大会3日前に活動休止が決まったREINA女子プロレスから代表とエースが退団

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 10日、新木場1stRingにてREINA女子プロレス『青春コレクション-2018春-』が行われた。

 REINA女子プロレスは2011年にCMLLと業務提携を結んだ女子団体として活動を本格化させ、堀田祐美子&上林愛貴&石橋葵&川野夏実が所属選手へ。一年後に立ち上げた4選手が退団し、その後は『REINA×WORLD』『REINAワールド女子プロレス』『WNC-REINA』などに名前を変え、REINA女子プロレスに名前を戻してからは華名(ASUKA)がWWEに行く直前までコンサルタントを行い会場を盛り上げていた。しかし華名がWWE移籍後は、朱里、小波、成宮真希らが続々退団し、最終的には真琴以外の2,3人が新人だけという状況で活動を続けていた。
 しかし、選手代表となる真琴は頚椎椎間板ヘルニアにて欠場と復帰を繰り返し、2017年にデビューした花澄はSLEという難病に。2016年デビューの結奈は足首を怪我した後名古屋Dream Girls Pro-wrestlingとの2団体所属となり名古屋へ。泰里も靭帯を損傷し欠場すると、沙恵と杏夏もデビューしたばかりとなり、まともに試合ができる所属選手は2016年にデビューした現役忍者レスラーの茉莉のみに。それでも頑張る選手たちをファンも応援していたが、今大会3日前にオーナーより選手たちに急遽活動休止が通達された。

 真琴はミスター雁之助とタッグを組み、米山香織&佐藤光留と対戦。見事雁之助クラッチで勝利すると、メインイベントでは茉莉が6人タッグマッチを勝利で飾り、最終試合で所属の意地を見せた。
 すると真琴が「すいません、REINA所属の茉莉さんが最後に勝ってくれたんですけど、私このままじゃ終われないんです。REINA6人で試合しよう!5分だけ、いいですか?わがまま聞いてくださいお願いします。泰里と結奈は欠場中だけどでも居るだけでもいいからやろう」と急遽所属6人による試合を行う。それぞれが思い思いの技を繰り出し、試合後も各々コメントを出す中、最後に闘病中の花澄が現れ涙ながらに「今日も!明日も!明後日も!ガンバレイナー!」とファンと共に叫んだ。

 今後に関して茉莉は「私は元々プロレスを全然知らない状態で始めて、ゼロどころかマイナスから先輩方に教えていただいて、真琴さんはほんとに後輩の事をすごくいつもいつも考えてくれてて、。私達がいなければ一人でもっともっと上に行ってたと思うんです。でもこれからは足枷がないので、真琴さんもどんどん上がっていただいて、私も負けないように一生懸命追いかけたいと思います。ありがとうございました」と、REINAを退団しフリーとして活動することを報告。
 真琴も「上の人達が皆辞めちゃって、私はなりたくてトップになったわけではなくてって思ってたんですけど、REINAの後輩と接するほどに、私がこの子達に夢を見させてあげたいって気持ちが強くなったので、結果的にはREINAにいてほんとに良かったです。REINAにいて私は変われました。ほんとに茉莉さんがいたから心折れそうな時もなんとかREINAを辞める事なく今日まで続ける事ができた。私はREINAを退団してしまいますが、ほんとに今後のことなにも決まってなくて、フリーになるの初めてなんですよ。今までずっと移籍ばっかりだったんで。どうしましょう。考えます」と、不安をのぞかせながらも「明日は明日の風が吹く」と笑顔を見せた。

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