天龍の魂を受け継ぐ宮本和志が大仁田引退後の新生FMW改革を宣言!「天龍さんに教わったプロレス本来の激しさを見せてやる」
- 2017-11-11
- ニュース
- 超戦闘プロレスFMW
天龍源一郎さんの魂を受け継ぐ宮本和志が、“創始者”大仁田厚が去った新生FMWの大改革を宣言した。
超戦闘プロレスFMWは、11月10日、新木場1stRINGで、大仁田引退後、初の興行を開催した。メインイベントで組まれたのは、KAI、リッキー・フジ、五所川原吾作組対宮本、NOSAWA論外、ミスター雁之助組の6人タッグマッチ。試合形式はFMWの代名詞となっていたデスマッチ、ストリートファイトではなく、通常ルール。
吾作をターゲットに絞った宮本は、天龍さん仕込みのチョップ、顔面蹴り、グーパンチを叩き込むと、吾作は鼻から流血してグロッキー状態に。この日、来場していた金村キンタローさんが、たまらず上着を脱いで、タオル代わりに投げて止めようとするも、試合は続行。最後は宮本が強烈なショートレンジ・ラリアットを見舞って、吾作から完全無欠の3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った宮本は「金村、旧FMWのオマエら。だらしねぇ! 雁之助、オマエもだ!」と挑発。
金村さんは「雁之助、田中(将斗)、リッキーさん、黒田(哲広)、吾作、保坂(秀樹)! 大仁田さんが引退して、最初の興行だから来てみたけど、FMWは自分たちの青春。だからなくしちゃいけないんだよ」と、旧FMW勢に奮起を促した。
バックステージで、宮本は「プロなら練習して当然。(吾作は)練習不足でしょ。大仁田さんが抜けて、しっかりやらなきゃいけないんじゃない。オレは天龍さんに痛みの伝わるプロレスを教わった。先輩だろうと、リングに上がれば一緒。プロレスの根本は、普通の人とは違う基礎体力でしょ。天龍さんの意思を継ぐ者として、高橋(英樹)代表から頼まれた以上、直していく。吾作は次までスクワット1000回やれるようになれ。そしたらプロテストやってやる。FMWはぬるいよ。ぬるくて湯冷めしちゃう。旧FMW勢が甘やかすから、ああいうのが出てくる。デスマッチじゃない激しい戦いを、これからやっていくから全員覚悟しとけ。プロレス本来の激しさを見せてやる。それが新しいFMWの未来」と言いたい放題で、FMW改革を宣告した。
初期FMWからファイトしてきたリッキーは、旧FMW勢を代表して、「FMWをなめるな。来るなら来い!」と吐き捨てた。
次回大会となる、12月22日の新木場1stRINGでは、宮本と旧FMW勢による、イデオロギー抗争が勃発しそうな雲行きとなってきた。また、論外は「FMW、このままじゃ潰れるよ。早く、大仁田が戻ってこい!」と、引退した大仁田に復帰ラブコールを送っていた。
また、ターザン後藤一派でデビューした佐瀬昌宏が、12月19日に新木場1stRINGで開催する引退興行での田中とのタッグ結成を熱望した。
11・10新木場で、佐瀬は田中と組み、保坂、黒田とストリートファイトマッチで激突。場外で、テーブルに寝かせた保坂めがけて、トップロープからダイビング・ボディプレスを見舞うなど、ハードコアファイトで奮闘するも、最後は保坂のビルディングボムの前に沈んだ。
試合後、控室で、田中に自身の引退試合でのタッグ結成を要望したが、田中は即答を避けた。
この日の第2試合は、江野沢和樹(木更津KID改め)、寺尾利明組対X、X組と発表されていたが、Xとして登場したのは、シュウ&ケイのバラモン兄弟。FMW2度目の参戦となったバラモン兄弟は、江野沢組をほんろう。最後は五体不満足で、寺尾を仕留めた。
『祭りのあとにさすらいの日々を』
日程:2017年11月10日(金)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆250人
▼ミゼットプロレス 20分1本勝負
○プリティ太田
3分59秒 真空投げ→片エビ固め
●ブッタマン
▼30分1本勝負
バラモンシュウ/○バラモンケイ
8分46秒 五体不満足
●寺尾利明/江野沢和樹
▼PURE-J提供試合 30分1本勝負
○勝愛実
11分26秒 オレンジ☆ブロッサム
●藤ヶ崎矢子
▼30分1本勝負
雷神矢口/○吉江豊
8分54秒 ボディプレス→体固め
●塙純一/佐野直
▼佐瀬昌宏引退記念特別ハードコア~ストリートファイトマッチ 45分1本勝負
○保坂秀樹/黒田哲広
10分44秒 ビルディングボム→エビ固め
●佐瀬昌宏/田中将斗
▼45分1本勝負
佐藤恵一/○鈴木鼓太郎
9分32秒 ブルーディスティニー→体固め
●雷電/田中稔
▼60分1本勝負
○宮本和志/NOSAWA論外/ミスター雁之助
13分16秒 ショートレンジラリアット→体固め
KAI/リッキー・フジ/●五所川原吾作