カイリ・セインが王者として日本初凱旋!「アメリカで鬱っぽくなった時期もあった。イオさんと切磋琢磨していきます」
31日、エディオンアリーナ大阪にて『WWE Live Osaka』が開催。元スターダムの宝城カイリことカイリ・セインが日本初凱旋試合を行った。
昨年6月にWWEに旅立ち、9月のメイ・ヤング・クラシックトーナメントで優勝。今月の18日にはNXT女子王座を戴冠し、王者としての初凱旋となった。
カイリは「はじめての凱旋なのでそこになにかお土産を持って帰れたらいいなとずっと思ってたんですけど、やっぱり一番のお土産はチャンピオンベルト。今まで6年NXTの歴史がある中で8人しか巻いたことないNXTの女子のベルトを巻くことができてほんとに光栄に思いますし、今日こうして皆さんに日本でこのベルトをお披露目できるのがほんとに嬉しく思います」と語り試合へと向かった。
スターダムにも来日していたルビー・ライオットとカイリで試合は開始し、ルビーは握手をスカしてカイリの帽子をかぶって挑発していく。サーシャ・バンクス&ベイリーとともにライオット・スクワッドを攻め立てると、カイリはヘッドハンター連発からハルカゼ。さらにスピアーを突き刺し田中将斗直伝の串刺しスライディングD。最後は必殺のインセイン・エルボーを投下し3カウントを奪った。
日本初凱旋を勝利で飾ったカイリだが「私はWWEに入って1年ちょっと経つんですけど、メイ・ヤングで優勝はできたんですけどそこからちょっと言葉の面ですごい苦労して、一時期すごく鬱っぽくなっちゃった時期もあって、自分アメリカ向いてないんじゃないかとかプロレス向いてないんじゃないかとかすごい自信をなくした時もあったんです。でも諦めなければテイクオーバーという2万人ぐらいのお客さんの前で、セミファイナルで女子一試合しかなくて、そのプレッシャーの中で試合内容も自分の中ですごく楽しめたと言うか、ほんとに心からプロレスを楽しめて、その上で勝てたので、ほんとに勝った瞬間は天に登る気持ちでした」と苦労を語る。
そんな時にスターダムから紫雷イオが移籍したが、これに関して「イオさんとは毎日パフォーマンスセンターでも会いますし、プライベートでもよく一緒にご飯行ったりして嬉しいです!私ずっと今まで一年間一人だったので、プロレスの会話とか全部英語になっちゃうので細かいこととか頭の中で一人で考えるしかなかったんですけど、今イオさんが来て『あそここうしたら良かったのかな?』とかお互いの試合について思った意見交換ができたりとか、それがすっごい私は嬉しいし、お互いに切磋琢磨して一回もうタッグ組んだんですけどNXTで、今後組むのか対立するのかまだわからないですけど、どっちになってもいいものを見せれるんじゃないかなと思います。日本でいた時よりもお互いがパワーアップして、もっとすごい物を見せれるんじゃないかなと。やっぱ日本のプロレスの良さとアメリカのプロレスの良さどっちもあって、それをうまく今MIXしていい感じにできたらいいなと思いますね」と、イオとともに今後は切磋琢磨していくと展望を語った。