稔がTAJIRIへのリベンジを誓い、大和は新たなる挑戦『大和チャレンジ』をスタート!?藤原組長の関節技セミナー開催決定
WRESTLE-1の5.16新宿FACE大会で、EWPインターコンチネンタル王座を懸けてTAJIRIと対戦し、Mr.ロバートの不公平なジャッジも相まって苦杯を舐めた田中稔。その試合後のリング上でTAJIRIがクルーザー王座への挑戦を要求。5.23新宿FACE大会でクルーザー王座を懸けTAJIRIと再戦を行う稔に今の心境を聞いた。
ーー改めて先日のEWPインターコンチネンタル王座戦を振り返ってみていかがでしょうか?
稔「ラウンド制には自信があったし、ロバートがサブレフェリーだからとか関係なく間違いなく防衛するつもりだったんで…モチロン汚い手段のオンパレードでしたけど、ロバートをサブレフェリーに認めたんだから完璧に3カウント取られたこと、EWPインターコンチネンタルを奪われたことは受け入れなきゃ仕方ないとは思っています」
ーーTAJIRI選手と戦ってみて、印象などに変化はありましたか?
稔「TAJIRI選手とは、俺がバトラーツ時代にUWA世界ミドル級のベルトを持っているとき…まだ彼がECWやWWEで世界的な大活躍をするもっと前の1998年に闘っているんです。もう次から次へとルチャのテクニックの引き出しを開いてくるとんでもないテクニシャンで、一回目にバトラーツでやったUWA世界ミドル級タイトルマッチは後楽園が観客の重低音ストンピングで大騒ぎになりっぱなしの試合だったんで、17年振りのシングルを楽しみにしていた部分もあったけど俺の考えが甘かったですね…。もうあの頃の“大日本プロレスの田尻義博”ではないんだっていう頭の切り換えが完全に出来てないままでしたから、そこはまず反省点です」
ーー5.23新宿FACE大会ではそのTAJIRI選手と先週に引き続き、今度はクルーザー級のベルトを懸けて戦いますが、何か対策などはあるのでしょうか?
稔「彼が取りたい大本命はクルーザーディビジョンでしょうからね。EWPのときよりもロバートを駆使して絶対に取りに来ると思いますから、もう”TAJIRI対策“というよりは”ロバート対策“ですね。TAJIRIが「メインレフェリーに不測の事態が起こったときにサブレフェリーがメインレフェリーをサポートする」みたいに言っていましたから、とにかくまずロバート対策としてメインレフェリーの神林さんに簡単にはダメージを負わないよう体を鍛えてもらおうとレッスルフィットや合同練習に送り込んでカラダを鍛えてもらっています。神林さんはもともと器械体操をやっていましたから身軽なので、ダメージに強いカラダを作って動体視力を磨いたら不測の事態には対処出来ますから。とにかくロバートを出さないためにメインレフェリーに不測の事態が起こらないようにするのが最大の対策ですよ、ホントに」
ーー最後に、次のクルーザー王座の初防衛戦に向けて意気込みをお願いいたします。
稔「TAJIRIが会見で『昔から付き合っている女よりも新しくゲットした女を大事にする』とか『EWPをバカにしている』とか言われましたけど、EWPインターコンチネンタルはムチャクチャ大事なベルトなので。23日にTAJIRIからクルーザーディビジョンを防衛したらもう一回EWPインターコンチネンタル選手権をやってベルトを取り返して4冠チャンピオンになります!」