アイスリボン7.4横浜で紫春鬼が春山&あおいにリボンタッグ防衛!7.29後楽園でICE×∞王者あおいvs.FTE王者 美央のWタイトル戦が決定

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7月4日、神奈川・横浜ラジアントホールで行われたアイスリボン『横浜リボン2015・夏』。6.24後楽園大会で遂に悲願であったICE×∞王座を奪取しアイスリボンのトップに立った希月あおいは試合後、リボンタッグへの挑戦を宣言。あおいがパートナーに選んだのはJWPの春山香代子。それぞれの団体のシングル王者であり、JWPでは今年のタッグリーグ優勝するなど実績も文句なし。紫雷美央の引退までタッグ王者として君臨することを明言している紫春鬼にとっては、2度目の防衛戦にして最大の試練の場を迎えた。
開始早々奇襲攻撃を仕掛けたのは王者チームの紫春鬼。しかし試合が進むにつれてオレンジハッピーズが試合ペースを握っていく。ここぞという場面でタッグリーグ同様に連係技も決めるなど確実にベルト獲りに向けて試合を組み立てるオレハピ。追い込まれた王者チームだが、苦しい展開の中でも決して慌てることなく各々の役割を全うする。つくしが掻き回し、美央がその動きを冷静にフォロー。信頼という二文字が紫春鬼の根底にある。そして最後はその王者チームの信頼があるからこその底力が勝利を呼び込んだ。春山に合体式のスイングDDTを決めた紫春鬼。残るあおいを美央が電光石火の土蜘蛛に決めカウント3を奪ってみせた。まさに一瞬の切り返し。その一瞬を逃さなかったのが王者の王者たる所以だろう。シングル王者は強い。しかしタッグ王者にはタッグならではの強さがある。この日のタイトル戦はタッグ王者の強さを結果的に証明する形となった。

試合後、フォール負けを喫したあおいは「おい紫雷美央! お前が勝ったせいで私のハッピー計画が台無しだ!(とその場で激しく地団太を踏む)でもシングルのチャンピオンとして、お前私のベルトに挑戦して来い!」と美央をICE王座の初防衛戦の相手に逆指名。「お前負けたくせに自分勝手じゃねえの? 挑戦? シングルの? いいんですか、私がして?」と確認する美央に「当たり前じゃねえかよ!」と絶叫するあおい。「ありがたいです。引退前にシングルのベルトが狙えるっていうのは、めちゃくちゃワクワクします! 今この要領であおいさんのことクルッと丸めちゃうかもしれないですけど、大丈夫ですかね?」と挑発する美央に「そんなの覚悟して、私はいつもリングに上がっているんだよっ」とあおい。「いい覚悟いただきました。せっかくなんで、あおいさんの覚悟、そして私も時間がねえ。いろいろリスクを背負うならデカイ方が面白くないですか? ユニオンのFly to Everywhereワールドチャンピオン。これはシングルのベルトだから私が自由にできると思います。このベルトも一緒に賭けませんかその一戦に」と今度は美央からダブルタイトルマッチの提案が。「それは超ハッピーじゃねえかよ。こんなハッピーな事あるか!? ハッピーにする計画はな7.29後楽園ホールしかないんじゃないか!?」とあおい。「いい舞台だ! 次の後楽園ホールで、あおいさんのベルトと私のベルト、2本賭けでよろしくお願いします」と美央が語れば、あおいも「アイスリボンにはまだまだハッピーがたくさんあって、そして終わらないということを私が勝って証明します!」と切り返す。タッグ王座戦のエンディングはシングル王座を賭けた新たな戦いの幕開けとなった。

