越中詩郎の40周年をケンドーコバヤシが祝福も、越中は「ちょっと偉くなったからって全然話もしてくれない」と苦笑?!
30日、東京都・後楽園ホールにて『越中詩郎デビュー40周年記念大会 侍祭り ~平成最後の平成維震軍~』が行われた。
越中は、1979年に全日本プロレスでデビューし、その後新日本プロレスに移籍して結成した“平成維震軍”で暴れ回りブレイク。その後はWJプロレスにも参加し、フリーとなってからは小さなインディー団体を含む数多の団体に参戦し、60歳を迎えた今もその活躍の幅を広げ続けている。
盟友である平成維震軍の青柳政司、齋藤彰俊、AKIRA(野上彰)に新メンバー“X”こと真霜拳號に加え、2017年に二度目の引退を果たしたザ・グレート・カブキがセコンドに付く万全の布陣で参戦し、員が平成生まれであり、全員が各団体の王座戴冠歴を持つ橋本大地&遠藤哲哉&芦野祥太郎&最上九&清宮海斗の気鋭の若手5人が結成した“HEISEI GENERATIONS”を相手に激勝。
最後こそ真霜が最上を垂直落下式ブレーンバスターで沈めたものの、越中は試合中に客席ひな壇、エプロン、コーナートップとあらゆる所からのミサイルヒップを放ち、大地には侍パワーボムからのバンザイを決めるなど、未だ衰えぬその勇姿をファンに見せつけた。
試合後に行われた越中のデビュー40周年記念セレモニーでは、武藤敬司、長州力、天龍源一郎がリングに上がり越中を祝福した他、越中と深い縁で結ばれたケンドーコバヤシからのビデオメッセージが放映された。
ケンコバは「越中さん、40周年おめでとうございます。今日はですね、そちらの方へ行きたかったんですが、どうしてもですね、仕事のほうが入りまして……。越中さん!本当におめでとうございます!僕は本当に越中さんあってのこのケンドーコバヤシということを常々思っております。越中さんに教えていただいた侍魂。それを基に今日も頑張っております。会場で御覧の皆さんも越中さんのことは大好きだと思いますんで、皆さんこれからも50周年を目指して、越中さん頑張っていきたいと思います。……いや、60周年!70周年!70周年までお願いします!それでは最後に、越中さん一発いかせていただきます!『やってやるって!』」とメッセージを送った。
バックステージでこのことについて聞かれた越中は、「あの野郎、ケンドーの野郎、ちょっと偉くなったからって全然話もしてくれなくなったからなあ。人間あんな風になっちゃダメだな」と笑顔で語り、二人の絆の深さを垣間見せた。