけ貫禄勝ち。

▼第4試合　シングルマッチ 20分1本勝負
▲くいしんぼう仮面
11分09秒　ダブルフォール
▲コンドル

因縁のライバル対決再び。曲者同士の虚々実々な駆け引きを仕掛けシュールな展開が繰り広げられる。くいしんぼうがコンドルの持ちこんだ虫取り網と殺虫剤を使ってから雪崩式フランケンを繰り出しコンドル虫の息。続いてゴム手袋にハンドクリームとタバスコを塗りたくりその手で毒手を狙い一度目は成功するも二度目は自爆し両者ピヨピヨ状態からラリアット相討ちしてしまいダブルダウン状態だがお互いの腕が相手の体に乗っていた為ダブルフォールの裁定が下りた。

▼第5試合　シングルマッチ 30分1本勝負
○GAINA
11分12秒　ラリアット→エビ固め
●TORU

TORUの奇襲場外弾で先制。GAINAも強烈なパワースラムで反撃し体格差を活かし優位に立つ。TORUは立体的な動きで活路を見いだしたい。得意技連発で攻め込むもラリアットで黙らせ鳴門海峡からラストライド→ラリアットで粘るTORUを黙らせた。試合後マイクを握ったGAINAが今日のTORUのフューチャー度は80％と認定しさらなる成長を促した。

▼第6試合　シングルマッチ 60分1本勝負
●HUB
22分33秒　ぶっこ抜き玄界灘→エビ固め
○玄海

入場するHUBの傍らには現在道頓堀プロレスでタッグを組むヲロチが付き添う。立ち上がりはお互いの再会をじっくり味わうかのようなオーソドックスな腕の取り合いで互いの感触を確かめ合う。徐々に激しい動きになりHUBが得意の尻尾攻撃を炸裂させる。それを口火に激しい打撃合戦で意地をぶつけあう。体格で勝る玄海がジワジワ優位に立つもHUBも捨て身の跳び技で反撃。HUBの顔面への尻尾攻撃に怒った限界がHUBのマスクに手をかけ尻尾をむしり取る暴挙に出る。その尻尾を腕に巻き付けてラリアットを見舞い肉体的にも精神的にも追い詰めていく。怒りに震えるHUBも道険笑歩で反撃すると玄海もスーパーマンパンチで一歩も譲らず。最後は渾身の玄海灘を返されたがぶっこ抜きの玄海灘を連発で決め熱戦に終止符。

試合後、玄海が去った後、マイクを握ったHUBが家族への感謝の言葉を述べ、愛する家族や変わらず応援してくれるファンへの恩返しとこの敗戦からの巻き返しを誓い、次回大会を12月6日（日）に天王寺区民センターで開催することを宣言し、満員の観衆も大声援で応え久し振りの自主興行を成功で終えた。

【記事提供／Rプランニング】