学生プロレスサミット2015直前インタビュー[第1回]ちんことみつき(UWF関東学生プロレス連盟)

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2008年に復活し、それ以降毎年開催されている『学生プロレスサミット』が今年も2月26日(木)に開催が決定!

今年はUWF関東学生プロレス連盟、SWSガクセイプロレス、日本大学プロレス研究会(NUWA)、一橋大学世界プロレスリング同盟(HWWA)、九州産業大学プロレス研究部(KWF)、大阪学院大学プロレス研究会(OWF)の6団体によって行われ、学校としては慶応義塾大学、早稲田大学、日本大学、帝京大学、駒澤大学、明治大学、中央大学、東洋大学、東京都市大学、二松学舎大学、九州産業大学、大阪学院大学の12大学の学生が参戦。

さらに今年は新宿FACEではなく聖地・後楽園ホールで開催されるとあり、昨今のプロレス人気の上昇とともに注目度が上がっている。

今年もバトル・ニュースでは出場選手にインタビューを開始! 1人目は今回メインイベントに出場するUWF関東学生プロレス連盟所属のちんことみつき(UWF4年)。3年連続学生プロレスサミットでメインイベントを務める逸材は、今年のサミットにどのような思いを持って臨むのか!?
【取材・文/執事記者つばさ】

――3年連続メインイベントとなりましたね
「エロワード・ネゲロさん(冨永真一郎)以来と聞きました」
――今までのメインイベント、振り返ってみていかがでした?
「初めてのメインは、潮さん(潮吹豪=三富政行)の事故があってメインに繰り上がった形で。セミという時点でだいぶ緊張とかしてたんですけど、チャンスだと思って僕もセミで活躍して来年はメインでやろうと思ってたんですよ。それがまさかメインになって、もっとチャンス与えてもらったつもりで、2年の時は必死に先輩について行こうという気持ちが強かったです。去年のメインはシングル。サミットでシングルも初めてで、相手も今は亡きNONKE論外。一番その時やりたかった相手だし、お互いベルト持ってたんで、サミットの経験としてもベルトの防衛回数としても僕の方が上だったんで、絶対負けられないと思ってやったんですけど、ヤツの底力に最後負けてしまって・・・その悔しい思いを持ったまま、今年もまたメインでNUWAの人とやるということで、4年生だけど絶対に、よくある『勝ってよかったね、無事に4年生超えられたね』みたいなことにはしたくないんで、僕の強さを見せつけて、あいつを倒してこの3年間のメインイベント、3年連続にいい終わりをつけたいなと思います」
――これで学生プロレスに一区切りになると思いますが、『学生プロレス』とはなんでしたか?
「元々高校から学生プロレスやりたくて東京の大学に来たので、それを4年間できたし、自分の団体でベルトも取れたし、タッグのベルトも取れたし、色んな他団体の人たちとも当たれたし、考えると今まで色々スポーツやりましたけど、一番人生で楽しめたかなというのはありますね学生プロレス」
――その中でUWF関東学生プロレス連盟の代表も務めましたが、今後後輩たちにどのようにUWFを守っていって欲しいですか?
「UWFは僕が代表になった時点で、他団体との関わらなさを変えていきたいと思っていて、NUWAのスパン・キングストンをUWFに出したり、僕がスパン軍入ったりして、僕らの代だけ2年生興行やらなかったんですよ。その下の代もさらに下の代も、早い段階からうちの後輩たちは色んな団体の人と関われて、そういう意味ではいい感じに自分の思っていたUWFになって、それを繋いでくれてるんだなと思いますね」
――今後他団体の中にSWSやNUWA以外に、KWFやDWAなど東京以外の団体というのも含まれていくのでしょうか?
「サミットで県外が来るというレア感はありますけど、できれば関東が向こうでというのもやれたらそれは幅が広がるんじゃないかなと。現実的に人が減っているというのもあるんで…良い協力関係じゃないですけど協力しつつ興行の質も上げて、ライバル関係という感じて、関東が外に出てできたらいいなと思ってます。全体を見ても関東が選手もいっぱい揃ってるんで、それをもっと外に発信できるようになったらいいのかなと思います」
――人が減ってるという言葉もありましたが、学生プロレスラーという立場から見て今のプロレス界はどう映るのでしょう?
「流行ってるんじゃないかなと(苦笑)新日本を、大学来て初めて会場で見たんですけど、1年の時とかは当日券で普通に入れたのが、今はもう当日券を並んでも取れないみたいな。大きい興行を後楽園ホールでやるとファンクラブじゃないと取れないみたいな状況になってるって聞いたり、会場行って人がすごい増えてるなと感じて、プロレスが流行ってるのかなと嬉しいですね」
――大学生という立場からしてそれを感じることはありますか?
「あ〜…大学生として…大学の友達が(苦笑)いつも話してる奴らは僕が学生プロレスやってるって知ってるんで、プロレス知ってる奴らなんですよね(苦笑)知らなかったけど最近見たよって人はあまり周りには…いや、バイトしててお客さんと話すこと多いんですけど、昔のプロレスは見てなくても今CMに出てる有名な選手とか、DDTのテレビに出てる選手を知ってるよとか、今までプロレスを知らなかった人から聞くようになりましたね。一般の人にも認知されてるんだなと思います」

