【会見】リアルジャパンプロレスが新型コロナウイルスに負けず3月大会の開催を宣言!藤田和之&杉浦貴vsスーパー・タイガー&関本大介の超大型タッグ戦が決定!
- 2020-2-26
- コラム, ニュース
- リアルジャパンプロレス
26日、東京都・帝国ホテルにて3月19日に後楽園ホールで行われるリアルジャパンプロレス『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.5』についての記者会見が行われた。
今年15周年を迎えたリアルジャパンプロレスでは、2020年の第一戦でスーパー・タイガーのカードが決まっておらず、スーパーは現レジェンド王者である藤田和之とベルトをかけての再戦を熱望。しかし平井丈雅代表は「今のスーパーの状況ではプロレスラーとしての実力ではまだその場には達していない」とこれを一蹴し、激怒したスーパーと口論に。
しかし、新間寿会長のとりなしもあり、平井代表はスーパーの公開練習を見学。これでスーパーの覚悟に触れた平井代表は考えを前向きに改めていた。
しかし、スーパーの対戦要求に対してWWEパフォーマンスセンターのあるフロリダに住んでいるという藤田のエージェントからは「塩っぱいスーパー・タイガーとのシングルマッチでの再戦なんて認められません。今時、公開練習なんてやるセンスが既に塩っぱい事に気づきましょう。藤田さんは自宅に室内プールがあるのに、わざわざジムに行ってプールでウォーキングという、猛特訓をやっているそうなので、次回の大会では関本大介との対戦を希望する所存でございます」というメッセージが届く。
これに対しスーパーは「それなら関本大介選手とのタッグで良いので、藤田戦を組んで欲しいと、リアルジャパンプロレス平井代表に要望します。藤田選手もパートナーを連れてきてください」と返答。リアルジャパン側はこの日の会見にパートナーを連れて現れ再戦を受け入れるよう藤田に要求していた。
まずは、UWAアジアパシフィックヘビー級王座へ3WAYマッチでの挑戦が決まった間下隼人が登場し、王座戦に向けた抱負を語った。
間下「リアルジャパンプロレスの間下隼人です。前回平井代表に直訴しましてこういうカードを組んでいただきました。本来ならば『絶対負けない』とか『ぶっ飛ばしてやる』とか言うのがセオリーなんでしょうが、リアルジャパンというのはそういう団体でもないので、そういうのは求められていないと思っています。自分はリアルジャパンに入って14年になります。リアルジャパンの15周年イヤーで、ここまで来るのに正直つらいことのほうが多かったんですけど、ここまで耐えて頑張っていました。人間には役割と順番があると思っていますので、その役割を勘違いせず、しっかりと理解して来るべき出番に備えていたと思っています。しっかりと平井代表にも報告できて、佐山総監、スーパー・タイガー選手、桜木師範に『もう我慢することはない』と言われました。新間会長にも『間下、頼むぞ!』と。皆さんの応援あってここまで来れたと思っていますので、しっかりと結果を残して19日はリングに最後に立っていたいと思います。よろしくお願いします」
――今回の3WAYルールは勝ち残り?フォール先取?
平井「フォール先取での勝敗決着となります」
――現王者は岡本選手ですが、挑戦者に岩崎選手もいます。間下選手としてはあくまで岡本選手からの勝利を狙うか、それとも同じ挑戦者の岩崎選手を狙っていくか
間下「正直、今すごく練習を凄くハードにしています。どちらも仕留める自信はあります。桜木裕司が佐山総監の刀であるならば、先日言いましたけど僕は鉄砲玉だと思っているので、トリガーを引く準備はできているので、どちらも倒す自信はあります」
続いて、新間会長と、メインイベントに出場予定のスーパー・タイガー&関本大介が登場。
3人が着席すると後から藤田和之が呼び込まれ、まずは藤田がマイクを取る。
藤田「さて、まずは前回に引き続きこのリアルジャパンのリングに上がれることを心より感謝致します。ありがとうございます。前回試合後にリングの上から次の対戦相手へと呼びかけたんですけど、誰もリングに上がってこないという事態が起きまして。あとは平井代表に全てをおまかせして今日に至りました。先日、タッグでというお話をいただきまして、今回タッグパートナーを連れてきました。今このプロレス界でナンバーワンと言っても過言ではない強さを保った心強いパートナーを連れてきました。皆さんも御存知かと思いますが、NOAHのGHCのヘビー級チャンピオン、杉浦貴選手です!お願いします!」
ここで藤田に呼び込まれた杉浦が会見会場に登場し、藤田の横へ着席。
