K-1 7.4代々木大会で-65kg初代王者ゲーオと対戦する左右田「僕がK-1のリングに興奮と感動の雨を降らせる」マサロと対戦する木村「K-1のスターは俺しかいない」

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5月8日(金)東京・GSPメディアセンターにて記者会見が行われ、7月4日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN ~-70kg初代王座決定トーナメント~』の追加対戦カードが発表された。

今大会のスーパーファイト第1弾として、K-1 WORLD GP-65kg初代王者ゲーオ・フェアテックスvs.左右田泰臣、木村“フィリップ”ミノルvs.マサロ・グランダーのスーパーファイト2試合が決定した。

昨年11月のK-1 WORLD GP-65kg初代王座決定トーナメント決勝で対戦したゲーオと左右田。この試合に勝利して初代王者に就いたゲーオだが、1月の代々木大会では木村にダウンを奪われて判定負け、出場を予定していた4月大会も負傷欠場するなど、トーナメント優勝以降、チャンピオンらしさを見せていない。一方の左右田は4月大会で“65kg日本一決定戦”と言われた久保優太とのスーパーファイトに勝利し、ゲーオへのリベンジのチャンスをつかみ取った。

左右田は新日本プロレスのオカダ・カズチカ&外道からプレゼントされた挑戦権利証を持参して会見に登場。ゲーオ戦に向けての意気込みを語った。

「ご存知の方もいらっしゃると思いますが、オカダ選手と外道選手からプレゼントされた権利証を久保選手から守ることができました。次は当然タイトルマッチだろうと思っていましたが、スーパーファイトという形になりました。最初にオファーを受けた時には『どうしよっかなー』と思いましたが、自分なりに答えが出て納得したので、この試合をやろうと思いました。今、K-1は黄金時代に突入しようとしています。僕がK-1のリングに興奮と感動の雨を降らせようと思うので、しっかり仕上げようと思います」

続く質疑応答で左右田はゲーオのトーナメント以降の試合について言及。「僕が見た試合は木村選手との試合しかないので、何とも言えませんが、ダウンを奪われて負けてしまって、ちょっと残念だったという部分はありました。試合は生ものでやってみないと分からないですが、1月に負けて、4月を欠場して…ゲーオ選手はチャンピオンというよりも、11月のトーナメントで優勝して“ベルトを持っている人”という印象しかない。あれからチャンピオンとしての仕事はしていないと思います」と王者としての不甲斐なさを厳しく指摘する。

逆に左右田は11月にゲーオに敗れて以降「ゲーオ対策というより、年末からゲーオ戦の反省点を修正してやってきた。それが久保選手との試合で少し出せたと思うので、さらにそこをしっかり修正していきたい」と自らの進化に手応え。「K-1参戦当初から言っていることですが、僕がK-1に出るときは必ず会場に感動と興奮の雨を降らせます。チャンピオンになったにも関わらず、スーパーファイトで負けて、負傷欠場で試合に穴を空けてしまう、くすんだゲーオには沈んでもらいます」とゲーオに通告した。

会見に同席したK-1前田憲作プロデューサーは「王座決定トーナメントでは圧倒的な強さで優勝したゲーオ選手ですが、1月の木村戦では不覚のダウンを奪われて判定負けを喫し、4月大会も負傷欠場となってしまいました。しかし傷の状態も良くなり、今回はベストな状態で上がってくれると思います。一方の左右田選手は久保選手との65kg日本一決定戦の位置づけの試合に勝利し、今、最もゲーオ超えに近い選手です。前回の対戦ではゲーオ選手がポイントを取って勝利していますが、左右田選手もボディ攻撃でゲーオ選手を苦しめて、圧倒的に負けていた印象がありません」とゲーオと左右田の間に大きな差はないと予想。

1日3試合のワンデートーナメントではなく、一発勝負のスーパーファイトで対戦することに触れて「お互いにダメージなしの状態で戦えるスーパーファイトでは、前回と同じような試合にはならないと思いますし、新しい展開が生まれると思います。ハイレベルな技術戦を期待しています」と前回とは違う試合になると明言した。

今後の65kg級戦線を占う重要な一戦、王者ゲーオが輝きを取り戻すか? それとも左右田がリベンジを果たして宣言通りに感動と興奮の雨を降らせるか? 

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