【試合詳細】8・7 新日本プロレス後楽園ホール大会 棚橋弘至&飯伏幸太&マスター・ワトvsタイチ&ザック・セイバーJr.&金丸義信 真壁刀義&本間朋晃&田口隆祐vs後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI 鷹木信悟&SANADA&BUSHIvsディック東郷&石森太二&外道
『SUMMER STRUGGLE 2020』
日程:2020年8月7日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:698人(札止め)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○永田裕志
8分6秒 ナガタロックII
●上村優也
▼タッグマッチ 20分1本勝負
○小島聡/天山広吉
8分52秒 ラリアット→体固め
●辻陽太/ゲイブリエル・キッド
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]オカダ・カズチカ/矢野通/○SHO
9分16秒 腕ひしぎ十字固め
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/エル・デスペラード/DOUKI
▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]内藤哲也/鷹木信悟/○SANADA/BUSHI
13分26秒 Skull End
[BULLET CLUB]ディック東郷(みちのく)/石森太二/●外道
▼第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦 60分1本勝負
真壁刀義/●本間朋晃/田口隆祐
11分53秒 バタフライロック
[CHAOS]後藤洋央紀/石井智宏/○YOSHI-HASHI
※後藤&石井&YOSHI-HASHIが『第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント』準決勝戦進出
▼第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦 60分1本勝負
○棚橋弘至/飯伏幸太/マスター・ワト
16分53秒 前方回転エビ固め
[鈴木軍]●タイチ/ザック・セイバーJr./金丸義信
※棚橋&飯伏&ワトが『第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント』準決勝戦進出
飯伏が迷いを振り切り棚橋とともに価値ある勝利でNEVER6人タッグT準決勝進出!後藤&石井&YOSHI-HASHIが鉄の連携で1回戦突破!EVILが内藤へ「焦んなよ」
第1試合
ゴングが鳴るとバックの取り合いから腕の取り合いとなり、永田が腕を絡め取りながら水車落とし。永田がヘッドロックで捕らえるが上村がヘッドシザースで切り返し、そのままグラウンドでの腕の取り合いへ。上村が押し込んでいくが、上村が離れ際にビンタ。
怒った永田はローキックの連打からビッグブート、グラウンドで袈裟固めで抑え込んでいくが、上村は再び押し込んで離れ際にエルボー連打。永田のエルボーを耐えきってショルダータックルでなぎ倒し、さらにエルボー連打。しかし永田も強烈なエルボー一発で上村をなぎ倒し、ハーフダウンの上村にビッグブートからサッカーボールキック。転げ回る上村をスリーパーホールドで絞め上げ、胴締めスリーパーへ移行も、上村が足を伸ばしてブレイク。
永田は「立てコラ!」と踏みつけていくと、上村はエルボーで反撃。永田のエルボーも耐えて連打していき、永田のブートをかわしてドロップキック。上村は愚直にエルボー連打で攻め込み、永田の突撃をフライングフォアアームで撃墜。さらに串刺しドロップキックで顔面を捕らえ、かんぬきスープレックスの体勢に入るが、永田は腕を取りながら脱出しフロントスープレックスの体勢へ。上村はクラッチをかんぬきで外すとそのままかんぬきスープレックスで叩きつけ、腕十字。永田がブレイクすると上村はジャーマンスープレックスを狙い、永田がバックを取り返すと前方回転エビ固め。上村はロープに飛ぶが、永田はカウンターのキチンシンクを叩き込み、大振りのミドルキックで打ち倒してからエクスプロイダー。そしてフォールには入らずにナガタロックIIで絞り上げると上村はたまらずタップ。
<試合後コメント>
永田裕志