藤田「これほど頼もしいタッグパートナーはいないと。皆さんも御存知かと思いますが、杉浦選手といえば強さの象徴ですので。今回の試合、非常に心強いパートナーであります。以上です」
そして、平井代表よりこの瞬間を以て当大会のメインイベントのカードが決定され、正式に発表された。
▼タッグマッチ
藤田和之(はぐれIGFインターナショナル)/杉浦貴(NOAH)
vs
スーパー・タイガー/関本大介(大日本)
正式なカード決定を受け、出場する4人がそれぞれの抱負を語った。
スーパー「昨日、藤田選手側のフロリダの代理人の方から『しょっぱいスーパー・タイガー』と呼ばれました。塩分高めのスーパー・タイガーです。私の試合がしょっぱいということで、身内の間下隼人が痛風になるという。そして私の試合が寒いと平井代表に言われ、『悪寒がする』と風邪まで引かれ、リアルジャパン自体の興行が危ぶまれるんじゃないかと。まあ、色んな内から外から攻められています。そんな中で今回藤田選手、私はシングルマッチ、タイトルマッチとして挑みたかったんですが、向こうサイドの要求・ご意見、私は挑戦を受ける立場であり、今回のパートナー、藤田選手が指名したミスターストロングBJ、関本選手と組んで、正直驚きました。プロレスリングNOAHの象徴、杉浦先輩。今ご紹介有りましたように、今のプロレス界の中で藤田選手についで強さを持つ、本物のプロレスラー。6年前、プロレスリングNOAHの東日本大震災のチャリティー大会で、岩手で初代タイガーマスク、丸藤選手と組んで杉浦先輩と戦わせていただきました。それからまた機会があれば是非と思っていましたが、まさかこの状況で戦えるというのは。藤田選手とシングルマッチやりたいですが、今回杉浦先輩とも戦える。パートナーでもある関本選手、今の私、ファンの人から見る、選手の人も思う、関係者も思う分には、全てにおいて食われる。そういった部分をしっかりと覆す。そういった私は信念を持ってこの2020年、リアルジャパンプロレスの15周年、1年間をしっかりと走っていきたい。そういった思いであります」
関本「今、対戦相手の名前を聞いて、ワクワクが止まりません!藤田和之、杉浦貴のプロレスを骨の髄まで体感したいと思います!」
藤田「今回、相手のタッグの相手が関本選手ということで。数年前に関本選手とやったことはあるんですけど、対角線に立って戦うということで俺も非常に興奮してます。次回後楽園ホール、楽しみにしてます。以上です」
杉浦「昨日、同級生の藤田くんから連絡があって『ランチしようよ』って言われたんで来てみたら、急にこんな物騒な人達がいる記者会見に出されてちょっと今ビックリして戸惑っています。まあ一応試合やるから、関本選手、試合何度かやってるんで、対戦、またやれるっていうのを嬉しく思っています。以上です」
続けて、新間会長がこの一戦に対しての想いを語った。
新間「今朝のモーニングショーを見たり、新聞を見たり、そうすると、今は、相撲、ゴルフ、サッカー、そして野球。電通は会社出勤に及ばず。色んな所でコロナウイルスのための興行中止、または観客を入れない。そういうようなことでいいのか?日本がそんな元気のない国になってどうするんだ!しかし今日、私はここに来て感じました。今までは、別館の北京で記者会見をしておりました。しかしここの帝国ホテルで記者会見をするという平井の意気込み!そして興行を成功させようという気持ち、それにふさわしい選手が揃った。3月19日、どんなことがあってもうちの興行はやります!そしてこの選手たちの熱い思いで以てコロナウイルスなんかすっ飛ばしてやろうと!大和魂ここに在りと!タイガーマスクが、アントニオ猪木が、藤波辰爾が、多くの人がストロングスタイルと称して、力道山以来の脈々たるプロレスを今日に続けてこられた。3月19日には、私の大好きな、本当に猪木の愛弟子であるところの藤田選手と、私は戦国時代の武将に福島正則という暴れん坊の、豊臣秀吉の家来の武将がおりました。その中に衝立市兵衛と呼ぶ豪傑がおりました。上半身は真四角で、小部屋に分けてお客さんとの間を仕切る衝立。その衝立市兵衛と呼ぶに相応しい、その人が3月19日、うちのスーパー・タイガーと一緒になって、藤田選手、この熱気というものでコロナウイルスなんてすっ飛ばそうじゃないか!そういう気持ちを平井は持っております。私はこの4人がコロナウイルスを跳ね返し、進むべき日本の道を作ってくれるんではないかと。かように思って、19日はこの4人と戦いというものを、そして平井が言うように、スーパー・タイガーが私からしても、この間の試合の後に藤田さんが『誰か挑戦する者があるんであれば』と。