ちんことみつき②――そんな中プ女子という言葉も生まれましたが
「プ女子、プロレス女子ですよね?実家に帰った時『あんたテレビ出てたわよ』って言われて、なんだと思ったら『プロレス女子が特集されてる時出てたわよ』って。そんなわけないだろって言ったらプロレス女子で取材されてる人の近くに僕が会場で座ってただけだったらしくて(苦笑)でも、そういう朝やってる番組を田舎の、ド田舎のジイちゃんバアちゃんが見てるっていうのは、なんていうんですかね?それが流行ってるっていうのかはわからないですけど、人の目にプロレス女子っていう言葉が触れる機会が増えたのかなって思いましたね(笑)」
――それだけ話題になってはいるが、学生プロレスへの入門は減っていると
「結構Twitterで学生プロレスとかエゴサしてるんですけど、なんかこの時期になると『学生プロレスやりたい』とかいう高校生の声とかはちょいちょい見るんですけど、代表やってた頃に比べるとそれも見ないし、入ってきても残らないっていうのが多いですね。うちも今年はいっぱい来て、しかもスポーツ経験者とか運動神経いい人も来たんですけど、結局今は3人しか…多分9人くらいは来たんですけど、3人ぐらいしか残ってないです。でも、最近になるとOBに『何人入った?』と聞かれて3人て言うと『まあいいじゃん』と言われるぐらいになっちゃったんで。確実に減っては来てますね」
――その残らない理由というのは
「なんなんですかね…高校で部活とかやってれば練習はそんなにキツくないと思いますし…やりたいんだけど学校が遠いから厳しいですみたいな子も何人かいたんですよ。でも基本はサラッと…」
――ちなみに学プロのリア充化は去年の段階では深刻に進んでいましたがその後は
「下から入って来る子はリア充じゃない子が多いです。元に戻りつつありますね。今年も二人入ってきた高校から友達っていうイケメン2人がいるんですけど、1人は高校から彼女居て、どっちかっていうともう1人のほうがイケメンなんですけど、今まで女性経験ないとか大学も何が楽しくて行ってるのかわからないとか言ってましたんで(笑)」
――それは是非学プロ続けてほしいですね!
「はい!今年の第1試合に出る2人がその2人なんで、リア充化は元に戻ってきてるかもしれないです」
――先輩の中にプロに行った方もいますが、今後プロへという考えは
「好きなことをやって飯が食えれば嬉しいかなと思ってます」
――ちなみに今年のプロレス大賞などはどう思いました?
「僕はそんなにチェックしてないんですけど、ネットプロレス大賞は自分の見ていいなって思ったものを発信できたり投票できて共有できるというのはいいのかなと思います。僕は誰かに、OBの興行で見た試合が入ってるとか、それを聞くまでこういうアマチュア系は入らないものだと思ってて、インディーぐらいから、お金とってる興行しか投票できないと思ってたんですよ。でもアマチュアも票入ってたりしてたんで、これからはチェックしたいなと思いましたね」
――改めて、学生プロレスの魅力というものは
「学祭とかでやってて見るきっかけっていうのはプロレス好きがバカやってるなぐらいで見てもらえればいいんですけど、もしそのまま足を止めてもらえるなら、それ以上に面白い、他の学生やサークルにはできないもっと熱い事を自分たちがやってるというのが魅力ですね。自分たちで色々考えてやってるんで。でも好きで一生懸命バカなことやってる姿っていうのは皆に見てもらいたいとこですね。ほんと一生懸命好きなことやってるんだなというのを見てほしいなと」
――今年の学生プロレスサミットの対戦カードは試合を見せるカードが多いですね
「今年は実力備わった選手が多いので、そっちの方向に。カード組んだ結果対抗戦という形が多くなって、それだけ各々の団体の実力が上がってる中で、団体からレギュラーじゃないですけどできる人選出して、その選手達が当たるんで、闘いを見せる試合に。その中でも第2試合はお笑いが出来る人をマッチアップしてるんで、でもその人達がお笑いだけかというと三冠チャンピオンのムケロも入ってますし、うちからは僕とタッグチャンピオンだった貝々も入ってますし、もう1人も4年のアンドレですし、貝々もタイトルマッチを経験して皆基礎が出来る人達で固まっていて、1年のケツメドも学祭シーズンで成長して、DMPも僕イチオシですごいできる選手なんで、基礎がある中でのちゃんとした面白いお笑いをできるのが第二試合ですね」
――最後に学生プロレスサミットを見に来てくれる方々へメッセージを
「最後まで楽しんでいってください。何より楽しんで欲しいです、ほんとに。初めて見る人も、今まで見たことある人も、今年の集大成として学生プロレスを楽しんでいってください」

