W-1 1.30後楽園で再び船木と対戦する鈴木秀樹「みんな船木誠勝を避けて通って武藤敬司に辿り着こうとしている」
昨年末のWRESTLE-1後楽園ホール大会にて、船木誠勝&KAIとタッグマッチで激突した鈴木秀樹にインタビューをおこなった。
試合は延長戦の末にノーコンテストとなり不完全燃焼。その後リング上で船木に向かって「みんなお前に気を使ってんだよ。俺は気をつかわねぇんだよ、馬鹿野郎!」と発言し、さらに遺恨を深める結果となった。果たして鈴木の発言の真意とは…?
ーー昨年末のWRESTLE-1後楽園ホール大会のリング上で船木選手にむかって「みんなお前に気を使ってんだよ」という発言がありましたが、その真意を教えてください。
鈴木「言葉のとおりですね。みんな気を使っている。船木さんがプロレスに復帰してからちょいちょい試合を観てたんですけど、昔パンクラスとかでやってた時の船木さんの方が好きでしたね。」
ーー格闘技界の先輩として尊敬されているという事ですか?
鈴木「そりゃ尊敬してますよ。だからこそなんでみんな気を使うのかって。僕なんかもファンとして船木さんを観ていて、プロの選手ってどのぐらいすごいのかって思っている部分がありましたからね。根本はそのままです。船木誠勝はどれぐらいすげぇのかって。みんな僕から見たら抑えてやってる感じがして。僕のこの間の行動は『いや船木誠勝、ぜんぜん凄いでしょ』ってことなんですよ。船木誠勝本人も悪いけど、まわりも悪い。船木誠勝が力を出してないってのもあるかも知れないけど、プロレスは相手がいてのことですから」
ーーそういった思いから「気を使っている」という発言に繋がっていったということですか?
鈴木「皆さんが思っていることを言ってあげただけですよ。僕は普通にやっているだけですから。表現として『気を使っている』となっただけで。先輩後輩もそうだし、誰に教わった、何年やっています、何をやってきました、そんなことリングに上がったら関係ないですからね。そのバックボーンにビビってるんですよ。これはまだ僕がWRESTLE-1にそんなに上がっていないからわからないですけど、みんな船木誠勝を避けて通って武藤敬司に辿り着こうとしてるんですよ。だから気を使っているって見えるんです」
ーーでは1月30日のWRESTLE-1の後楽園ホール大会で船木誠勝&黒潮“イケメン”二郎組と対戦しますが、黒潮“イケメン”二郎選手については何か思うところはありますか?
鈴木「そもそもそんなにイケメンじゃないんじゃないかって前から思っていて。その辺を皆さんに聞いてみたいですね。それぐらいです」
ーーではまだWRESTLE-1にそこまで上がってない中で、WRESTLE-1を外から見てどのようなイメージをお持ちですか?
鈴木「たぶん皆さんと同じですよ。イコール武藤敬司。やっぱり武藤さんの存在感というか。一緒の大会に出ても、外から見てもそれを感じますね。武藤敬司の世界なんだなって思います」
ーーでは先ほど「船木誠勝を避けて武藤敬司に辿り着こうとしている」とおっしゃっていましたが、武藤敬司の世界と表現されたWRESTLE-1の中で船木誠勝選手はどういった存在だと思いますか?
鈴木「武藤さんとは違う意味で船木さんも同じようなポジションでいると思うんです。なのにそこを避けて、触れないように気をつかってみんな武藤さんの方にいってるんですけど、それだとファンは納得しないと思うんです。だから僕は『内部の人間がやらないならそこに俺がいっちゃうよ?』ってことです。中の選手いかないじゃないですか。試合でなんかやって、ボコボコにやられたり、後で怒られたりするのが怖いんでしょ? でも勝負をしないならレスラー辞めた方が良いですよ。勝負しないことは負けることよりダメだと思うし。だからこの間のパートナー、KAI選手? KAI選手も船木誠勝を止めるんじゃなくて、何で俺に殴り掛かってこないのかな?って。それにもっと言うと、船木誠勝とやるのは他の選手とやるより楽しいです。思いっきりやれるんで。僕なんか船木さんよりキャリア全然ないじゃないですか。これだけキャリアの差があるのにあんなにムキになって向かってきてくれる、こんなに面白いことないですよ。他の同じぐらいのキャリアの選手とか、例えば今度組む小幡(優作)だってじゃあZERO1のベルト持っている俺に向かってきたのかって事。ただただ普通に試合しているだけで、船木さんほど面白いと思ったことは一度もないからね。だからそうゆう空間に相手のパートナーのイケメン選手が入って、ちゃんとついてこれるのかって疑問はありますね」
ーーでは最後に、ファンの皆さんに一言お願いいたします。
鈴木「またみんなが心の中で思っていることを僕が言ってあげるんで見に来てください。言っちゃいけないことも言います」
【記事提供/WRESTLE-1】