「なんか上村、ちょっとバタバタして気合が空回りしたのか、ちょっと何か奴のダメな部分が思いっきり出ちゃったなという試合でしたね。あんなバタバタしてたら、試合のコントロールが流石に出来ないので。まあでもこれも一つの若い選手の一つの、なんというか、苦しみというか、そういうこと。ま、戦っていく中で、間違えたというか。なんか凄くもったいないなあって思いです。ま、これが成長の一つのステップなんだと、そう思いました」
上村優也
「情けないです……。ありがとうございました」
第2試合
天山とゲイブでゴングが鳴ると、ロックアプで押し込み合い、ゲイブが押し込んで離れ際に強烈なチョップ。さらにヘッドロックで絞め上げてからショルダータックルでぶつかっていくが、天山は倒れず耐えてモンゴリアンヘッドバッドからモンゴリアンチョップ。さらにロープに飛ぶがゲイブがドロップキックでカウンター。両者タッチ。
小島と辻は腕の取り合いからショルダータックルでのぶつかり合いになり、小島が打ち勝って大胸筋をピクピクと震わせる。さらに天山にタッチし、天山のモンゴリアンチョップに「俺もやるぞ!」と小島もモンゴリアンチョップ。さらに小島が辻を押さえて天山がラリアットを放つも、これが小島に誤爆。
これに対して小島が「なんだコラお前!」と天山につっかかり始め、口論になったところへ辻が突っ込んでくるが、テンコジは同時にガットショットで迎撃し髪を掴んで後頭部か叩きつける。小島はニヤリと笑い、天山と握手。
天山はヘッドバッド、逆水平チョップ、串刺しラリアットから「OK!ブレーンバスター!」と叫んでブレーンバスター。さらにヘッドバッドから辻をロープに振るが、辻がドロップキックで一矢報いてゲイブにタッチ。
ゲイブはショルダータックルでぶつかって逆水平チョップ、天山のラリアットをかわしてショルダータックルでなぎ倒し、ジャーマンスープレックスを狙う。天山が振りほどくとゲイブはロープに飛ぶが、天山はニールキックでカウンターし小島にタッチ。
小島はゲイブにマシンガンチョップを見舞い、「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫んでコーナーに上るが、辻が足にしがみついて妨害し、ゲイブがデッドリードライブ。
ゲイブは辻にタッチし、2人で小島にコーナーで掟破りのマシンガンチョップ。ゲイブのスローから辻がボディスラムで叩きつけて逆エビ固めに入るが、小島はその脚力だけで辻を吹き飛ばして脱出。辻はブレーンバスターを狙うが、小島は耐えてコジコジカッター。これは天山がカットするも、ゲイブが飛び出してきてテンコジ2人を相手に逆水平チョップで対抗。さらにゲイブがロープに飛ぶが、2人はテンコジカッターでゲイブを撃退し、小島が腕のサポーターを外してラリアット狙い。
辻は小島のラリアットをかわしてスピアーで迎撃し、ブレーンバスターで叩きつける。辻は怒涛のエルボー連打からロープに飛ぶが、小島がカウンターのラリアットを叩き込むと辻は木の葉が舞うように軽々と吹き飛ばされ、そのままカウント3。
<試合後コメント>
小島聡&天山広吉
天山「(一人でやって来て)後楽園ホール、2試合目ですけども、さすがに何年、いや何カ月ぶりか、ちょっとコジとね、テンコジで純粋にっていうのがなかったから、ちょっと寂しかったっていうか、コジに寂しい想いをさせたかなって。組まれたらやっぱりガッチリできるっていうか、途中、ちょっとなんかイヤなところがあったけど、もう何十年もやってる仲でね、ちょっと些細なことがあっても、俺らテンコジの2人の絆は全然問題ないからね。コジがガッチリラリアットを決めてくれて、それでOKですよ。(小島がやって来たのを見つけて)コジ、OK! ありがとう!」
小島「(天山に呼び込まれて)ありがとうございました(と言って、握手)」
天山「今、ワトを鍛えてるから」
小島「お願いします。ワトもコジもお願いします」
天山「うんうん、ありがとう(と言って、一人で控室へ)」
小島「2カ月ぶりに組んでもテンコジ、明日組んでもテンコジ。毎日、2年ぐらい組んでもテンコジ、2年ぐらい組まなくてもテンコジ。仲間割れしてもテンコジ、仲直りしてもテンコジ。そういうふうな俺たちの絆、関係性はもう一生崩れないと思う。それはいろんな意味で俺たちの人生と一緒だから。ディス・イズ・マイ・ライフ。テンコジと共に歩んだ人生、天山と共に歩んだ人生は俺の中で一生変わらない。変えることができない、逆に。だからこそ、こうやって当たり前に組んで今日、この今、この日、この現在を大事にしていこうと思っています。あとは自分自身のためにもいろんなことを挑戦できればと思います。はい、ありがとうございました」
