【試合詳細】12・25 アイスリボン道場マッチ 【トライアングルリボン選手権】真白優希vs 松澤さんvs本間多恵 真白優希&海樹リコvs星いぶき&星ハム子 弓李&朝陽vs 石川奈青&海乃月雫 トトロさつき&櫻井裕子vs咲蘭&松下楓歩 

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『アイスリボン1249~真白優希プロデュース~真白優希ラスト道場マッチ』
日程:2022年12月25日(日)
開始:15:00
会場:アイスリボン道場
観衆:79人(満員札止め)

▼トライアングルリボン選手権試合15分1本勝負
【王者】○真白優希
6分40秒 スモールパッケージホールド
【挑戦者】松澤さん
※第44代王者6度目の防衛に成功
※もう1人は本間多恵(フリー)

▼タッグマッチ15分1本勝負
○トトロさつき/櫻井裕子(COLOR’S)
11分06秒 体固め
●咲蘭/松下楓歩

▼タッグマッチ15分1本勝負
弓李/○朝陽
14分12秒 ちゃんまるボーイ
●石川奈青/海乃月雫

▼真白優希ラスト道場マッチ タッグマッチ20分1本勝負
●真白優希/海樹リコ(SEAdLINNNG)
11分06秒 ハムロール)
○星いぶき/星ハム子

真白優希がラスト道場マッチでダブルヘッダーの大車輪!トライアングルリボンV6達成で王者のまま引退へ!

前説


最初で最後の真白プロデュースによる真白の道場ラストマッチ興行。試合前の前説も真白が1人で担当。今大会の対戦カード、見所を自ら紹介した。

第1試合


 真白本人のプロデュースによる真白にとってのラスト道場マッチ。オープニングマッチに組まれたのはトライアングルリボン王座戦。1月16日後楽園ホール大会で尾﨑妹加から奪って以来、6度目にして、真白にとってのラスト防衛戦だ。開始と同時に真白が2人に攻撃され、松澤さんが真白にカンパーナを決める。その流れで松澤さんがカバーに入るも、これは本間がカット。松澤さんにコーナーに振られた真白だが、逆に松澤さんを振り、さらに本間もコーナーに振ると、2人まとめて串刺しドロップキック。さらに本間にキーロックを決めると、松澤さんも本間にキーロックを決め2人で本間を攻める。ロープに逃れた本間が場外エスケープ。真白が松澤さんにエルボー、太鼓叩きを決めると、松澤さんはモンゴリアンチョップで応戦。真白が松澤さんをカバーに入ったところでカットに入った本間が真白に串刺しエルボー、ショートレンジのドロップキックをヒットさせ脇固めに入る。カットに入った松澤さんを本間がアキレス腱固めに決め、真白と2人合わせて絞め上げる。松澤さんがロープに逃れて場外にエスケープ。真白は本間に目突きを狙う。真白の腕を掴みガードした本間だが、真白はボディへの正拳突き。そこに松澤さんが長ネギを持ってリングイン。真白にフルスイングするが、真白がよけ、本間が長ネギを浴びてしまう。松澤さんは本間と真白をコーナーに振り寝かせると、開脚ボディアタック。さらに長ネギを2本手にしてコーナーに上がると、真白と本間に振り落とす。2人まとめてカバーに入る松澤さんだが、カウントは2。本間が松澤さんをスクールボーイ。カットに入った真白が本間を丸め込み。カットに入った松澤さんが真白を丸め込み、さらにカットに入った本間が松澤さんを丸め込むと、真白が2人まとめてジャックナイフもカウントは2。松澤さんが真白にスタナー。本間が松澤さんに長ネギをフルスイング。本間がコーナーに上がると、真白が追いつく。そこに松澤さんが長ネギを持って襲い掛かる。真白がよけて、本間が長ネギの餌食に。真白は松澤さんのバックに回って丸め込み。一度は返した松澤さんだが、続けて真白が丸め込みカウント3を奪取。真白が松澤さんを下し、トライアングル王座を防衛。王者として引退することとなった。

