HEAT-UP 3.7枇杷島大会 アラケン&PSYCHO&無宿の「赤虎」vs.田村&アミーゴ&内田
HEAT-UP名古屋大会
日時:2015年3月7日(土)
開場:12:00 開始:12:30
会場:愛知・枇杷島スポーツセンター
観衆:67名
▼第1試合 "JYO-NEN a GO NAGOYA!!"シングルマッチ 15分1本勝負
○佐藤泰(スポルティーバ)
7分50秒 ワキ固めを下から潜り込んで→エビ固め
●山本裕次郎
▼第2試合 "「ROCK PUB ROLLINGMAN」スポンサードマッチ☆"タッグマッチ 30分1本勝負
○マサ高梨(DDT)/近藤"ド根性"洋史
13分12秒 ソバット誤爆→首固め
●小仲=ペールワン(666/GUYZ!)/ROLLINGMAN
▼第3試合 "ヒートアップ真っ向勝負"シングルマッチ 30分1本勝負
○那須晃太郎(無宿/U-FILE)
12分03秒 ストレッチプラム
●兼平大介
▼第4試合 "凶悪のダブルフェイス〜ライバル達のララバイ〜"シングルマッチ 時間無制限1本勝負
○SHINYA ISHIDA(無宿)
18分00秒 トラースキック→体固め
●岩本煌史(スポルティーバ)
▼第5試合 "名古屋パワフルファイト〜呪いの青虎マスク〜"6人タッグマッチ 60分1本勝負
新井健一郎(無宿/DRAGON GATE)/○PSYCHO(無宿)/無宿の「赤虎」(無宿)
20分41秒 ハイフライバム→片エビ固め
田村和宏/アミーゴ鈴木/●内田祥一
「被れば誰でも凶悪レスラーになる」青虎マスクを被ったのは何と渡辺宏志!
二度目の枇杷島大会は無宿が総ナメ!タッグトーナメントに漂う不吉な予感…
オープニング
昨年11月から4ヶ月。再びHEAT-UPが愛知・枇杷島スポーツセンターで大会を開催した。会場直後、リング上では汗を流す渡辺宏志の姿が。
選手代表挨拶は田村和宏。
「今日も熱く、名古屋を熱くさせていきたいと思います!皆さん…」
と、ここで新井健一郎を先頭にした無宿の面々が田村コールを告げながら入場してくる。マイクを握ったアラケンは、
「今日のお客さん、大会のテーマと言うか、見所というか、ね?まずセミで、岩本くん...アンタは今日確実にこの、ね?SHINYA ISHIDAちゃんに、な!しばかれてしばかれまくって、ねぇ。名古屋のリングでも居場所がなくなるって、その事覚悟出来てるのか?えぇ?
さあさあさあそれとちょいとな、長くなるかもしんないけどな、(青虎のマスクを取り出し)実はこのマスク、この赤虎ちゃんがこさえた、とんでもねえ秘密を持ったこのマスク、ねぇ。
説明させて貰うと、このマスクを被った者は、どんなに善良な心の綺麗なレスラーでも、被った瞬間に!即人格が変わって、凶悪、最凶、最悪になれるという、不思議なマスクなんだよ。」
前回の王子大会にてタッグトーナメントに出場する赤虎のパートナーが不在であった無宿、枇杷島大会で誰かにこのマスクを被せ"赤虎&青虎組"でエントリーすると宣言していたのだ。
「という訳で、今日の大会の裏テーマ!今日の大会、どっかの場面で必ずこのマスクを!お前らのうちの誰かに被せて、必ず無宿のメンバーとしてきっちり働いてもらうからなこの野郎。」
笑みを浮かべてリング上のメンバーを見つめるアラケン。ちなみに小仲=ペールワンだけは除外されるようだった。
無宿が去った後、田村は気を取り直して
「まあ色々ありますけど!今日このHEAT-UPのリング、熱くさせますんで、皆さん無宿の応援しちゃダメですよ!(反応がなく)…あれ?HEAT-UPの応援して下さい!!今日も熱い応援宜しくお願いします!!」
第1試合
水と油。U系や総合タイプの山本とアマレス出身の佐藤。
入場するや否や額を突き合わせる両者。佐藤は山本の構え方にクレームをつけたり、牽制のローも嫌う。山本のタックルも嫌っていく佐藤。
佐藤のタックルに合わせて胸板にニーを叩き込んだ山本、佐藤はこれでカウント9のダウン。立ち上がった佐藤にニーを連発、コーナーに押し込んでソバット。これをかわした佐藤は胴タックル、持ち上げてテイクダウン。グラウンドで上になった佐藤は山本のボディに掌打やナックルを叩き込む。