そういうところに『いつでもどこでも戦う』と言ったアントニオ猪木のそういう気持ちと佐山サトルの気持ちを受け継いでいたんなら、いち早く名乗りを上げてもらいたかった。そういう気持ちが、ここ帝国ホテルにおいて、この一流の帝国ホテルでさえ、この帝国ホテルでさえ、宴会をキャンセルするところが出てきておる。3月19日に於いて、私達は元気だと。私達プロレスラーというのはかくあるべきだという、そういう試合を私は見せていただきたい。また見せてくれるだろうと。それが藤田であり、関本であり、杉浦であり、スーパー・タイガー。スーパー・タイガーに対しての評価は今のところは高くはありません。しかし高みに向かって自分自身がその場所まで到達すれば彼はすごい力を発揮する。そういう希望を持っている選手の一人だと思います。皆さん!ウイルスが怖くてプロレスラーとして試合が出来ないなんて情けないレスラーはおりません!声を大にして言います!コロナウイルスを吹き飛ばすのは、3月19日、リアルジャパンの後楽園ホールであります。私達はそれを期待して私は今日この席に出させていただきました。平井さん!どんなことがあっても3月19日は全員元気でもって、藤田さん、関本さん、杉浦さん、来てくれているその人達に報いるだけのものをリアルジャパンとして作り上げていこうではありませんか。皆さんご協力、くれぐれもよろしくお願いします。ありがとうございました」
――藤田選手としては、次の防衛相手として興味があるのは関本選手なのでしょうか
藤田「すごく興味があるし、次の3月19日の後楽園はすごい楽しみですね」
――藤田選手、杉浦選手、ともにスーパー・タイガー選手に対してコメントはありませんでしたが、スーパー・タイガー選手についての想いは
杉浦「コロナウイルスには負けないぞっ!」
藤田「先ほど新間会長からWWE殿堂入りの記念のボールペンを頂きました。これをもって俺たちも皆さんに元気を届けたいなと思っております」
――杉浦選手、今回リアルジャパンプロレス初参戦になるかと思いますが、リアルジャパンプロレス自体への印象は
杉浦「そうですね。今はこういう時期なんでね、リアルジャパンっていうところで、コロナウイルスに負けないように、頑張るぞっ!」
――スーパー・タイガー選手、改めて意気込みを
スーパー「……いま藤田選手、杉浦先輩、私に関してのコメント。ああそういうことかと。そういう態度で来るかと。……申し訳ないですが、尊敬する大先輩2人ですが、ちょっとこの大人げない態度、ちょっと私自身思うところはあるので、この怒りはリング上でしっかりとぶつけます」
――関本選手、藤田選手の持っているベルトに興味はありますか
関本「もちろん、狙いたいです」
――平井代表、先程新間会長も言及されていましたが、昨今のコロナウイルス問題について大会当日の対応はなにか考えていますか
平井「昨日も新間会長と打ち合わせをしておりましたが、まずは当日の会場で事前にマスク着用でのご来場をおすすめしたい。そのうえでマスクを当日ご着用されないでいらしゃった方には全員分のマスクをご用意して配布させていただきたいと思っています。それと、入口の方とトイレの方に消毒液をこちらのスタッフから手に撒かさせて頂きます。もちろん、アルコールアレルギーのある方には控えさせていただきますが、無い方にはアルコール消毒を差し上げることとなっております。その他出来ることは万全の体制を整えながら当日の大会を行いたいと思っております」
――スーパー・タイガー選手、関本選手、昨今コロナウイルス問題の中で大会を開催されるということに関して
す
スーパー「私自身、気持ちの部分でこの大会をもってお客様に少しでも元気を与えること。そして衛生面としてリアルジャパンプロレス、平井代表を通して十二分に注意を払って、しっかりと対策していきたいと思っています」
関本「新間さんから命名していただいたように、コロナウイルスに対しても衝立市兵衛になれるように、衝立市兵衛になれるように熱いプロレスでコロナウイルスを弾き飛ばしたいと思います。ただ、マスク着用だけは忘れずにお願いします!」
――これは質問ではないのですが、藤田選手のフロリダの代理人の方からメッセージを預かっていますので、読み上げさせて頂きます。「平井代表、最強スーパープロレスファン居酒屋会議プロレス大賞2019MVP受賞おめでとうございます。受賞記念として是非『壊れかけのRadio』を一曲披露して会見を締めてください」
平井「それはまた別の機会にさせていただきますので……。藤田選手と杉浦貴選手、スーパー・タイガー、そして関本くんとの対戦、してくださることになりました。新間会長が先程おっしゃいましたように、プロレス界、コロナウイルスに負けるなという、強い意識をもっと我々に与えてくださるのがこの一戦だと思っております!」