ゲイブリエル・キッド&辻陽太
ゲイブリエル「なんだあれは? パートナーの調子が悪いんじゃ話にもならない。ツジは俺より2年も早く道場に入ったんだから、彼らとはもう何度も当たっているんだろ。なのに何で勝てないんだ? スピアーできめてくれると思ったのに、最後のは何だ? 結局、コジマにやられるとは。ツジはどこ行った? オイ、ツジ、どこだ? こっちだ」
※ここで辻がバックステージに登場。ゲイブリエルは顔を突き合わせて挑発する。
ゲイブリエル「なんだ、急におとなしくなったのか? さっきのは何だ? スピアーとブレンバスターでも決められず、しまいにはお前が3カウントを取られるとはどういうことだ? この負けは野毛道場の責任だ。今日もしクラークかアレックスと組んでたら、お前みたいにはしくじらなかったはずだ。何か言いたいのか?」
辻「うるせーな! 野毛道場をナメんじゃねえよ。何がLA 道場だ。新日本は野毛道場なんだよ。その歴史わかってんのか? とっとと、帰れ!」
ゲイブリエル「俺に指図するな。出ていくかどうかは自分で決める。今日の負けは野毛道場のせいだ。LA道場にはカウントされない」
辻「帰れ、帰れ、早く」
ゲイブリエル「LA道場にはカウントされないぞ!」
辻「(ゲイブリエルがいなくなったのを見届けてから)昨日のメインの試合後にな、鷹木さんが俺の所に来て言ったんだよ。『お前の順番は回ってこねえかもしんねえな』って。正直言って、うれしかったよ。だって、あの日、俺はあんたと闘ってないんだ。でも、俺の言葉はしっかりとあんたの耳に入っている。順番は回ってこねえかもしんねえ。回ってくるさ。いや、回してみせる。あんたは俺の言った通り、自分の言ったことを守ってくれる男だからな。俺だって、自分の言ったことを必ず叶えてみせる」
第3試合
矢野とデスペラードでゴングが鳴ると、デスペラードが「ちゃんとやるよ」と握手を求め、「信じられねーよバカヤロー!」警戒する矢野に対しみのるが「はやくやれよ!」と煽る。矢野は代わりにレフリーに握手をさせるが、その間にコーナーマットを素早く外す。
デスペラードと矢野は互いに髪やマスクをつかみ合いながら金具むき出しのコーナーに叩きつけようと攻防を展開し、矢野が最初に被弾。ここで鈴木軍の面々が飛び込んできて場外で全入り乱れた乱闘へ。
デスペラードは矢野をリングに戻してDOUKIにタッチ。DOUKIは鉄パイプを持ち込んで首を絞めあげ、矢野がロープに伸ばした足をみのるが取ってアキレス腱固め。さらにDOUKIがスライディングキックを見舞ってみのるにタッチ。
みのるは強烈なエルボーを一発見舞っただけで矢野を前のめりに倒し、コーナーに押し付けて鋭いチョップ。矢野はみのるを金具むき出しのコーナーに振ってYTRポーズを狙うが、みのるは寸でのところで回避し背後からケツへケリを一一発。みのるがロープに飛ぶと矢野がマンハッタンドロップで迎撃してオカダにタッチ。
オカダはみのるにランニングバックエルボーを叩き込み、「後楽園!」と雄叫び。串刺しバックエルボーからDDTで突き刺し、ツームストンパイルドライバーを狙うが、みのるが振り払ってビッグブート、PKと叩き込み、オカダの頬をペチペチと叩いてから打撃を打ってくるよう誘う。オカダがエルボーで応えるとみのるもエルボーを打ち込んでいき、ロープに飛ぶオカダをみのるがスリーパーホールドで捕らえ、ゴッチ式パイルドライバーの体勢も、オカダが着地してリバースネックブリーカー。両者タッチ。
SHOとDOUKIの対面となると、SHOがエルボー合戦でDOUKIを圧倒し、ブレーンバスターを狙うがDOUKIが背面着地。さらにソバットのコンビネーションから延髄斬りを叩き込んでロープに飛ぶが、SHOがスピアーで迎撃。そして腕を取りながらの左右のローキック連打からトラースキック。そしてジャーマンスープレックス狙いも、DOUKIが回転エビ固めで切り返しながらイタリアンストレッチNo.32。これは矢野がカットすると6人入り乱れるコンセントなり、オカダがみのるをドロップキックで排除してSHOに勝負を託す。SHOはラリアット、バッククラッカーからの腕十字。これが完璧に入るとDOUKIはたまらずタップアウト。
<試合後コメント>
CHAOS
矢野「やっぱり、イケメンに囲まれるとアガルねっ!!」
オカダ「まあ、いい6人タッグのチームなんじゃないかなと。しっかり声に出さずともコンビネーションとれると思いますし、とれていると思いますし。この調子で優勝目指してやっていきたいなと思います。ま、今日はそんなもんでしょう」