アイスリボン&JWP_藤本つかさ&中島安里紗のベストフレンズまた、6.24後楽園大会で初タッグを結成し、男色ディーノ&男盛という強烈なタッグに勝利した藤本つかさ&中島安里紗のベストフレンズ。女子プロ界のベストタッグチームを目指し、動き出した2人が横浜での対戦相手に指名したのは豊田真奈美&優華。
序盤優華がベストフレンズの集中攻撃を浴びる展開となったが、必死に耐え抜くだけでなく、反撃も随所に仕掛け豊田につなぐと、試合はコーナーからの飛び技が次から次へと繰り出される目まぐるしい攻防戦へ。試合は一進一退の展開となったが、その中にあってベストフレンズは連係こそ少ないものの試合の流れを見ながら、ベストのタイミングでのタッチワークで巧妙な試合運びをみせる。絶妙なタッチのタイミングゆえ一人が集中攻撃を浴びるシーンが減り、ベストの状態で相手に対することができる。最後は豊田に中島がジャーマン、藤本がビーナスシュートを決めると、優華には中島がエルボーを叩き込み、棒立ちとなったところを藤本がインフィニティを決めてのカウント3。最後のラッシュは2団体のトップ選手同士ならではの集中力と底力を存分にアピールするものだった。

試合後、最初にマイクを手にしたのは豊田。「つかちゃん。32人掛け準備は出来てる? すっごいつらいよ。本当につらいよ。(藤本がスクワット、腕立て伏せでアピール)そんなもんじゃないから。甘く見ちゃダメ。本当に。やった私が言うけど死ぬ思い。でもきっと藤本ならやってくれると思う。ぞくぞく集まったよ。アイスの選手はもちろん、29日にデビューする新人いるんだって?(藤本が「知っているんですか?」と尋ねると)知っているよ、私オタクだから。今日、優華が誕生日だってことも知っているよ。その子もメンバーに入っている。あとアジャさんもいるでしょ? なかなか手ごわいのばっかり揃えてるからね。あと誰にしようかな?(会場で観戦していた真琴を見つけて)おっ真琴! メンバー入ってよ。いいよね? 32人の中に真琴も入ります。じゃあそれまでにもっともっと、今のまんまで考えていたら本当に死ぬよ。楽しみにしていてね」と語り優華と共にリングを降りた。
その豊田に「32人。すごいメンバーを揃えていただくのはとても嬉しいんですけども、豊田さん。ちょっとはギャラのことも考えてくださいね。出すのアイスリボンなんで」と藤本が声を掛けた。中島からは「藤本さん。ベストフレンズ2回目のタッグですけど、どうなんですかね? まだまだタッグチームとしてはちょっとどうなのかなと思うんですけど、これからだと思うので、8月16日JWPの後楽園ホール、是非このベストフレンズで試合しませんか? どんどんうちらのタッグ盛り上げていきたいと思っているのでお願いします」とJWPでのベストフレンズ出陣をリクエスト。「断る理由ないでしょ! お願いします」と快諾した藤本は中島とがっちり握手。最後は中島が「そういうわけで、8月16日JWP後楽園ホール大会。対戦相手はまだ決まってませんけど。女子プロレス界を盛り上げていけるタッグになりたいと思いますので、皆さん是非よろしくお願いします」と語り締めた。

横浜リボン2015・夏
日時:2015年7月4日(土)
開場:11:30 開始:12:00
会場:神奈川・横浜ラジアントホール
観衆:280人(超満員札止)

▼エキシビションマッチ3分間
優華
0-0
長崎(練習生)

7.29後楽園ホール大会でのデビューが予定される長崎が初めて観客の前で戦う姿を披露。

▼第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
●柊くるみ/長浜浩江(WAVE)
6分20秒  レフェリーストップ
○宮城もち/235

くるみはもちの背中にフットスタンプを狙ったところ、バランスを崩し着地した際に左足をひねってしまいレフェリーストップ。長机を担架代わりにして控室へと運ばれたくるみはそのまま病院へ。結果は骨には異常なしとの事だったが詳細な診断は後日行われる。

▼第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
○真琴(REINA)
11分06秒 ライジングスタースープレックスホールド
●弓李

この春より通信制高校に通っているアイスリボンOGの真琴が、高校2年生弓李とのJK対決。最後はカウンターのサイドキックをクリーンヒットさせ、ダブルニーからのライジングスター・スープレックス・ホールドで弓李から3カウント奪取。