腕十字狙いの佐藤、切り返した山本はチキンウイングアームロックからワキ固め。ロープに逃げた佐藤を再びグラウンドに誘い込んでフェースロック。体勢を入れ替えてエビ固めで丸め込む佐藤。カウント2。
今度は佐藤が山本の腕狙い。アームブリーカーからワキ固め、切り返した山本はスタンドでのチキンウイング・フェースロック。振りほどいた佐藤、バックを取って持ち上げるが山本前方回転から膝十字固め。
突如首固めで切り返す佐藤、カウント2。スタンドで山本の身体をコントロールし、ロープに押し込んでベリィ・トゥ・ベリィ。ボディーに膝蹴りを叩き込んでジャンピング河津落とし。二発目をワキ固めで切り返す山本、佐藤の指まで掴み極めていく。
立ち上がると左腕にキックを連発、再びワキ固めで絞り上げるが、佐藤は下から潜り込むような形でエビ固めに丸め込んでカウント3。「プロレスにはこういう勝ち方もあるんだぜ」とでも言いたいような逆転勝利。
全く噛み合わない両者による試合、これもまた面白い。自己主張と自己主張のぶつかり合い、そんなプロレスもいいじゃないか。
第2試合
コール時から何かとくるくる回るROLLINGMAN。激励の花束贈呈の際、伝染したのか小仲が必要以上にくるくる回りだしセレモニーが台無しになってしまう一幕も。
高梨にリストを取られると「ROLLING〜!」と叫び前方回転、リストを取り返すROLLINGMAN。極められながら「いつもと同じだ〜」と呟く高梨。
近藤と小仲、近藤のいつも以上なハイテンションぶりにも触発された小仲はテンションMAXでぶつかり合う。地獄突きの奇声も30%増し。
ROLLINGMANは何故か回らないフラッシングエルボーから、必要以上にサマーソルトドロップを三連発。小仲は近藤にインディアンデスロック、ド根性で耐える近藤、ヘッドバットをぶち込むとそのまま後ろに倒れこむ小仲。
何とか交代しようとする近藤を捕まえ、ROLLINGMANはグラウンドでのドラゴンスクリューからタイガースピン。やはり回っている。インディアンデスロックを決めると、何故か小仲が入ってきて近藤を威嚇。近藤も拳を握り締めて対抗するが、たはり小仲にやられてしまう。
続いてROLLINGMANはROLLINGエルボー、しかしここからROLLINGMANの三半規管に異常が生じる。ロープに振った一撃をかわされ、追撃を狙ったROLLINGソバットはことごとくかわされてしまう。ドロップキックを叩き込んだ近藤はようやく高梨にタッチ。
高梨はROLLINGMANにリバースインディアンデスロック、カットに入った小仲にコブラツイストからDDT。ROLLINGMANは串刺し攻撃をかわしてダイビングROLLINGクラッチホールドからダイヤル固め。
交代した小仲は高梨にダイビングフォーアーム、勢いで近藤と交代。ド根性ホームランをかわして逆さ押さえ込みの体勢へ。近藤も踏ん張ったため、気合の入りすぎた逆さ押さえ込みの応酬。あまりにもテンションが高くなってしまった為小仲がガス欠を起こして丸め込まれるがカウント2。
ロープに振って正調ド根性ホームランを叩き込んだ近藤、倒れた小仲にサソリ固め、いや本人命名のド根性デスロックへ。ROLLINGMANがカットに入ると連携で近藤を攻めていく。ファンタスティックフリップを決めるが高梨が懸命のカット。近藤はドロップキックで二人まとめて吹っ飛ばす。
高梨が小仲を攻め込む。しかしトラースキックを誤爆するとROLLINGMANが近藤を担ぎ上げてエアプレンスピンへ。もう三半規管が限界だったROLLINGMAN、小仲も巻き込んでいい迷惑。
最後はROLLINGソバットを誤爆した所を高梨が丸め込んでカウント3。近藤はパートナーの勝利とはいえ、ホームのマットで初めての勝ち名乗りを受けた。最初から最後までROLLINGMANの「煙に巻かれた」ような試合であった。
第3試合
デビューの地、枇杷島スポーツセンターに帰ってきた兼平大介。那須晃太郎のセコンドには「赤虎」が就く。グラウンドからサブミッションで兼平を攻め込んでいく那須、兼平のセコンドに就いた山本裕次郎が的確なアドバイスをしていく。