第2試合


 トトロ&櫻井の大型コンビに挑むのは、真白にとって後輩となる咲蘭と楓歩の同期タッグ。開始早々、トトロにロックアップを挑んだ咲蘭。まったく動かないトトロに楓歩が咲蘭の後ろから押すがトトロが逆に2人まとめてロープ越しに押し込みパワーの差を存分にみせる。咲蘭と楓歩は機動力とスピードで勝負。ダブルのはりつけドロップキック、ダイビングボディアタックを続けてトトロに決めたりと、同期ならではの息の合った連係をみせるが、どっしり構えたトトロと櫻井を追い込むには至らず。最後はアシストに入った櫻井が咲蘭をボディスラムで叩きつけ、そこにトトロがボディプレス。最後はカミカゼを決め、咲蘭からカウント3を奪った。

第3試合


 真白の同期である石川は真白のコスチュームで入場し、海乃との青海(=ブルーオーシャン)タッグで、弓李&朝陽のキュウリの“朝”漬けタッグと対戦。石川はスタートから真白ムーブをみせるが、まったく相手の動揺を誘えず。一方の弓李と朝陽もいきなりロープ際にうずくまって泣き出す陽動作戦に出るも、これは海乃が「ウソ泣きするな!」と2人の頭を叩き、まったく相手にせず。なぜかそこに石川が加わって泣き出すと、パートナーの海乃から首を絞められてしまう。なおも真白ムーブを続ける石川を弓李と朝陽が集中攻撃。弓李は石川にキャメルクラッチを決め雑巾で貌を拭くと、さらにその雑巾で石川の口をふさぐなど、やりたい放題。石川が「ホワイトー!」のアピールからのボディアタックを狙うも、これも2度、阻止されてしまう。流れを変えるべく海乃が石川をアシスト。しかし初タッグにして息の合った連係をみせる弓李&朝陽が試合の流れを掴み、石川に3度目の正直でダイビングボディアタックを許すも、その石川に弓李がダイビングボディアタック、朝陽がダイビングヒップアタックを続けて決め、最後は朝陽が、120%スクールボーイならぬ、ちゃんまるボーイでフィニッシュした。

第4試合


 真白にとって道場での最後の試合。真白は同期であり、プライベートでも仲のいいシードリングの海樹リコとの「令和のベストフレンズ」で親子スターと対戦した。試合前の握手を交わし奇襲攻撃を仕掛けた親子スターだが、これを蹴散らした真白と海樹が親子スターをコーナーに振り、同時串刺しドロップキックから同時お・し・り・ダーッを決める。さらに親子スターを場外に落とし、養生テープで2人を抱き合う体勢でぐるぐる巻きにし、精神的ダメージを与え、いぶきvs海樹でリング上の戦いへ。海樹がエルボーを叩き込めば、いぶきが渾身の水平チョップで応戦。3度のラリーからいぶきがダブルチョップを決めると、真白がアシストに入り、2人でいぶきをロープに振る。クローズラインは切られるも、すぐにいぶきの足を払いテイクダウンさせると、海樹がキャメルクラッチに決め、そこに真白が顔面ドロップキックの連係。さらに海樹がドロップキックをヒットさせカバーもカウントは2。海樹をいぶきがタックルで倒しハム子に交代。海樹をタックルで吹っ飛ばしたハム子は突っ張りを連打。海樹がボディへのパンチで応戦するが、ハム子は「効いていない」のポーンポーズ。すかさず真白が入り、ハム子のおへそに目付き。さらに海樹と真白がベストフレンズ式ダブルのドロップキックをヒットさせる。海樹の投げをこらえたハム子が海樹のバックに回りいぶきを呼び込む。いぶきがトラースキックも海樹がかわし、ハム子に誤爆。海樹がハム子をノーザンライトもカウントは2。海樹から真白に交代。真白がハム子にドロップキック。フォールに入るがカウント2。真白がアームロックへ。ロープに逃れたハム子に真白がはりつけドロップキック。カバーに入るがカウント2。真白が足踏みを狙うが、ハム子がよける。何度目かの攻防で真白がフェイントから足踏みを成功させ踏みつけるが、ハム子は腹ウォッシュで応戦し、シャイニング腹ザード。カバーに入るがカウント2。真白vsいぶきへ。いぶきがドロップキックから親子の絆=サンドイッチボディアタックを決め、真白をコーナーに振るとセコンド陣にリングに上げ、さよならトレイン。なんと身重の藤本が途中、リングに入り、得意のクラウチングスタートのポーズから対角を走る。串刺しドロップキックはするのかとみんなヒヤヒヤしたが、真白に笑顔で抱きつく。続いて海樹がエルボー。いぶき、ハム子が続けて真白を抱きしめ、真白を転がすと、いぶきがハム子を背負ってのおんぶプレスからフォールもカウント2。いぶきが水平チョップを狙うが、真白がかわしエルボー。この攻防が2度続く。いぶきが思わず「真白!1発受けてくれ!」と叫ぶ。それでもチョップをガードする真白に、いぶきが強引に1発叩き込む。ダメージ大の真白だが、海樹がアシストに入り激を飛ばし、2人でいぶきをダブルのブレーンバスターで投げる。真白がカバーに入るもカウント2。海樹がミサイルキック、続けて対角から真白がボディアタックを決めフォールもカウント2。裏打ちを狙う真白。いぶきがこらえ、カットに入ったハム子がタックルで真白を吹っ飛ばし、いぶきがノーザンライトからフォールもカウント2。真白がビーナスクラッチを狙うが、いぶきが逆にビーナスクラッチ。カウントは2。いぶきのグッドいぶニングを真白が切り返し丸め込むがカウント2。真白がグッドいぶニングもカウント2。真白が首固めもカウント2。真白が特盛クラッチもいぶきが切り返しカウント2。ここでハム子が入り、ハムロール。続けていぶきがハムロールを決め、真白からカウント3を奪った。

