コロナ禍を打ち破るべくローカルインディー団体が協力し5都市にまたがる『プロレスリレー配信』を開催!【前編】
27日、ツイキャスプレミア配信にて、4団体が参加し5都市に跨って展開する『プロレスリレー配信』が行われた。
新型コロナウイルス流行拡大による興行自粛で思うように大会が開催できずにいる間にも各選手たちはファンに向けてYouTubeやツイキャスなどを用いて無観客試合などの配信を実施し、プロレスの歩みを止めること無く活動を続けてきた。
ビリーケン・キッドも4月から無観客の有料生配信にて『プロレス教習所』を開催しており、この流れが全国各地のローカルインディー団体の選手たちに波及。今回の企画は「ツイキャス配信で全国を繋げよう」という想いから、チームでら(愛知県)、プロレス教習所(大阪)、HEAT-UP(神奈川県)、2AW(千葉県)の4団体+フリーの選手たちが参加。各選手が個別に配信してきたものを一本の番組のようにして1つのアカウント・配信で各地のプロレスが見ることが可能な配信が実現した。
各選手たちは大会開催が発表されてからもツイキャスなどで告知活動に精を出し、配信による新たなプロレスの姿を追究する“ツイキャス革命戦士”と、これに対抗する“非革命戦士”の抗争という空気が醸成されていた。
オープニングを飾る神奈川県のHEAT-UP道場ではプロレスライターの須山浩継氏が100回腕立て伏せをしてから開会宣言を行う予定だったが、“非革命戦士”翔太&鈴木心が乱入して須山氏の身体を4つ(上半身・下半身・メガネ・ハンチング帽)にバラバラにして全国4地域に封印してしまったため、各地域の選手たちがこれを取り戻していくことになるというという『キン肉マン』を彷彿とさせるストーリーが展開。
TAMURA&兼平大介が翔太&鈴木心をタッグマッチで破って須山氏の下半身を取り戻すが、ほどけるはずのない兼平の靴紐がほどけてしまい不吉な予感がする中で配信は名古屋へバトンが渡る。
名古屋では非革命戦士の妨害で怒りに身を震わせる影山道雄のもとへ非革命戦士の高井憲吾が差し向けられ、ファンから贈られたコメントやお茶爆(※有料支援アイテム)でパワーアップした高井は影山を圧倒。
影山は苦戦しながらも高井にモノマネを要求し、高井が律儀に応じてモノマネを始めたところで反攻の一撃を叩き込んでいくというコミカルな展開となるも、後半には中部地方屈指のパワーファイター両者がラリアットやエルボーでぶつかり合うバチバチの打撃戦が展開され、最後は高井のホフラリアットを雁之助クラッチで切り返した影山が勝利して上半身パーツを取り戻した。
その頃、大阪では非革命戦士を操りプロレスリングチャイエスの旗揚げを目論んで暗躍する織部克己を止めようとビリーケン・キッドが乗り込んでくるが、逆に織部に返り討ちにあい顔面に紙パンツを被せられてチャイエスの虜になるよう洗脳されてしまう。
ツイキャス革命戦士の始祖とも言えるビリーが非革命戦士となってしまったことで、リレー配信は存続の危機に陥ってしまった。
(後半へ続く)
https://battle-news.com/?p=59881