SHO「昨日に引き続き、今日もあえて! あえてだ。あえて“ギブアップ”、獲ってやったぞ! ああ、SANADAさん、気付いてくれてるみたいじゃないか。次はアンタだ!」
鈴木軍
鈴木「オカダ、そして矢野! おもしろーいヤツ、まだまだいるじゃない。でもな、俺の目はな、もう、おまえに釘付けだ。鷹木! オイ鷹木!! 鷹木信悟……。俺の前に姿を現せ。オイ! おまえの肉が弾ける音聞きたいんだよ。おまえの骨がバキバキする音聞きてーんだよ。殴らせろ、絞めさせろ、ぶち壊させろ! 俺と闘え、鷹木信悟!」
デスペラード「フォッフォッフォ。おー、おっかね。本当に(鈴木と)同じコーナーで良かった。絶対あんな人と戦いたくないわ。残念ながらうちのエルマーノ(兄弟)が負けちまったからよ。負けた試合の後に何言ってんのっていうのはあるかもしんねーけどさ、えー……、K〜OPW 2020。言い出しっぺとやったんだからさ、なあ! これだけバックステージで言うのは初めてかもしんねーけど、ちゃんと毎日、Twitterで言ってんじゃん。ま、Twitterなんてさ、全体からみたらこんなもんしかないから、んなもん、もう屁でしかないあんなものは。だからここで公式で言わせてもらいましょう。『出して下さい』。あえて、こういう風に言わせてもらおう。機嫌を損ねたら本当に外されちょうからさ。言い出しっぺだろ? ええっと、オカダ! そう、オカダ、オカダさんな! オーケー、オカダさん。言い出しっぺだったらさ、メンバー決められるぐらいの権限あんだろ? 出してくれよ。相手は……贅沢は言いません。この際出たら何でもいいよ。出てからよ、そっからルール決めたらよ、なんとでもなるんだよ。ああ、いいだろ? 出してちょうだい」
第4試合
両軍が入場するとEVILが内藤を奇襲してゴング。そのまま場外戦となり、リング上では鷹木を石森と東郷が集中攻撃。2人で鷹木をロープに振っていくが、鷹木はビッグブートで反撃し、石森と東郷をそれぞれ対角線のニュートラルコーナーへ振って往復串刺しラリアット。さらに東郷へショルダータックル、石森をボディスラムで叩きつけて雄叫びを上げる。
BUSHIに代わると東郷とのロープワークの攻防を制してヘッドシザースホイップ、さらにコーナーへ上がるが東郷がレフリーをコーナーへプッシュするとBUSHIがバランスを崩してコーナーに股間を痛打。EVILが内藤を場外に突き落として乱闘を展開し、自軍コーナーでコーナーマットを外して待ち受ける。
東郷からタッチを受けた外道はBUSHIにサミングから顔面を踏みつけ、金具むき出しのコーナーにBUSHIを叩きつけてEVILにタッチ。
EVILは東郷とともにダブルのショルダータックルから東郷、EVILが順にセントーン。石森にタッチ。
石森はBUSHIの腕を極めながら金具に叩きつけ、マスク剥ぎを狙っていくがレフリーに止められると外道にタッチ。
外道はハンマーロックで固めながらBUSHIを金具に叩きつけ、「ヘイカモンカモンBUSHI!」と顔面を指差して打撃を誘う挑発。動けないBUSHIの腕をグラウンドでハンマーロックで固めながらもう片方の腕も固めていくが、BUSHIはなんとか足を伸ばしてブレイク。BUSHIは東郷と外道のトレイン攻撃をすかして外道にティヘラ。さらに東郷にDDTを見舞って両者タッチ。
内藤とEVILの対面となると、内藤がアームドラッグから低空ドロップキック。入ってきた石森にはヒップトスから低空ドロップキック。EVILには振り子式串刺しドロップキックを見舞い、スイングネックブリーカーからエルボー合戦へ。内藤が打ち勝つとEVILが髪と掴んで引き回すが、内藤が延髄斬りで反撃してジャベを狙うが、EVILが自分の体ごと金具むき出しの自軍コーナーに突っ込んで内藤を外すと石森にタッチ。
石森は串刺しダブルニーからランニングニー。さらに組み付いていくが、鷹木が飛び込んできてラリアットを見舞い、内藤が低空ドロップキックで追撃。
代わるSANADAは石森の足を取ってパラダイスロックを狙うが、石森が下から蹴り上げて外し、逆にパラダイスロックを狙うが複雑な技に石森が手間取り、SANADAも下から蹴り上げて脱出。石森はハンドスプリング式のオーバーヘッドキックを叩き込み、外道にタッチ。
