夢闘派プロレスが採算度外視の超豪華カードで真っ向勝負!山田vsアラケンの覇王争奪戦、佐藤泰レスラー生活40周年記念試合のユニコーン戦、譲二vsアキラの珠玉の3試合は激闘必至!
「プロレスとは闘いであり、その闘いこそが極上のエンターテイメントである」をモットーにプロレス道を追求する夢闘派プロレスが7月22日に蕨アイスリボン道場で記念大会を行う事となった。
緊急事態宣言を受け5月の高島平大会が中止になった事で、その代替興行という形でこの大会は企画されたが、夢闘派プロレスが通常興行でのメインイベントとして温存していた3つのカードのみで大会を行う、採算度外視の大会となる。
いずれの対戦カードもかなり”濃度の高い”試合になるのは間違いなく、3試合でありながらボリューム感に関しては通常興行と遜色ないラインアップとなっている。
『夢闘派プロレス 蕨大会』
日程:2021年7月22日(木・祝)
開始:17:50
会場:埼玉県・アイスリボン道場
▼オープニングマッチ 特別試合 30分1本勝負
大谷譲二
vs
定アキラ
今年2月にリング復帰した大谷譲二、第三ブランドでの浪口修戦ではまだ遠慮が見られたが、あれから様々な団体に出場して試合勘と自信を取り戻し、タイトル挑戦やメインイベント出場なと実績を積み重ね、今や休業前と遜色のない闘いぶりを見せる夢闘派次世代を担う選手の一人。
そして対戦相手の定アキラは他団体でも”名勝負製造機”と異名をとる若き実力者で、その風貌とは異なる細やかな試合運びと、時折見せるラフファイトで、イッキにプロレス界のトップ戦線に名を連ねている存在。
大谷の活動休止期間中に頭角を現してきたのが定であり、今回、夢闘派プロレスのリングでの直接対決となった。
両者は過去関西方面でシングルマッチを行っているが、関東地区では初対決となる。
当時はまだ大谷も復帰直後という事もあり、軍配は定に上がったが、試合勘を取り戻した大谷相手には多分同じ攻撃は通用しないだろう。
『夢闘派の思い入れに関しては絶対譲れない』と大谷は話しており、まさに負けられない一戦となる。
プロレスの次世代を担う二人の対決は、この後行われる2つのベテラン対決との闘いでもある。
時代の針を進めるのか?ベテランの闘いに飲み込まれるのか?
オープニングマッチでありながら、メインイベントと言ってもいい闘いといえよう。
▼佐藤泰レスラー生活40周年記念試合 ユニコーンスタイル3on3 61分3本勝負
渡辺宏志/政宗/スーパークラフターU
vs
佐藤泰/超人勇者Gヴァリオン/小仲=ペールワン
佐藤泰のレスラー生活40周年の記念試合として行われるのは夢闘派プロレスの切り札的カード”ユニコーンスタイル3on3”だ。
3選手1チームによる団体戦で、61分3本勝負で行われるこの試合形式、1本目は代表選手によるシングルマッチ、2本目は他の選手によるタッグマッチ、決着がつかない場合は3本目として6人タッグで勝敗が決まる。
TEAM佐藤は超人勇者Gヴァリオン、小仲=ペールワンがパートナー。いずれも中京地区で活躍をしており、佐藤とも闘いの中から信頼関係を築いている盟友ともいえるチーム編成。
対するTEAM渡辺は佐藤のライバルである渡辺、初シングルでお互いの実力を認め合った政宗、そして夢闘派代表吉野の推薦であるスーパークラフターUという実力重視のチーム編成である。
どのカードにどの選手が入るかは当日のゴングが鳴るまで全くの未定。それゆえに両チームとも戦略が立てづらい。
また組み合わせによって勝敗が大きく左右されるのも間違いのない事実。
今回はいずれも実力伯仲の選手が名を連ねている為、どの組み合わせであってもクオリティの高い攻防が見られるのは間違いがない。
特に注目はGヴァリオン、SクラフターUの存在。
Gヴァリオンは先日、Just Tap Out大会においてTAKAみちのくとシングルを行い、あと一歩まで追いつめた実力の持ち主。SクラフターUは北原光騎率いるCAPTUREや宮本和志の闘真等、総合系に近い大会において主催者の信頼も厚いまさに隠れた実力者的存在。
そしてこの試合の主役である佐藤にとってはライバル渡辺、そして前回惜敗した政宗に借りを返す絶好のチャンスといえる。
シングル、タッグ、6人タッグというベーシックな試合形式でありながらも全く新しいタッグマッチの形となるユニコーンスタイル3on3、そしてどの組み合わせも極上の闘いは必須。
61分という長丁場でありながら、その体感はあっという間に過ぎていく可能性は非常に高い。
▼メインイベント 覇王争奪戦 30分1本勝負
【初代覇王】山田太郎
vs
【挑戦者】新井健一郎
夢闘派プロレス最強の座である”覇王”山田太郎に挑むのは現段階において最強の挑戦者と呼び声の高い新井健一郎。そしてこの二人には単なるタイトル戦としてではなく、一つのストーリーが存在する。
2019年3月末、某団体においてタッグマッチで両者が激突するにあたり、新井が山田に対して「俺もお前もジャンルは便利屋だが、俺は最強の便利屋でお前はただの便利屋」と揶揄。
さらに「見返したかったら、どこかの団体のタイトルを獲ってこい。その時は俺が挑戦してやる」と再三にわたり山田に対し挑発を繰り返す。
2020年1月、山田は夢闘派最強の座”覇王”を獲得、11月には新井のユニットメンバーである定アキラを相手に初防衛、その勢いで会場にいた新井に対し対決を迫り新井もこれを受諾、今回の対決となった。
新井は現在HEAT-UPの管理するユニバーサル王座、PWL王座、さらには天龍プロジェクトでのIJタッグ王座(パートナーは翔太)を保持するタイトルコレクター。
実力に加え、勢いが加わった新井は今まさに無双状態と言っても過言ではない。
「夢闘派の山田太郎には勝てる気がしない」とコメントしているが、額面通りに受け取るのは非常に危険。この言葉の裏側には新井なりの戦略が散りばめられている可能性が高い。
対して山田は夢闘派での闘い方を熟知しており、これまでも夢闘派のあらゆる猛者を相手に連勝街道を突き進んでいる状態。
自ら「夢闘派の山田太郎は強い」と新井のコメントに対して逆挑発を行う位に自信に満ち溢れている。
自ら対戦要望を叩きつけた相手だけに、この試合だけは絶対に負けられない。
約2年にわたる二人の因縁、そしてその約束の舞台は夢闘派最強の座をかけて闘う”覇王争奪戦”。
最後に笑うのはどっちだ?