時を超えてCIMAとBIMAが夢のシングルマッチ!3年ぶりのトカレフを発射したCIMAが「生きててよかった」
25日、DDTプロレス『Road to Ultimate Party 2020』が後楽園ホールにて開催。第5試合ではCIMAvs高尾蒼馬のシングルマッチが行われた。
高尾蒼馬は学生プロレス出身のレスラーであり、UWF関東学生プロレス連盟に所属していた頃はBIMAのリングネームで活躍していた。
その高尾が11月3日の大田区総合体育館大会でCIMAとタッグを組むことが決定し、タッグ戦を前にCIMAがシングルマッチを提案。“Cまでいけない男”BIMAとして生まれた高尾だが、この日の煽りVでは「CIMAを越えて見せます」と宣言した。
CIMAは高尾の攻めをいなしジャベで捕らえていき、これを離すと右腕への一点攻め。CIMAはバッククラッカーを放つが、すぐに立ち上がった高尾がバッククラッカーからのパーフェクトドライバーで突き刺していく。さらにシュバインからのマッドスプラッシュを投下するが、これを剣山で迎撃したCIMAがトカレフからシュバインで突き刺しメテオラを発射。これでCIMAが3カウントを奪った。
CIMAはマイクを持つと「ほんとに後楽園ホールで試合をすること自体久しぶりです。コロナ真っ盛りですけど無事に生きました。VTRでも言ってましたが学生プロレスやっててCIMAに憧れて、BIMAという名前で試合をしてくれてたのDDTあがってから知ったけど、今日こうやって夢を追いかけた高尾蒼馬とシングルマッチできて、僕もプロレスやってて、いや、生きててよかったですよ。生きるパワーを与えてくれたよ。最後、トカレフ、3年ぶりとかにやったけどできるかなぁっていう感じで上がってました。届くかなぁ~って。届いたよ。高尾蒼馬の想いが僕に届いたように、ガッチリ俺の想いも、3年ぶりのトカレフ、高尾蒼馬にガッチリ届きましたよ。次、お前が丸藤から、HARASHIMAからピンフォールとったら、Cを飛び越えてDIMAになれよ。BIMAから男色DIMAまでいこうやないか。皆さんもエネルギーもらいましたよね?大田区大会、ぶちかましたろやないかい!」とアピール。
これを聞いた高尾は「CIMAさんとこうやってシングル出来るなんて、学生プロレスのBIMA時代では考えられない。夢ですらもなかった。叶うこともなかったと思うんですけど、自分にとっても、今やってる学生プロレスラーの夢のチャンスを与えられたんじゃないかと思うからそれが嬉しいです。あと今日、CIMAさんに勝てなかったけど、次の目標が出来た。『この方に勝つ』っていう目標が出来た」と目を輝かせた。