外道はチンクラッシャーからトラースキックを放つが、SANADAはこれをキャッチ。外道はサミングからロープに飛ぶが、SANADAはリープフロッグでかわしてドロップキックで場外に突き落とし、プランチャで追撃。SANADAはスワンダイブ式の攻撃を狙うが、外道がこれをかわすとTKO式でドラゴンスリーパーに入るが東郷がカット。BUSHIが東郷をミサイルキックで排除すると石森がコーナー上からヒップドロップを見舞い、鷹木が石森をデスバレーボムで排除。そしてEVILが鷹木をショルダータックルで吹き飛ばして内藤にジャーマンスープレックス。EVILが突っ込んでいくと内藤はスイングDDTで切り返し、SANADAが外道に向けて走っていくが、場外から邪道が竹刀でSANADAの背中を一撃。外道がトラースキックからメリケンサックを拳に装着。SANADAに殴りかかるが、SANADAはこれをかわしてアトミックドロップのようにロープに股間を叩きつけ、ロープを蹴り上げて股間を痛打してからSkull Endで絞り上げてタップを奪う。
試合が終わっても内藤とEVILは場外で髪の毛をつかみ合い、EVILは「内藤、あせんなよ」と挑発した。
<試合後コメント>
L.I.J
BUSHI「さあ、明日だろう、NEVER無差別級6人タッグベルトのトーナメント。たとえセミファイナルに組まれようと、メインになろうと結果は変わらない。俺たち3人が、BUSHI、SANADA、鷹木信悟があのベルトをゲットするよ」
鷹木「まあ、昨日は鈴木ばかりに目がいってしまったが、6人タッグのトーナメントがまだ残ってっかんな。なんとしても、再び6人タッグのベルトも取り戻して、二冠王として、(語気を強めて)NEVER二冠王として、神宮のリングに上がってみせる。そして、もちろん、神宮の相手は……(一拍おいてTVカメラを睨め回したあと)あいつしかいねえ(ニヤリ)」
内藤「BULLET CLUBに入ってからずっと続いていたEVILの連勝もついにストップ。これでもし、神宮球場でも負けてしまったらさ、海外にいるBULLET CLUBのメンバーに合わせる顔がないぜ? 俺ももちろん負けられない試合だよ。負けの許されない試合だよ。でも、もしかしたら俺以上に負けが許されない状況なのがEVILかもしれないね。そういう意味ではEVIL……いやこれは余計なお世話だった。だってさ、俺の攻撃パターンは全てお見通しなんだろ? だとしたら、こんな楽な防衛戦はないぜ。神宮球場はきっとEVILが締めることでしょう。そうだろ、EVIL? 俺の攻撃パターンは全てお見通しなんだろ? 数年前、『NEW JAPAN CUP』でザック・セイバーJr.に負けた時、俺は完封っていう言葉を使ったよ。何もさせてもらえず、敗れ去った。あれこそ、まさに完封だろうね。それと同じ、いやそれ以上に俺の攻撃を封じ込め、そしてEVILが完勝するわけだろ? さあ、どれだけの完勝劇を神宮球場で皆様に、そして対戦相手である俺に見せてくれるんだろうね? いやあ、完封されるかもしれないけどさ、逆に楽しみだわ。どれだけ封じ込めてくれるのか楽しみだぜ。なあ、正義に憧れる役“キング・オブ・ダークネス”EVILさん」
※SANADAはノーコメント
BULLET CLUB
東郷「おい! てめえら、こんなんで勝ったと思うんじゃねえぞ! 神宮までまだまだたっぷり時間あんだよ。ゆっくり、ゆっくり、てめえら追い込んでやるからよ」
EVIL「その通りだ、内藤。お前、勝ってんのに一人焦ってんな? そりゃそうだよな。お前はもう崖っぷちにいんだよ、おい。このまま神宮までトコトン追い込んでやるからな。よく覚えとけ~」
石森「あれ? まだ復帰しないの? まだ欠場なの? ねえ、ヒロムくん、フッフフフ。なんか、YouTubeでさ、ヘラヘラインタビューに答えてるぐらいだったらさ、復帰してくればいいのに。ねえ? (左肩を指して)ここそんなに大したことないんだろ? 重傷じゃないんだろ? まあ、いいや。一つだけ言っといてやる。俺の持論だけど、怪我しないのもプロだから。怪我したらそれは自分の実力だ」
※外道はノーコメント
第5試合
石井と本間の対面でゴングが鳴ると、ロックアップからヘッドロック、ショルダータックルの攻防となり、石井が本間の連打を耐えて逆水平チョップ。本間は仁王立ちでこれを受け止め、逆水平チョップ連打で反撃し、自軍コーナーまで押し込んで真壁にタッチ。
