【#プロレス今日は何の日】1986年10・9 新日本プロレス両国国技館 前田日明vsドン・中矢・ニールセン
- 2020-10-9
- プロレス今日は何の日
【#プロレス今日は何の日】
1986年10月9日 新日本プロレス 両国国技館
前田日明vsドン・中矢・ニールセン!
「猪木闘魂LIVE」セミファイナル、プロレス対マーシャルアーツ異種格闘技戦!
この「異種格闘技戦」という響きにいまだ心踊る昭和者たち!
そう、あっちの試合じゃなくてこっちの試合!そんな皆さんご安心下さい、それ正常です!
このときの前田は、第1次UWFが崩壊し、“業務提携”という形で新日本プロレスに合流しておりました。
前田はその格闘技志向のファイトスタイルから新日本の選手とは中々噛み合わず、この年の4月には今でも語られることの多いアントレザ・ジャイアントとの“セメントマッチ”が勃発、同年6月の藤波辰巳との試合は「大流血無人島救済マッチ」などを経て、前田は新日本の中で孤高の存在となってしまっていました。
そんな中で前田に訪れた異種格闘技戦のチャンス!
相手は気鋭のキックボクサー、ドン・中矢・ニールセン!後に藤原喜明や獣神サンダー・ライガーこと山田恵一とも異種格闘技戦を行うことになる選手です!
試合前から目でシバキあげる前田の視殺戦!
花束を投げ捨て、シーザー会長になだめられ返事をしつつもニールセンから目を離さない前田!
前田のセコンドには藤原喜明と高田伸彦の姿が!
苛立ちを隠せないニールセンも花束をリング外に蹴飛ばす!
ゴンタ顔の前田に期待爆発の中、さあ遂にゴング!
サイドキックでスリップダウンしたニールセンをすかさず蹴飛ばす前田!
そりゃうずくまるニールセン!『え?倒れても蹴ってくんの?』と言わんばかりの表情を浮かべるニールセン!
そして手加減なしにカウント取る山本小鉄!
ニールセンも黙っていません。
前田のニールキックかわしたらガツンと踏み付けに行く!『こういうことやろ?』と言わんばかりの表情で両手を広げて挑発!
サウスポーから左ストレートをバカスカ当てるニールセン!
加えてしなやかな蹴りも何発もヒットさせる!
前田も重いミドルを繰り出す!ハイキックを喰らうたび脚を取ってテイクダウン!
しかし、いかんせん時代が故のフリーロープエスケープに泣かされる!
3R、ローキックに合わせたタックルからアームロック!
反転するニールセンに腕十字!
ここ惜しかった!
5R終盤、かなり疲れの見える両雄。ニールセンのワンツーをタックルで倒し脚を取りに行く前田!
UWFの代名詞アキレス腱固めで捉える前田!
10発ものヒールキックを喰らいながらも執念の片逆エビ固めで劇的勝利!
場内前田前田の大合唱!高田と抱き合う前田!あぁ、願わくばこの光景をもう一度!
試合後、ニールセンにも盛大な拍手をと促す前田!自らのルーツとも言える「日本ニ来ラレテ光栄ニ思イマス」と美しさすら感じるニールセンの一言!
抱き合うのも握手するのも腕を掲げるのも全て前田から。あぁ、このやりとりがあったから燃えに燃えた青春名勝負として残ったんですね。
そしてメインイベントの猪木VSレオン・スピンクス戦と比較し、この試合以後、前田は「新格闘王」と呼ばれるようになりました!
こんな熱い試合を見せてくれたドン・中矢・ニールセンさんのご冥福をお祈りします。
今日もプロレス最高っ!
著者:AJスレンダー
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