前日天龍プロジェクトで激戦を終えたばかりの那須だったが、それを全く感じさせない力強い攻撃で兼平を追い込んでいく。タッグ戦で一度対戦しているものの、那須晃太郎の壁は兼平には大きすぎた。
ミドルキック、チンロック、エルボーバット、ためを作ってクロスヒールホールド。ミスター村杉レフェリーをおちょくるような余裕まで見せていた那須。横から見ると体の厚みが兼平の1.5倍はあるように見せる。
兼平はジャンピングエルボーから串刺しエルボー、フェースクラッシャーで反撃。ランニングニーは那須に読まれるがフラップジャックで叩きつけ、再び狙うとクリーンヒット。しかしロープに走った所を稲妻レッグラリアットで迎撃される。
重いミドルでコーナーに兼平を追い込んでいく那須、串刺しエルボーからブレーンバスター。バックドロップは兼平に踏ん張られて不発に終わるが、ブレーンバスターを切り返してストレッチプラムで絞り上げると兼平がギブアップ。セコンドの赤虎と共に拳を突き上げて堂々と勝ち名乗りを受けた那須。
ニヤニヤしながら兼平に握手を求めていく那須、手のひらを兼平が払いのける。この行動にセコンドの赤虎は「態度悪いぞ!」とご立腹。那須は無宿Tシャツを四方に向かって掲げる。まさしく那須の完勝であった。
第4試合
ISHIDAのセコンドには無宿メンバーが勢揃い、必勝態勢で試合に臨む。岩本は入場してくるなりISHIDAに向かって突進、しかしそれを見越していたようなISHIDAは冷静に対処する。鉄柱に叩きつけられたものの、先にリング内に戻ったISHIDAは戻ろうとした岩本の急所をロープで痛打させRKO!
スタンドでのチョーク攻撃から岩本を寝かせるとエルボーを連打。セコンド同士がやり合っている事でレフェリーの注意を逸らし、アラケンがコーナーの岩本の足を引っ張るとISHIDAがパンチ連打。
無宿メンバーの前でISHIDAはのびのびとファイトしていたように見える。長時間スリーパーで岩本を絞め上げると、岩本はグロッギーに。チンロックやエルボー、再びスリーパーで岩本を絞め上げるISHIDA。
岩本の反撃はスクープスラムから。しつこく迫ってくるISHIDAをここで叩き潰しておかないといけない。同じくスリーパーやチンロックで絞め上げていく岩本。しかしISHIDAはチンクラッシャーで反撃、ペースを握らせない。
顔面を擦るようなキック、サードロープに岩本の喉を叩きつけ、エプロンに出ている顔面へキック。ブレーンバスターを狙ったISHIDAだが、こらえた岩本が大外刈りで対抗。ISHIDAをコーナーに固定してネックブリーカー。
ハリケーンドライバー狙いから脱出したISHIDA、岩本の顎にナックルを叩き込む。ボディスラムで寝かせると、セカンドロープからのラウンディングボディープレス。対岩本用の秘密兵器を繰り出すがカウント2。
追撃を狙うISHIDAに岩本は払い腰。ボディーへの膝蹴りからハリケーンドライバー。ぶっこ抜きジャーマンで勝負あったか、と思わせたがISHIDAはカウント2でクリア。クロスアーム式ジャーマンを狙う岩本の急所を一撃したISHIDA、後頭部へのスレッジハンマーから変形のネックブリーカー。
大きく両手を広げて勝利を確信したISHIDAは△(デルタ)ドライブへ。余裕のカウント3かと思われたが、髪を引っ張ってこれを自らクリア。場外からパイプ椅子を持ち出すと岩本の脳天を痛打、顔面にトラースキックをぶち込んでダメ押し。
ISHIDAのフォール勝ちの瞬間、ハイタッチで喜ぶセコンド勢。尚も無宿総出で岩本をいたぶりにかかる…
第5試合
無宿の暴挙に、田村とアミーゴが飛び出してくる。
「オイお前らなぁ、名古屋に来てまで悪いことしてんじゃねぇ、勝手なことしてんじゃんぇぞ!オイ、オイ、オイ、俺はもう熱くなりすぎて、今すぐ試合がしたいんだ!ゴングを鳴らせ!!」
田村の掛け声からゴングが鳴り試合開始。試合を終えた小仲=ペールワンや那須、ISHIDAも加わり所狭しと場内のあちこちで大乱闘が繰り広げられる。
リング内では内田とアラケン、と思われたが...ここで青虎のマスクを取り出すアラケン。
新井「俺の話をちょっと聞け。お前一体いつまでよ、えぇ?大阪からわざわざやって来て、田村和宏にこき使われてるよなぁ。えぇ?