〈試合後のリング上〉
真白「ちょっと2試合するのは…疲れています。ハムさんといぶさん、対戦してくださり、ありがとうございます。リコも今日のためにアイスに出てくれてありがとう。ここで私は今日が最後の道場マッチになってしまいましたー!引退する実感がまだ沸かないんですけど、最後まで全力を出し切れたかなって思いまーす。ちょっと、1人1人感想を聞いていこうかな。いぶさん、どうぞ、感想を」
いぶき「真白とはプロサーに通っていた頃から仲良くしてもらって、デビューしてからもいろんなことを相談するようになって、すごい真白とは何て言うんだろう…真白が引退するって思っていなかったから、真白がいなくなるんだって実感するようになってから、すごい悲しかったし、真白が辞めるんだったら、自分も辞めようかなって思ったときもあったけど、でも真白の分まで、これからアイスリボンを引っ張っていかなきゃいけないって思わせてくれたから、真白の分まで頑張るから、引退してからも応援していてほしいなって思います。」
真白「はい、応援しますよー。見てますよ。」
いぶき「ありがとう、真白。」
真白「ハムさんもどうぞ。」
ハム子「真白とは引退を発表するまで1回もからんだことがなくて、引退発表してから真白の希望カードにハム子がいっぱいあったんですよ。私ね、何か申し訳なくて、私じゃなくて、もっと違う選手とやればいいのにって言ったんですけど、真白が“ハム子さん、お願いします”って言ってくれて、それがすごい嬉しくて、私もキャリア長くなって、後輩に先に旅立たれることが多くて、私はいつまでアイスリボンの最年長で一生懸命にやらなきゃいけないんだろうって思うんですけど、でも、私はエースっていう器ではないかもしれないんですけど、アイスリボンには星ハム子がいて支えているのよって、みんなにわかってほしいなって思っています。真白、引退ロードに私を選んでくれて、今日も選んでくれて、最後まで真白らしさを見せてくれてありがとうございました。ラストも真白らしくいけるか!」
真白「はい、いけます。」
ハム子「OK!ガンバレ!ありがとうございました。」
真白「リコもお願いします。」
海樹「今日は道場マッチのラストで、自分を隣に選んでくれてありがとうございました。同い年で同期っていうのが、本当に貴重で、すごく頼りになる存在でした。優希の引退を初めて聞いたとき、優希のいろんな話を聞いてきたから、頑張ってねって言えたんですけど、家に帰って1人でずっと泣いていたぐらい悲しくて寂しかったです。でも優希の引退が決まって、引退ロードで試合をしている優希を見て、すごくかっこよくて、頼もしい同期だなって思って、自分も負けられないって思いました。28日のSEAdLINNNGで組ませていただくのが最後になるんですけど、それまで真白ワールドを自分も堪能しようと思いまーす!28日もよろしくお願いします!」
真白「お願いします。そして今日、裁いてくださったMIOさん、ありがとうございます。MIOさんには私が練習生時代のときから指導してくれたコーチであって、真白優希というレスラーを作ってくださった方です。よく面倒を見てくださって、いろいろ怒られたりとかしましたけど、私がこうやって成長できたのも、練習生時代、デビューしてからも練習を見てくださったMIOさんのおかげです。ありがとうございました。」
MIO「本当は私もまだ子供産んだばっかりで、ちょっと体調微妙だな。1試合2試合して様子みながらで、全部を1興行裁いて、大丈夫かなって思ったけど、お前が引退するから間に合わせたよ!お前のために体調を整えてきたようなものなんで、本当、最後を見届けられて良かった。私がいない間にいろんな人がいなくなった。いつの間にかいなくなっている人が多かった。最後を見届けることができた。ちゃんと教えられた。ありがとう。また後楽園もしっかり見届けるから、絶対にケガするなよ!」
真白「はい!」
MIO「よし!」
真白「つっかさんもリング上がってくださってありがとうございます。あのースタートダッシュを見たときに、ちょっと泣いてしまいました。やっぱり、つっかさんがレスラーだった頃、あ、今もレスラーだった!ほんと、ごめんなさい。けっこう試合をたくさんしてきたので、なんかそういう思い出が思い出されて、私の中でもグッときてしまいました。ありがとうございます。」
藤本「私にも中島安里紗というベストフレンズがいて、その関係もあって、海樹リコのデビュー戦の相手をさせていただきました。そのつながりで真白のデビュー戦の一枠にリコちゃんをオファーしたいなと思って、呼んだことがきっかけで2人がこうやってリング内外でベストフレンズになってくれたことがすごく嬉しいよ。少しは真白のレスラー人生のきっかけを作ってあげられたのかなって思って、それがひとつの誇りでもあります。真白はデビュー前からずっと泣いていたり、笑っていたり、本当に感情を揺さぶられることが多くて、私は本当に真白ワールドが大好きです。なので、いつまでも真白らしく明るく元気に、たまにちょっと弱いところも見せつつ、これからの人生を頑張ってほしいなと思います。生まれたらだっこしてね。」
真白「はい、だっこします!ありがとうございます。今日、参戦してくださった方々、ありがとうございます。私のためにこんなにたくさんの人が来てくださって、私は幸せ者だなって思います。プロレスラーを始めて、プロレスに出会って良かったなって思っています。私の人生の中にとても濃い時間ができたなって思っています。プロレスっていう競技というか試合は本当に素晴らしい世界だなって思っています。私は去っていきますけど、これから残っていく人たちの活躍を、皆さんも応援してくださったらいいなって思っています。今日は私のためにありがとうございまーす。今日、参戦してくださった方、リングに上がってきてください。」
最後は真白が「最高のベストな状態で、12月31日を迎えます。皆さんも応援に来てください!プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で最後の道場マッチを締めた。