▼第3試合 しっぽコントラしっぽ シングルマッチ20分1本勝負
○新田猫子
9分48秒 ネ・コヒストラル
●藤田あかね

敗者しっぽ切りマッチとして行われた猫子vsあかねのシングル戦。熱狂的な中日ドラゴンズファンのあかねがドラゴンズのマスコットであるドアラをモチーフにしたしっぽ付きの新コスチュームにした事をきっかけとなり、猫子が「同じ団体にしっぽがあるのは1人でいい」とし今回の一戦へとつながった。あかねが猫子のしっぽを思いっきり引っ張ったところ、しっぽが取れてしまった。しかし猫子にはしっぽがしっかり生えている。前回の横浜大会でも見られた猫子のしっぽの脱皮だ。唖然とするあかねに矢継ぎ早に飛び技をヒットさせた猫子はネ・コヒストラルを決めカウント3を奪取。試合後ハサミを手にした猫子は嫌がるあかねのしっぽをハサミでチョキン。アイス唯一無二のしっぽ付きレスラーの座を死守した。

▼第4試合 スペシャルタッグマッチ30分1本勝負
○ 藤本つかさ/中島安里紗(JWP)
14分57秒 インフィニティ
豊田真奈美(フリー)/●優華

▼第5試合 シングルマッチ20分1本勝負
○星ハム子
11分29秒 スモウラリアット→片エビ固め
●世羅りさ

セミファイナルはハム子vs世羅の1年9ヶ月ぶりのシングルマッチ。世羅はダイビング・フットスタンプこそかわされたもののエアーズロックを完璧に決めたがハム子はカウント2でクリア。とどめとばかりに世羅は続けてエアーズロックIIを放つがハム子はまたもカウント2で返す。一瞬唖然とした表情を見せた世羅に、ハム子が怒濤の反撃。最後はスモーラリアットをヒットさせフィニッシュ。必死に食い下がった世羅だが、またもハム子のに敗退を喫してしまった。

▼第6試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合20分1本勝負
[王者組]○紫雷美央/つくし
18分45秒 土蜘蛛
[挑戦者組]春山香代子(JWP)/●希月あおい
※第34代王者組・紫春鬼が2度目の防衛に成功

エンディングのマイクを持ったのは紫春鬼。つくしが「皆様にご報告があります。」と前置きした後、「優華お誕生日おめでとう!」と優華を祝福。そこに会場奥から試合後病院に直行し検査を受けたくるみが松葉杖をつきながらもケーキを持って入場。まずくるみがマイクを手にして「さき程はご心配をおかけしてすいませんでした。でも骨には異常はなくて。今は悔しい気持ちでいっぱいなので、また後日病院に行って、早く治して復帰したいと思います。どうしても戻ってきたくて。優華お誕生日おめでとう!」とケーキも優華の前に。ろうそくを吹き消した優華はマイクを渡されると「朝から誰もお誕生日のこと言ってくれなくて…でも7月4日誕生日って言ってたよなって思って。でも忘れられていたから…嬉しかったです。ありがとうございました!」と涙ながらに感謝の言葉を語り、最後はなぜかあおいがマイクを奪い「プロレスでハッピー、アイスリボン!」の円陣を組んだ。

【記事提供/アイスリボン】※写真は6.24後楽園大会より

サマージャンボリボン
日時:2015年7月29日(水)
開場:18:00 開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール

<決定カード>
▼ICE×∞、Fly to Everywhereワールドチャンピオン ダブルタイトルマッチ
[ICE×∞王者]希月あおい
vs.
[FTE王者]紫雷美央
※第20代ICEx∞王者あおいの初防衛戦&第7代FTE王者・美央の初防衛戦

▼藤本つかさ32人掛け 1分×32人
藤本つかさ
vs.
[?人目]真琴
[?〜?人目]7.29デビューの長崎を含めたアイスリボン所属選手
[?人目]アジャ・コング
[31人目]中島安里紗
[32人目]豊田真奈美
※その他の参戦選手も豊田が選ぶ

▼長崎(練習生/リングネーム未定)デビュー戦

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