石井が1vs3の状態でエルボー合戦を挑むと、真壁と本間が交互にエルボーを叩き込み、石井をロープに振ってダブルのショルダータックル。さらに救出に来たYOSHI-HASHIと後藤の攻撃をかわして2人をぶつけて誤爆させ、そこへ田口が飛んできて2人まとめてヒップアタックで吹き飛ばす。そして田口の電動こけしと本間の小こけしの競演が決まり、田口がブロックサインで連携攻撃を支持。しかし、ここでYOSHI-HASHIと後藤が本間と田口の足を引いて場外に引きずり下ろすと真壁は孤立し、石井の串刺しラリアットからCHAOSのトレイン攻撃、石井&後藤のサンドイッチキック、YOSHI-HASHIのトラースキックを立て続けに被弾。救出に飛び込んできた田口にはダブルのショルダータックルからYOSHI-HASHIの低空ドロップキック。
YOSHI-HASHIと真壁の対面となり、YOSHI-HASHIがコーナーチョップを見舞うと真壁はYOSHI-HASHIそっちのけで石井へ向かっていく。YOSHI-HASHIは逆水平チョップで真壁を振り向かせて後藤にタッチ。
CHAOSは3人で真壁に太鼓の乱れ打ちを見舞い、後藤と真壁が激しいチョップ合戦を展開。真壁は前のめりにバタリと倒れ込んでしまい、後藤は串刺しラリアットからロープに飛んでラリアットを狙うが、これをかわした真壁が振り向きざまのラリアットでなぎ倒して田口にタッチ。
田口は後藤、YOSHI-HASHIをヒップアタックでロープ際まで吹き飛ばし、石井のラリアットをかわしながら2人へ往復ヒップアタックを見舞ってから石井にもヒップアタック。そして場外の後藤へ三角跳びプランチャ。田口は後頭にスワンダイブ式ヒップアタックを狙うが、後藤はこれを回避し、ロープに飛ぶ田口にフェイントをかけてのラリアットを叩き込んでYOSHI-HASHIにタッチ。
YOSHI-HASHIは田口のヒップアタックをアトミックドロップで迎撃するが、田口はもう一発のヒップアタックを見舞って本間にタッチ。
本間はYOSHI-HASHIにボディスラムからエルボー連打、串刺しバックエルボー、フェイスクラッシャーと畳み掛け、救出に来た石井にはエルボー連打。この間に復活したYOSHI-HASHIが石井とともにロープに振ろうとするが、本間は石井へのDDTから+YOSHI-HASHIへのコンプリートショットと同時攻撃を見舞い、本間がブレーンバスターを狙うが、YOSHI-HASHIが逆にブレーンバスター。救出に来た真壁へはYOSHI-HASHIのトラースキックから後藤がラリアット。さらにYOSHI-HASHIと後藤が本間にトレイン攻撃を見舞い、後藤の河津落としにYOSHI-HASHIがヘッドハンターを仕掛ける合体攻撃。そしてYOSHI-HASHIがラリアットからパワーボムを狙うが、ここに真壁が入ってきてラリアット、さらに突っ込んできた石井はパワースラムで投げ捨てる。そしてYOSHI-HASHIと後藤の連携をかわしてダブルラリアットで叩き伏せ、GBHの2人がYOSHI-HASHIへサンドイッチラリアット。さらに田口がスワンダイブ式ミサイルヒップで追激し、真壁のジャーマンスープレックスから本間が小こけし。本間はYOSHI-HASHIをヘッドバッドで怯ませてこけしロケット、さらに低空のこけしロケットを叩き込んでフォールもカウントは2。本間はコーナーに上ってこけしを狙うが、後藤が下から組み付いてコーナーから下ろすと、本間は石井&後藤にエルボーで突っ張っていくが、YOSHI-HASHIのトラースキックからYOSHI-HASHIが本間の足を持ちながら後藤が裏GTRを放つ合体技。そしてYOSHI-HASHIがバタフライロックで絞り上げると本間は無念のタップ。
<試合後コメント>
真壁刀義&田口隆祐&本間朋晃
真壁「オイ! NEVERのベルトの挑戦権だろオイ! オイ! 石井、後藤、YOSHI-HASHI! てめえら優勝しろよ! 必ず優勝しろよ! 何でか分かるか? てめえらの防衛戦はこの俺たちが第1番だ! わかってんなこの野郎! オイ、それでてめえら全部ひっくり返してやる。そしたら文句ねぇだろオイ! かましたるわ!」
田口「石井、後藤、YOSHI-HASHI! ……今日はこれぐらいにしといてやる!」
本間「石井、石井! 石井石井って言ってYOSHI-HASHIに負けてるようじゃザマねーよ。今回は絶対這い上がってみせる! 俺は絶対負けない。石井、YOSHI-HASHI、後藤! 次は俺が勝つ!」
第6試合
汚名返上を狙いたい棚橋はこの日も「大丈夫!大丈夫!」と先発を買って出るが、飯伏は「本当に大丈夫ですか?」と疑問符。そこへタイチが「おい飯伏。無駄だよ。それでいいのか?よく考えろ」と忠告する。すると棚橋は「タイチ!来い!」と挑発。