〈試合後の真白優希〉

――最後の道場マッチが終わりました。
「最後ですよ。終わっちゃった…実感沸きませんよー。なんかまだまだ来年も続けてそうな勢いなんですけど、今日は2試合して出し切ったなって思っています。なんか…なんだろう…すごくプロレス、こういうプロデュース興行するのも初めてだったんで、お客さん来るのかなとかすごい心配だったんですけど、こんなにすごいたくさんの方に来ていただいて、リングサイドまでお客さんがいたんで、本当に嬉しかったです。私的にほんとうに嬉しいなって思ったし、真白優希のことを応援してくださる方がこんなにたくさんいてくださって、すごく幸せ者だなって、すごく思いまーす。31日まであとも…今週か、早いものですね。私はあと3試合あるので、まだあれですけど、すず戦に向けて気合が入りまくりなので、頑張ります。」

――道場マッチで思い出すことってなんですか?
「ベストフレンズ興行やったとき、あるじゃないですか?あの週ってめちゃくちゃ忙しかったことを覚えていて、なんかずっと試合していた中で、べスフレ興行で昼夜で、私たちも試合したのを覚えていて、それが一番印象に残っています。あとは、あ、ここでガチャ王が生まれたんですよ。すずさんとの復帰戦のときに。それも覚えています。いろいろありましたね、道場。」

――道場が最後っていう、寂しい思いはありますか?
「寂しい思いはあるんですけど、もう吹っ切れました。寂しいけど…寂しいけどね。私はこれからの人生もあるので、前を向いて頑張っていこうかなって思っています。」

――アイスリボンでは残り1試合になりました。
「そうですよ。早いですね。最後は全部、体の脂肪まで出し切って、脂肪出し切ったらヤバイか(笑)。全部出し切ります。すずさんに全部の技を出しきって、私がワン・ツー・スリー取りたいと思います。勝って引退します!」

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