2015-2-26学生プロレスサミット2015大会ポスター学生プロレスサミット2015
日時:2015年2月26日 (木)
開場:18:00 開始:18:30
会場:東京・ 後楽園ホール

S席(リングサイド) 4000円
A指定席(東西雛壇) 3000円
A自由席(南側前列) 3000円
B席(自由席南側後列)2000円

▼第1試合
チンポール・ロンドン(SWS1年)/東Pin三郎(SWS1年)
vs.
パットイッテフェラ(UWF1年)/三村マザファッカズ(UWF1年)

▼第2試合
クラッシャー・チンチン・ムケロ(NUWA4年)/ダイノベンヲ・モラス・ペイジ(NUWA2年)/ケツメドヨネ(NUWA1年)
vs.
アンドレザモジャイアン(UWF4年)/陳貝々(UWF4年)/ヌレヨンちんちゃん(UWF3年28歳子持ち童貞)

▼第3試合
赤井そら(KWF4年)
vs.
ライパチ磯部(OWF4年)

▼前半メインイベント
アレクサインダー大塚(SWS3年)/ショーモ・ナイケルズ(SWS3年)
vs.
喰霊斗たむ(KWF4年)/天草ちろう(KWF3年)

▼第5試合
お尻TAJIRI蟲(SWS2年)/ダスティ・ソーローデス(SWS2年)
vs.
フェラナンテ・ドーデス(UWF2年)/ホテルニューハーフオータニ(UWF2年)
vs.
馬並勃巳(NUWA2年)/徳川yeah!ass!(SWS2年)

▼セミファイナル
スパン・キングストン(NUWA4年)/カリート・カリビアンコム(NUWA4年)
vs.
バーベQ太郎(UWF3年)/ハス向井理(UWF3年)

▼メインイベント
オナホ・ハズシタ(NUWA3年)
vs.
ちんことみつき(UWF4年)

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