K-1 7.4代々木のスーパーファイト3試合決定!-60kg王者の功也「しっかりトドメを刺す」-55kg王者の武尊「55kgを一番激しい階級にする」弘嵩vs.闘士は早くも火花

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5月12日(火)東京・GSPメディアセンターにて、7月4日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN 〜-70kg初代王座決定トーナメント〜』の追加対戦カードが発表された。

スーパーファイトでの出場が発表されていたK-1 WORLD GP-60kg初代王者・卜部功也、K-1 WORLD GP-55kg初代王者・武尊、第4代Krush-60kg級王者・卜部弘嵩の対戦相手が決まった。

4月大会でハビエル・エルナンデスに勝利し、さらなる強豪との対戦を希望していた功也はウクライナのコンスタンティン・トリシンと対戦する。トリシンは過去にK-1MAXに出場した経歴(大宮司進に判定勝利)があり、その後は数々のタイトルを獲得。昨年は元IT’S SHOWTIME世界王者セルジオ・ヴィールセンにも勝利している。

会見に出席したK-1前田憲作プロデューサーは「トリシン選手は前回の来日時、トリッキーなバックキックを使うスタイルでしたが、今は馬力がついてガツガツ前に出ていく選手になりました。トリッキーなスタイルと前に出るスタイルを使い分けること、そしてオーソドックスとサウスポーを使い分けるスイッチヒッターなので、誰と戦ってもやりづらい選手だと思います」とトリシンの実力について語る。そして功也に対しては「功也選手はチャンピオンとして勝利を飾ることはもちろん前回以上のインパクトを残すことがテーマだと思います」と王者としてのハードルを課した。

これを受けて功也が挨拶、前回の反省を語ると共にトリシン戦への意気込みを語った。

「今回もいい選手を連れて来てもらい、感謝しています。トリシンはタイトルもたくさん持っていて、ヴィールセンにも勝っているので、世界的にも強い選手だと思います。前回の試合では、内容は完封できたけど、チャンピオンの仕事は出来ませんでした。今回はチャンピオンとしての仕事を成し遂げたいなと思います。(王者としての仕事は)やっぱりKOですね。KOが一番お客さんにとって分かりやすものだと思うので、KOを目指します。アグレッシブな選手も多い中で自分にしか出せない綺麗な倒し方をしっかり見せたいと思います」

さらに功也は同大会に出場する兄・弘嵩へのライバル心をのぞかせる。「他の試合で意識している選手は?」という質問を受けると「兄ですかね。同じ階級のライバルなので。兄には負けたくないです」と即答。5月のKrush後楽園大会でKO防衛に成功した弘嵩が功也VSエルナンデスを「つまらない」と切り捨てたことについて「この野郎と思いました。そこまで言うかなって思いました(苦笑)。なんですかね…兄らしいかなと思うけど、客観的に見てそういう言葉が出たと思うし、兄にも認めてもらえるようなKOをしたいという気持ちです」と胸の内を明かす。

会見の最後を「前回は想像を超える試合をすると言ったのですが、それを実行できませんでした。だから今回はパーフェクトなゲームをして、しっかりトドメを刺したいと思います」と締めた功也。本人も口にしているように強豪トリシンからKOを収められるかどうか? これが今回のテーマになったと言えるだろう。

2015-7-19K-1WGP_武尊続いて4月大会でK-1 WORLD GP-55kg初代王者となった武尊の対戦相手が発表された。武尊と対戦するのはアルジェリアのハメッシュ・ハキムだ。ハキムはカリム・ベノーイやディラン・サルバドールを擁するフランスの名門Team Nasser KがK-1に送り込む軽量級の実力者で、前田プロデューサー曰く「39戦35勝(17KO)とKO率が高く、アグレッシブな選手です。ムエタイベースで武尊選手と同じく右フックが強い選手なので、激しい打撃戦が期待されます」という激闘派だ。

K-1王者として初戦を迎える武尊は「4月にチャンピオンになって、すぐ試合が組まれてうれしく思います。相手はアグレッシブな選手ということで、55kgは最軽量ですが、一番KOの多い、一番アグレッシブで、一番激しい階級にしたいので、バチバチの試合をしてKOで勝ちたいと思います」と堂々と宣言。

地元・鳥取でタイトル獲得の報告会を行い「今まで自分のことを知らなかった人たちも、K-1チャンピオンになったことでたくさん来てくれました。サイン会には県外からも人が来てくれて、僕は有名になることが目標なので、反応が大きくてうれしくなりました」と“K-1王者”の影響力を話す一方、「毎回試合になると細かいことを考えなくなっちゃうので、自分がチャンピオンとか一番とかは考えない。気持ちでは世界で誰にも負けないので、それを試合で見せて倒したい」と試合への臨む気持ちは変わらない。

最後は「いつも言っているようにその大会の中で一番輝いて、一番目立って、武尊が一番かっこよかったと言われるような試合をしたいと思います。7月4日は僕のいつも通りのKO勝ちで激しい試合をするので、たくさんのご来場お待ちしております。僕のKOとバク宙を楽しみにしておいてください」とKO勝利をファンに誓った。

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