【試合詳細】4・7 PURE-J大阪大会 コマンドボリショイvs米山香織 Leon&勝愛実vs中森華子&ドレイク森松 KAZUKIvs美月
『ボリショイFINAL in大阪』
日程:2019年4月7日(日)
開始:13:00
会場:大阪・大淀コミュニティセンター
観衆:215人
▼タッグマッチ 20分1本勝負
●藤ヶ崎矢子/花園桃花(ブルアーマーリングサービス)
10分5秒 チャカチャカ
○春日萌花(フリー)/めぃりぃ(フリー)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○ライディーン鋼
11分58秒 フロッグ・スプラッシュ→体固め
●マリ卍
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○KAZUKI
8分51秒 ダイビング・ニードロップ→体固め
●美月(豊田プロレス☆勇気)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
●Leon/勝愛実
15分30秒 バズソーキック→エビ固め
○中森華子/ドレイク森松(フリー)
▼ボリショイ引退ロードVvol.29 時間無制限1本勝負
○コマンドボリショイ
10分26秒 ボリショイ式ワキ固め→ギブアップ
●米山香織(YMZ)
▼ありがとう大阪!ボリショイ引退記念バトルロイヤル 時間無制限
○コマンドボリショイ
8分11秒 全員で押さえ込む→体固め
●KAZUKI
※退場順…中森華子、Leon、勝愛実&マリ卍、ライディーン鋼、藤ヶ崎矢子、KAZUKI。オーバー・ザ・トップロープルール。
ボリショイが引退前最後の大阪凱旋大会で愛弟子・米山香織と一騎打ち!KAZUKIがボリショイからセンセイ固めⅡを継承!
オープニング
コマンドボリショイの現役最後となる大阪での凱旋大会。入場式でボリショイは「皆さんこんにちは! いよいよあと2週間後に引退をすることになり、今日が最後の大阪大会に…なりました(涙)。大阪で生まれて育って、プロレスラーになるために東京へ出て、こうして大阪に帰ってきても温かいお客さんが応援してくれて、私は本当に恵まれたプロレスラーでした。最後まで私のコマンドボリショイとしての闘いを見て頂いて、そしてPURE-Jはこれからも続いていきます。いま頑張っている選手たちの築いていく未来を見てください。最後まで応援よろしくお願いします」とあいさつ。
第1試合
第1試合では藤ヶ崎矢子がPURE-J初参戦の花園桃花とタッグを結成し、春日萌花&めぃりぃの萌え萌えタッグと対戦。
花粉症のため試合中もタオルを手放せないめぃりぃは、鼻水を拭いたタオルを矢子の顔にこすりつける暴挙に。めぃりぃの試合運びにパートナーの春日もほんろうされるが、最後は矢子を仕留めてみせた。
第2試合
第2試合はライディーン鋼とマリ卍のシングル対決。グラウンドでの卍固めを耐え抜いた鋼がラリアットからフロッグ・スプラッシュにつないでキャリアの差を見せつける。
第3試合
前週の名古屋ではタッグマッチで対戦しているKAZUKIと美月はシングルで対峙。バリエーション豊かな美月のキックが唸りをあげるが、KAZUKIは蒼魔刀からダイビング・ニードロップでとどめを刺した。
第4試合
無差別級チャンピオンとなったLeonは勝愛実、中森華子はドレイク森松をパートナーに迎えてのタイトルマッチ前哨戦。Leonの猛攻を受ける中森に森松のバット攻撃が誤爆し万事休すと思われたが、カウンター気味のバズソーキックを一閃して王者・Leonにフォールを奪ってみせる。
第5試合
コマンドボリショイは元JWPで愛弟子でもある米山香織と一騎打ち。