杉浦「では一曲!」
平井「杉浦選手、よろしくお願いします(杉浦に深々と一礼)!リアルジャパンプロレスは、アントニオ猪木会長に育てられ、新間寿会長によって生み出された初代タイガーマスク、ストロングスタイルのプロレスの誇り、15年前に作られた団体、本年15周年。6月大会が15周年大会。そのプレ大会となります。その戦いを見せてくれる、藤田選手、杉浦選手、関本選手、そしてうちの団体からスーパー・タイガー。この4人しかいないと思いました。是非このカードにご注目ください。よろしくお願いします!」
新間「それよりマスコミの人たちに聞きたいけどさ、取材なんかには気をつけろとかそういう話は出てるの?おたくらの会社で。出てないの?どこがそんなに騒いでるんだ?なんか騒ぎ過ぎだと思うけどね。アメリカ人だって、今風邪の原因だって分かってない。世界一はアメリカなんだよ、医学では。日本でナンバーワンは東大なんだよ。東大の先生に心臓の件で見に行くようになってるんだけど、日本一は東大なんだって。でもなんかモーニングショー、朝のテレビをずーっと突き合わせて聞いていると、みんな人に対しての責任とかそういうことしか言ってなくて、それで特効薬がないっていうんだから。それをじゃあ政府じゃなくて、一般の人間たちが自粛して気をつけようって。うちはそんなもんは、19日、これだけのメンバーが試合するんだ。6m40の熱気で以てぶっ飛ばしてやろうという、そういう気持ちを持つっていうそういう気持ちが大切だろう。電通なんて鬼十則ってのがあって、鬼十則なんていうのは僕らがサラリーマンをやってた時代にはアレが教科書だった。それが今は鬼十則がイジメみたいになっちゃった。こういう時代でもって、なんとか人のせいにしよう、人のせいにしようって。んで、韓国は日本よりまだ自分ではコロナウイルスが感染している人間少ないからって、ついこの間言ったばっかりなのに今度は逆転してしまった。マスコミの人たちも、あまりにもこういう1つの問題に囚われすぎないで、それに対しての対応が僕らは、例えば、リアルジャパンという小さい団体かも知れないけど、3月19日はどんなことがあってもこの興行はやるんだ。選手たちの熱気によって、ファンの、観客の熱気によってそれをすっ飛ばそうじゃないかと、そういう気持ちを持ってくれる、そういう興行がなんかしらあってもいいんじゃないかと。まあ、皆さんの会社が『そういうところに行くな』とか、まだまだ出てないんだったら、3月19日は一緒に揃って見に来て取材しに来てください。コロナウイルスに負けずリアルジャパンはやったと。それが藤田であり、関本であり、杉浦であり、スーパー・タイガーであるのだと。そういうことをね、4人が声を上げたっていうところからまずは初めてくださいよ。どっかで声を上げなければ、このコロナウイルスという大きな波に飲み込まれてしまう。だいたい、85歳になろうっていうこのジジがこんな大きな声出して『コロナに負けないぞ!』って言ってるんだから。コロナって昔タバコあったんだ、コロナとピースっていうのが!吸い尽くしてやったよ!ということで頑張りましょう!」
『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.5』
日程:2020年3月19日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
<決定カード>
▼タッグマッチ
藤田和之(はぐれIGFインターナショナル)/杉浦貴(NOAH)
vs
スーパー・タイガー/関本大介(大日本)
▼UWAアジアパシフィックヘビー級選手権 3WAYマッチ
【王者】将軍岡本(フリー)
vs
【挑戦者】間下隼人
vs
【挑戦者】岩崎孝樹(ガン☆プロ)
▼一般社団法人国家資格対策センターPresents スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
朱里(MAKAI)/安納サオリ(フリー)
vs
松本都(崖のふち)/彩羽匠(Marvelous)
<出場予定選手>
船木誠勝(フリー)、アレクサンダー大塚(AO/DC)、日高郁人(ZERO1)、鈴木秀樹(フリー)、雷神矢口(浅草)、タカ・クノウ(フリー)、ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)、関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)、伊香保京介(ランズエンド)、石切(ランズエンド)、最上九(2AW)、他