棚橋とタイチでゴングが鳴ると、戦意満々の棚橋に対しタイチはニヤニヤと笑いながら脱力してマトモに組み合おうとせず、棚橋がエルボーを連打してロープに飛ぶとエプロンから金丸がミドルキックを見舞い、タイチがいきなりのジャンピングハイキック。タイチが棚橋を場外に放り出し、ザックが羽交い締めにして金丸がフロントキック。金丸が棚橋をリングに戻すと、タイチは「なにがエースだ!なんなんだコイツは!」と顔面を踏みつけてザックにタッチ。
ザックは執拗に棚橋のヒザを踏みつけてからニーロック、ヒザへのヒップアタックからトゥーホールド。棚橋が悲鳴を上げながらもなんとかロープブレイクすると金丸にタッチ。
金丸は棚橋のヒザへの低空ドロップキックから逆片エビ固め。そこへタイチがさらに棚橋を踏みつけながら飯伏に「それでいいのか?」と挑発。金丸はニークラッシャーで追撃してからタイチにタッチ。
タイチは棚橋へ「どうした?これがエースか?さっさと辞めちまえよ!」と罵倒しながらヒザを踏みつけていくが、棚橋は気迫のエルボーで反撃。しかし力が入らず、タイチのローキック一発で倒れ込んでしまう。
代わるザックは全体重をかけて顔面とヒザを踏みつけ、この光景を飯伏は頭を抱えながら見つめるばかり。棚橋は太陽ブロー連打も、ザックが足を刈ってヒザへのフットスタンプ。タイチは「諦めてもいいぞ?どうなんだテメェ」と棚橋を罵倒。
代わる金丸もヒザを踏みつけていくが、棚橋は左右のエルボーで反撃し、フライングフォアアーム。飯伏は必死に手を伸ばしてタッチを求めるが、棚橋は身動きが取れずタイチに捕まってしまい、デンジャラスバックドロップを被弾。
タイチとザックは前日の試合後のように両脇から棚橋を引き起こし、タイチが「最後お前がトドメを刺せ!楽にしてやれ!」と飯伏に攻撃を促す。飯伏がリングに入ってくると前日と同じように目の前で悩み始めるが、タイチが「コイツは神でもなんでもねえ!行け!」と追い打ち。飯伏は棚橋へカミゴェの体勢に入るが、即座に振り払ってタイチ&ザックにエルボー。そして「棚橋さあああん!!」と絶叫してあくまで自力でのタッチを求める。
棚橋のタッチを受けた飯伏はザックにスワンダイブ式ミサイルキック、タイチへレッグラリアートを叩き込み、ザックの突撃を交わしてフランケンシュタイナーからハイキック、その場飛びムーンサルトプレス。続けて飯伏はザックへハーフネルソンスープレックスを狙うが、ザックが回転エビ固めから胴絞スリーパーホールド。飯伏が立ちあがると変形コブラツイストに入るが、飯伏は腰投げで切り返してエルボー合戦へ。ザックは飯伏の腕へのオーバーヘッドキックを見舞うが、飯伏はブチ切れて掌底連打からのソバット。さらにシットダウン式ラストライドを狙うが、ザックが胴絞フロントネックロックからの三角絞めで切り返す。飯伏はこれを持ち上げてシットダウン式パワーボムで叩きつけ、両者タッチ。
ワトと金丸の対面となると、ワトがドロップキックを見舞い、金丸の突撃をかわしてスワンダイブ式の錐揉みエルボー。ワトは左右のミドルキック連打からソバットも、金丸がドロップキックで迎撃。金丸はブリティッシュフォールの体勢も、ワトが振り払って左右のミドルキックからジャンピングソバット。棚橋にタッチ。
棚橋は金丸へドラゴンスクリューから相手コーナーのタイチ&ザックをクロスボディで場外に叩き落とすと飯伏を呼び込み、飯伏も「行きましょう!」と呼応。飯伏のミドルキックから棚橋のスリングブレイドがヒットし、ゴールデン☆ブレイドを決める。ここでワトが場外のザックへトルニージョで飛んでいき、棚橋が金丸にハイフライフローも金丸が剣山で迎撃し、タイチにタッチ。
タイチは棚橋にアックスボンバーを叩き込み、タイチ式ラストライドもワト&飯伏がカット。飯伏がタイチ&ザックにエルボーで突っ張っていくが、多勢に無勢で撃退されてしまう。タイチは「まだ分かんねーならやってやる!」と叫び、ザックとともにユニオーネの竜巻。さらにリバースのユニオーネの竜巻を見舞い、ザックがパンタロンを脱ぎ捨てて天翔十字鳳。タイチ&ザックがザックメフィストの体勢も、飯伏が入ってきてハイキックでカット。ふらついたタイチを棚橋が全体重をかけたエビ固めで抑え込んでカウント3。
この結果に納得がいかないタイチは飯伏を暴行し、ザックは身動きが取れない棚橋にニーロック。鈴木軍の面々は正規軍を場外に蹴り出してリングに上って抗議するも判定は覆らず。