実はよ、このマスク、コイツ(=内田)に被って欲しいと思ってるんだ俺はよぉ。」
赤虎「うっちー、俺と一緒にやろう!」
新井「大阪の先輩もいるし、こっちの方が居心地いいんだよな。」
赤虎「もう一度一緒に組もう!うっちー!!」
この言葉に、アラケンの差し出された手を握り返した内田...だがそうはいかず。ならば強引に被せようとするが、内田も必死で拒む。
赤虎を捕まえて集中攻撃を仕掛けるHEAT-UP軍だが、PSYCHOのカットから再びセコンド陣も巻き込んだ場外戦へ。何故か那須に引きずり回されてしまう近藤の姿も。
代わる代わる田村を攻め込んでいく無宿。田村もカウンターのウルトラタイガードロップで反撃を試みるが、PSYCHOに読まれて窮地に立つ。アラケンへのブレーンバスター、PSYCHO&赤虎へのウルトラタイガーでピンチを脱した田村。
アミーゴ鈴木が躍動する。アラケン&赤虎の二人同時にリバースインディアンデスロックを決めて動けなくする。内田は赤虎にブレーンバスター、ミサイルキック。赤虎はスクールボーイからTAJIRI公認バズソーへ。
アラケンのブレーンチョップを叩き落とした内田はバックドロップ。田村はアラケンを攻めるが、ガットショットからDDTで切り返すアラケン。パワーボム狙いをウラカンホイップで投げ飛ばした田村はスリングブレイド、ミサイルキック。
攻守が目まぐるしく入れ替わる展開、PSYCHOのハイフライバムを叩き落としたアミーゴは田村との合体スリーアミーゴス、更に「俺ごと投げろ」でPSYCHOの上に田村をブレーンバスターで投げ飛ばす。
このチャンスに内田はPSYCHOにみちドラⅡ、クロスフェースで絞り上げる。カットに入った赤虎には田村のアンドレ、アラケンにはアミーゴのストレッチの三重奏が奏でられたが、抜け出したアラケンがカット。
PSYCHOへのツームストンからダイビング・ヘッドバットを狙った内田だが、ISHIDAのカットにより失敗。PSYCHOは下から突き上げるアッパーから雪崩式フランケンへ。こうなると完全に無宿ペース。
内田を集中攻撃した無宿、田村とアミーゴを赤虎のトペコンで排除すると、シザースキックからのハイフライバムで料理したPSYCHO。何と第3試合からメインまで無宿が無傷の三連勝をスコアした。
エンディング
内田祥一への禊は終わった。後は生贄としてその身を捧げるのみ...
