W-1クルーザーディビジョン初代王者決定トーナメントに向けてカズがファンクショナルトレーニングに挑戦
4月14日、WRESTLE-1の4.19川口大会でW-1クルーザーディビジョン初代王者決定トーナメント1回戦を闘うカズ・ハヤシが、GENスポーツアカデミーチーフマネージャー房野哲也氏に指導を仰ぎ、練習を行った。
普段とは違った練習に対し苦悶の表情を浮かべるが、同時に非常に充実した様子のカズ。どのような意図があってこの練習を行ったのか、またトーナメントについても改めて話を聞いた。
ーー本日、房野氏の下で「ファンクショナルトレーニング」を行っておりましたが、具体的にどんな目的でこのトレーニングに臨まれたのですか?
カズ「今までにないというか、呼び起こさなきゃいけない自分の感覚。体力とかそういうのではなく、身体の感覚なんですよね。レスラーをやってきた中で、こういう風な動きをやっていたなっていうのがあるんだけど、それがなかなか出てこないというか。しなくなっちゃったりね。その感覚を呼び起こすためには、身体をどうやって使っていくかというトレーニングが必要なんですよね。そのために今回房野さんにお世話になりました」
ーー4.19川口大会では児玉裕輔選手と1回戦で当たります。過去に1度シングルマッチで当たっているとのことですがどんなイメージをお持ちですか?
カズ「…団体としての重要なポジションを任されていた、メインイベンターとしての修羅場というのをくぐってきた人間。そういった感じがしますね。そうじゃないと感じられないプレッシャーを感じる」
ーー1回戦で闘う上で対策というか、気をつけることはありますか?
カズ「まぁ既に児玉対策はバッチリできているので。皆様のご想像通り僕が勝ちます」
ーー田中稔選手と決勝を戦うとおっしゃられていましたが、田中稔選手は1回戦を勝ち上がってきました。そこについて意識することはありますか?
カズ「稔選手が最後まで残ってきてくれることを願い、自分が稔選手を下して初代チャンピオンになる。初代王者だからね、WRESTLE-1クルーザーディビジョンメイクヒストリーですよ。その始まりを僕が作ります」
房野「日常、プロレスも格闘技もどんなスポーツにおいてもただ真っ直ぐな動きというものはありません。最初のダイアナゴルスクワットはプレートを斜めに振りながらスクワットを行い、体幹を鍛えます。二つ目はアッパーカット、名前の通りアッパーカットの動きです。ただ、普通に立った状態でパンチを打つことは無いので、動きの中で前に踏み込みながら足の裏で床を蹴り股関節、お尻の筋肉“臀筋”を連動させて体重をパンチに乗せる。これも全部体幹なんです。三つ目はアイススケーター。これは直接臀筋に効くハードな練習なんですけど、アッパーカットが縦の動きに対して横の動きだと考えて頂ければいいかと思います。カズ選手とは初めて今日このトレーニングを一緒にやったのですが、昔から怪我の少ない選手だとは知っていましたし、やはり体の使い方は非常にうまいんだな、と思いました。このトレーニングをさらに続けていけばかなり変わっていくと思います。また一味違ったカズ・ハヤシ選手を見ることが出来ると思いますよ」
【記事提供/WRESTLE-1】