タイチは場外で突っ伏して動けない棚橋を横目に、飯伏に対して「おい飯伏。最後のチャンスやるよ。コイツを捨てるか、こっち来るかハッキリしろよ。こんな奴もういらねえだろ?これで勝ったと言えんのか!よく見てみろ!こんな奴とIWGP取れんのか?どうなんだ?タッグ取れんのか?こんな奴よりこっちのがおもしれーんじゃねーか?捨てろ!そんな奴見限れ!どうすんだ?最後のチャンスだ!最後のチャンスくれてやるよお前によ!選べよ早く!」と呼びかける。
しかし飯伏は「俺はもう決まってんだよ。もう決まってるから。もう決まってるから」と返答し、棚橋を助け起こして肩を貸しながら退場していった。
これに腹を立てたタイチは本部席からNEVER6人タッグのベルトを強奪すると、リング上で3本のベルトを叩きつけて荒々しく去っていった。
<試合後コメント>
棚橋弘至&飯伏幸太&マスター・ワト&天山広吉
※飯伏が肩を貸しながら、棚橋とバックステージに登場。飯伏は棚橋が顔をクシャクシャにしているのを見て
飯伏「大丈夫、大丈夫。大丈夫ですよ。俺ら勝ってんですよ」
棚橋「(若干泣き顔で)ごめん、飯伏」
飯伏「まだまだ、これからじゃないですか、これから。やりましょうよ」
棚橋「わかってる……」
飯伏「なんで、そんな元気ないんですか? 勝ったんすよ?」
棚橋「わかってる」
天山「よう、タナ、がんばろうぜ!」
飯伏「次もある。2回戦、3回戦あるじゃないですか? 諦めないで行きましょうよ!」
棚橋「おい!」
飯伏「行きましょうよ!」
棚橋「飯伏!」
飯伏「はい! 行きましょうよ!」
棚橋「俺はお前の期待に応えたい。けど、けどな、お前が神と呼んだ棚橋はもういないかもしれない。けど! (泣き声気味で)けど、現役である限り、俺は上を目指すから。飯伏!」
飯伏「棚橋さん、まだ泣かないで。まだ終わってないから。これからだから」
棚橋「飯伏ー! 次はな、お前が神になれよ!(と言って、拳で飯伏の胸を突く)」
飯伏「神になりますよ!(と言って、拳で棚橋の胸を突く)」
棚橋「よし」
飯伏「任せてくださいよ!」
天山「(棚橋と飯伏が姿を消すと)ようやったぞ、ワト。あんな奴ら蹴散らして行け!」
ワト「これから、これから、もっと、もっと俺の本当の強さを見せてやる!」
天山「この1勝は大きいな。このままNEVER6人タッグを獲る。こいつらが獲るんや」
タイチ&ザック・セイバーJr.
タイチ「うれしいか? 棚橋、うれしいの? へえ。飯伏もうれしいんだ、あれで。飯伏、お前はやっぱり(頭でパーのジェスチャーをしながら)これだろ? 俺が思っている以上に飯伏は2本も3本も飛んでやがる。あんなよ、あんな奴、どこがいいんだよ。なんかいいとこあったのか、あいつに? あれで勝ちなのか? どうなんだよ? あいつの力か、あれは? 俺はよ、明らかにロープから出てたからよ、ロープだと思って、レフェリーの判断を待って、そういうことだよな。明らかにロープだよ、あれは。レフェリーも一緒になって棚橋をなんとかしようってか? でもな、俺から見た飯伏はまだ迷ってんじゃねえか? あれで本当に棚橋は上手くいってたか、全部? なんだ今日の結果で、(IWGPタッグ王座のベルトを指して)これをやらせろってか? お前、絶対言うんだろ、どうせ? 『今日で本調子です』とか訳わかんないこと言うんだろう。どこが本調子だよ。ボロボロにされてよ、なんとなくおこぼれで獲った3カウント。レフェリーのミスジャッジが犯した3カウント。あとで(指で四角く紙を表すジェスチャーをしながら)これだよ、これ。野球やサッカーであるだろ? これだよ、これ。今スポーツ界で流行ってるだろ。やれよ。肩出てっからよ。リマッチだって? これだけで調子に乗るな。何も変わっちゃいない。今日の勝ちぐらいで。くだらねえよ、やってることが」
ザック「イブシはバカなのはわかってたけど、ここまでとは思わなかった。タナハシを選んでお前のキャリアが台無しになってもいいのか?今日でタナハシは復活したか?いいや、試合直後のあいつはボロボロで床で大の字になってた。最近ずっとそうだろ。エースは終わった。ゴールデン・ボールズは終わった。タッグのベルトには挑戦させてやらない。お前らにその資格はない」
タイチ「これを復活と取るなら、お前ら頭悪いよ。復活とか書くんじゃねえぞ、こんなことでよ。あいつ、自らの力で獲って復活だと。もう二度とねえけどな。お前らは変わらずゴールデン・ボールズ。片玉だけだ、イキがいいのは。片玉だけじゃ力は出ねえ、精は出ねえ。立ち上がることもできねえんだよ、片玉ボールじゃよ。お前らよくわかんだろう。くだらねえ。こんなんでリマッチとか口が裂けても言わせねえ。その口つまんでやる」
ザック「次の挑戦者は辻と上村でいい。あいつらにチャンスをやる」