試合前にマイクを持った米山は、「入門した時からボリショイさんに練習を見て頂いて…だから今日は最後の師弟対決なんですよぉ(泣)。試合すごいしたいんですけど、この試合が最後だと思うと…試合したくないですぅ。30分じゃ足りないので、時間無制限1本勝負でお願いします! 涙は禁止です。明るく楽しく、時間無制限1本勝負でお願いします!」とアピール。しかし試合開始のゴングが鳴らされると執拗な丸め込みで秒殺を狙い、会場を笑わせる。アッパーカットから619を放ったボリショイは米山に飛びつくと、コルバタからのワキ固めでギブアップを奪った。
マイクを持ったボリショイは米山に対し、「引退ロードで大阪で試合をしてくれて本当にありがとう。2011年、米ちゃんが引退しそこなって…そして、ついに私の引退が訪れて。次は米ちゃんがしっかりと私のことを送り出してほしい。私が心に描く3人の引退試合の相手の1人は尾崎魔弓選手、そしてもう1人は米山香織。(会場から大きなどよめきと拍手)米ちゃんしか私を送り出せないよ。私を見送ってくれる後輩がいて、私は幸せです。引退撤回は良くはないけど…続けてくれてありがとう。今こうして米山が“で~す、で~す♪”って楽しそうにやってる姿を見るたびに、引退を撤回した米山をJWPで受け入れて、私が選んだ決断は間違いじゃなかったなって確信しています。できる限り少しでも長く現役を続けてください。引退試合、よろしくお願いします」。号泣する米山と握手を交わした。
第6試合
メインイベントはPURE-J8選手によるバトルロイヤル。次々に選手が脱落していく中、最後に残ったのはボリショイとKAZUKI。場外に落とされそうになったボリショイだが、リングサイドにいた選手たちが体を支えて落下を阻止。所属外の選手たちもリングに上がってボリショイへのトレイン攻撃から、KAZUKIの上に全選手が覆いかぶさった状態でボリショイの勝利が宣告される。ボリショイは「よくわからないけど勝ったぞ~っ!! 今日ゲストで出てくれた選手も、最後みんな上がってくれて本当に嬉しいです。そして今日、大阪での最後の闘いを見届けてくれた皆さん、本当にありがとうございました!」と感謝を述べる。
カーテンコールではKAZUKIが「今日バトルロイヤルでボリショイさんが使われてた技『センセイ固めⅡ』を使ってみたんですけども!…勝手に見ようみまねで盗んで使っちゃいました。これからも使っていきたいと思ってるんですけども、よろしいでしょうか?」。ボリショイが「はい。私のオリジナルの名前が付いた技なので、有効に使って磨き上げていってください」と快諾すると、KAZUKIはほかの選手たちに「オマエら、私のこと“センセイ”って呼べよ!?」。しかし選手たちは激しく拒否。
勝は「2月にボリショイさんと営業行かせてもらった時“ピコさんと呼んでな”と。その時は多少お酒が入ってたので覚えてないかもしれないですけど、私はしっかり覚えています。その時はちょっと恥ずかしさもあったし呼べなかったけど、今日はこんなにたくさんの人の前で愛を捧げます! ボリショイさん、大好きで~す!!」と叫ぶ。
Leonは「無差別級チャンピオンになって初めての試合、後楽園の前哨戦で中森に負けてメッチャ悔しいです! でも次の花やしきできっちり勝って、後楽園でしっかりベルトを防衛して私がこれからPURE-Jの未来を見せます。ボリショイさんが引退した後は私がPURE-Jを引っぱっていきますので、皆さんこれからも応援よろしくお願い致します!」と宣言する。
最後にマイクを持ったボリショイは、「30年という長い間、プロレス界で頑張ってこれたのは応援してくださる皆さんのおかげです。本当に長い間応援ありがとうございました。まだ引退まで2週間あるんですけれども、大阪での大会は今日が最後ということで想いがいっぱいです。リングを降りるのが寂しいですが、これからはPURE-Jをもっともっと盛り上げて、皆さんが試合を見たくなるような選手をたくさん、東京から大阪に連れてきたいと思います。これからもPURE-J女子プロレス、よろしくお願いします」と大会を締めた。