完全にグロッギー状態の内田を支える無宿メンバー、青虎のマスクを被せようとするアラケン。身を呈して救出する田村、アミーゴ、セコンド陣。リング内は果つる事のない乱闘へ。
「静まれっ!!!」
本部席の渡辺宏志が荒れるリング内に一喝、その輪の中に入る。
渡辺「いつまでそんなおもちゃで遊んでるんだお前らっ!!」
新井「おもちゃ言うなこの野郎!」
渡辺「おもちゃじゃねえか!!お前らプロレス何だと思ってるんだ!田村!お前もいつまでこんな茶番に付き合ってるんだこの野郎。」
那須「茶番じゃないよ!」
渡辺「茶番だろうがっ!」
赤虎「茶番じゃないっ!!」
渡辺「今のプロレスの悪い風潮にすっかり流されてるじゃねえかお前ら!田村!お前言ってたよな、言ってたよな、斜めに見られるようなプロレスしたくないって、真っ直ぐなプロレスがしたいんだっていつも言ってたよな!何だこの体たらくは!!呪いだ、本物のマスクだぁ?いい加減にしろお前らっ!!」
と、おもむろにマスクに手をかけ被ろうとする渡辺、止める周囲。周囲の静止も聞く耳持たず、青虎のマスクを被った渡辺。
渡辺「オイ、何が変わった?どう変わったか言ってみろっ!!」
よもや本当に呪いのマスクは存在しないのか?渡辺に近づく田村。
渡辺「何が変わったんだよ!キエーッ!!」
館内のざわめきと共に、田村に地獄突きを食らわせた渡辺…いや、青虎!その後は敵味方関係なく暴れまわり、リング内は阿鼻叫喚に包まれた。
「なんてこった!」頭を抱えるアラケン、それをよそに天を仰ぎ両手を広げてHEAT-UP軍を威嚇する青虎。無宿は不慮の事故に備えて虎縄を用意しており、何とか青虎を押さえ込もうとするが、無宿総出でかかってもロープに噛み付いたりして一向に収まらない青虎。
ようやくがんじがらめにして自由を奪ったものの、奇声を上げながら振り切ろうとする青虎。
「お...おいおい!ちょ、控室に連れてけ!もういいから!もうわかったから!控え室帰って〜!お願いだから、控え室帰って〜!!」
あのアラケンが懇願する程の暴れっぷり。PSYCHO、那須、ISHIDAが三人がかりで会場から青虎を連れ出す。
「健さん!あの人は嫌だ!!」と懇願する赤虎だったが、
「赤虎ちゃん!赤虎ちゃん!俺はもうすっかりあのオジさん気に入ってしまったよ(館内爆笑)。ここは赤虎ちゃん、3月22日から始まるタッグトーナメントのパートナー、赤虎と青虎組んで!
ここは是非!赤虎さんの高いスキルと、高いセンスに賭けて、アナタに任せました。宜しくお願いします!とりあえず、控え室帰って相談しよう。」
そう告げると、控室に帰っていくアラケンと赤虎。(ちなみに控室に連れ出された青虎はその後自我を見つけ出しタッグ結成を了承したようである)
我に返る田村。「ひろしさんが!青虎になってしまったっ!!!」
「自分で被ったよね」とツッコミを入れるアミーゴ。
「どうするんですか?」と困ってしまう近藤。
「ちくしょう…青虎になった…真実を受け止めよう」と諦める田村。
「俺は真実を見た!あのマスクには魔力があったんだよ!あの塾長ですら抑えられない魔力があったんだ!!
とりあえず、ここにいるメンバーで、タッグトーナメントで熱い試合して、そして...」
と言いかける田村、またもや蚊帳の外になってしまった内田祥一…
何故か隣にいた小仲=ペールワンと意気投合しアピールするが…
「もう(トーナメントの)枠無いっすよ」と収めようとする近藤。それでもアピールする内田と小仲に対し田村は...
「わかった!もし、タッグトーナメントで欠員が出たら…この『名古屋&大阪タッグ』で急遽!」
と言いかけるが、何故かアミーゴ鈴木の負傷していた膝に攻撃を加えた内田と小仲。その後も何故か暴れる内田祥一。
「いいか?何があるかわからないのがプロレスだ。みんな、今日これから東京帰るだろ。気をつけて帰ろうぜ。何があるかわからないからな。お前ら(内田&小仲)帰れ早く!帰れ!!
今日も色々あったけど、こうやってまた名古屋来れたから、次もまた!名古屋大会出来るように、みんなでタッグトーナメント盛り上げていこうじゃないか!!」
とにかく色々あった…あり過ぎた一日ではあった。3月22日横浜大会から始まるパワフルタッグトーナメントに向けて結束を高めたHEAT-UP軍。果たして順調にトーナメントは行われるのか?
「ハランガ、マッテイル…」
【記事提供/HEAT-UP】