里歩離脱後の新生・我闘雲舞で中学3年生の現役アイドルや史上最年長の44歳の新人を含む6人がデビュー!

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 28日、東京都・新木場1stRINGにて我闘雲舞『gtmv・1 〜ガトム果汁100%〜』が行われ、『民謡ガールズ』に所属する中学3年生の現役アイドルがデビューを果たした。

 民謡ガールズとは、メンバーが民謡を習っている少女たちで構成され、日本民謡を始めとするジャパニーズカルチャーを世界中に広める為に活動するアイドルユニットであり、現在放送中のテレビ東京系列の日曜朝アニメ『デュエル・マスターズ!!』のエンディングテーマを担当するなど勢いに乗っている。

 そのメンバーの一人である中学3年生のリンリン(『民謡ガールズ』でのメンバー名は“ゆとり”)は、カサンドラ宮城(現:アンドラス宮城)が魔界のお告げを受けて覚醒した姿に憧れて「将来は悪役レスラーになりたい!」という夢を持ち、HEAT-UPが主催するプロレス教室に通って鍛錬を積み、今年1月には女子プロレス団体であるBeginningへ参戦し、第1試合前の“特別試合”で本間多恵を相手にシングルマッチを行うなど目標に向け一歩ずつ前進。この日はついに我闘雲舞所属としてデビュー戦を迎えた。

 リンリンのデビュー戦は、HEAT-UPの大会前に行われる道場生の発表会にてシングルマッチを行ったこともあるさくらえみとの師弟対決。
 さくらがロックアップや手4つで容赦なく押しつぶしていく中、リンリンはめげずに自分から力比べを挑んでいき、エルボーの連打でさくらを怯ませるとUWFの血脈を引くHEAT-UP道場仕込みのテクニックでさくらをグラウンドに引き込んで裸絞めからの腕十字、打撃を巻き込んで脇固めからの腕固めと堅実な寝技を見せていくが、最後の突撃をかけた際にさくらが渾身のダブルチョップでなぎ倒しダブルアーム式バックブリーカーから腕十字で絞り上げるとリンリンは無念のタップ。


 なお、この日はリンリンの他、“史上最年長44歳デビュー” 桐原季子、“週末はコスプレ&グラビア”沙也加、“運動歴ゼロのフリーライター”ルルペンシル、“ミニマム突貫ファイター”咲百合、“熱血じゃりン子”小石川チエと合計6人がデビュー。
 大会終了後、さくらは里歩離脱後に我闘雲舞に残った選手たちへ『残った5人で自分たちを磨くか』『とにかく選手の数を増やすか』を選ばせ、後者の方向性になったことを明かす。
 そして「里歩さんがいなくならなければ(この6人とは)話すこともなかった(笑)」と冗談めかして語りつつ、「私達は風が吹けば飛んでしまうような小さな団体だけど、風が吹けば桶屋が儲かると言うし、私達は桶屋でありたい。今WWEでも女性がメインになったように、マレーシアでも女性がチャンピオンになったように、社会的に女性の進出、男女の差がなくなる中で、『女の子は30歳になっても40歳になっても挑戦できるよ』と。弱くても強さを目指せるよ、目指してもいいんだよっていうことを今日の大会で訴えられたかなと思いました。私達が今までやってきたのはきっと“興行”だったと思います。試合をやってお客さんに来てもらってプロレスを見ていただいてお金をいただいて、それを生業にしてそこからまた練習をしてってことだったんですけど、今日私たちが残したものは“作品”だった気がします」と真剣な表情で語った。

 急遽新人が6人デビューするなど、かつて“我闘雲舞のエース”であった里歩の離脱の影響は大きいが、所属選手のみで行われた今回の大会は大盛況。さくらも我闘雲舞新体制スタートに対する手応えを感じており、次の一手も考えている様子。今後の我闘雲舞の展開に注目していきたい。

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