【試合結果】7・24 ISM後楽園ホール大会 スコット・ノートン&佐藤光留vs鈴木秀樹&松本崇寿 ロッキー川村vsモンターニャ・シウバ

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『カール・ゴッチ没後10周年 モハメド・アリ没後1周年大会 INOKI「ISM」』
日程:2017年7月24日
開始:18:30
観衆:1800人・超満員

▼シングルマッチ15分1本勝負
○蓮見隆太(U.W.Fスネークピットジャパン)
5分42秒 腕ひしぎ十字固め→ギブアップ
●マックス・ザ・ボディ(BRAVE)

▼異種格闘技戦トーナメント1回戦 5分2R
●ノブ・ハヤシ(ドージョーチャクリキ)
1R 59秒 腕ひしぎ十字固め→ギブアップ
○ヂエゴ安楽(グレイシーバッハ姫路)

▼異種格闘技戦トーナメント1回戦 5分2R
○ピーターソン・シャカル(T.B.NATION)
1R 1分55秒 パウンド連打→レフェリーストップ
●安藤雅生(闇愚羅)

▼タッグマッチ30分1本勝負
鈴木秀樹(フリー)/●松本崇寿(花鳥風月)
10分8秒 超竜ボム→片エビ固め
○スコット・ノートン(フリー)/佐藤光留(パンクラスMISSION)

▼シングルマッチ45分1本勝負
○タカ・クノウ(チーム太田章)
3分2秒 膝十字固め
●西島洋介(フリー)

▼異種格闘技戦トーナメント決勝 5分2R延長1R
○ヂエゴ安楽(グレイシーバッハ姫路)
延長R 2分15秒 押さえ込み→ギブアップ
●ピーターソン・シャカル(T.B.NATION)

▼シングルマッチ60分1本勝負
○ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)
5分37秒 体固め
●モンターニャ・シウバ(フリー)

カール・ゴッチ没後10周年&モハメド・アリ没後1周年大会のメインでロッキーのテーマが鳴り響く!スコット・ノートンの超竜ボムが炸裂!

オープニング

 かつての映像が流れた後、西村修がリング上に現れカール・ゴッチ氏とモハメド・アリ氏の10カウントゴングがおこなれた。

第1試合

 マックスが前蹴りで牽制するが蓮見が掌底で前に出て首投げ。だがすぐにバックを取ったマックスが投げ捨てバックの取り合いからブレーンバスターで叩きつけてフォールも1。もつれ合うとマックスが強引に倒しフォールも1。マックスがサイドからネックロックを狙うが、蓮見が掌底からロープに押し込むもマックスが引き倒してフォールも1。マックスがスリーパーを狙うが蓮見はロープへ

 マックスが飛び込み左右のナックルから首投げで倒しスリーパー。蓮見は足を取って倒すと逆エビ固め。マックスはすぐにロープへ。

 蓮見が前に出るがマックスは掌底からロープに押し込みベアハッグから力任せに投げ捨てる。再度力任せに投げ捨てフォールも1。マックスはボディスラムからブレーンバスターで叩きつけフォールも1。
 蓮見は左右の掌底でロープに押し込むが、体勢を変えたマックスがミドルキック連打からタックルで倒しフォールも蓮見はロープへ。

 マックスは膝蹴り連発も、蓮見は掌底からグラウンドへ。立ち上がったマックスがロープへ押し込み、ミドルキック連打も蓮見はキャッチし強引に引き倒すとアキレス腱固め。マックスはロープへ。

 蓮見は掌底からアームホイップ。そのまま腕ひしぎもマックスはバスターで叩きつけてフォールも2。
 マックスはハンマーブロー連発からロコモーションジャーマンスープレックス。フォールも2。
 マックスはバックをとるが蓮見はロープへ。マックスはミドルキック連打
。これで蓮見はダウン。

 立ち上がった蓮見が左右の掌底連打から担ぎ上げてボディスラム。そのまま腕ひしぎで捕らえてギブアップを奪った。

第2試合

 ヂエゴがタックルで倒しマウントを取るとパウンドを落としていく。そのまま腕を取りにかかるが、耐えたノブにパウンド連打。ノブはTKクラッチを狙うが、ヂエゴがコントロールし腕ひしぎを狙うがノブは嫌がる。ヂエゴはパウンド連打から腕ひしぎ。これでノブはギブアップ。

第3試合

 安藤のセコンドには“brother”YASSHIがつく。
 安藤がジャブをフェイントにタックルも、ピーターソンがフックで迎撃し左右のフック連打。耐えきった安藤が一度距離を取って左フックをフェイントにタックル。だがピーターソンは左右のフックを連打し、安藤は後ろに倒れるがレフェリーはダウンをとらずスタンドから再開。

 安藤の左フックにピーターソンが右フックをあわせて安藤は倒れるとピーターソンはフック連打。安藤はどうにか組み付いていくが、もつれて倒れた安藤にピーターソンはパウンド連打。これでレフェリーストップ。

第4試合

 先発は光留と松本。光留がローキックを叩き込み、松本はこれを受けるとタックルからバックを取る。光留はこれを切ってローキックで膝をつかせる。松本もローキックを叩き込んで光留はコーナーへ下がる。
 光留は片足タックルも松本は切ってスリーパー。光留はロープへ。松本は鈴木にタッチ。鈴木はノートンを要求し光留もノートンにタッチ。

 ロックアップからノートンがコーナーに押し込むも、鈴木は体勢を変えて押し込みクリーンブレイク。
 ロックアップからノートンがコーナーに押し込みクリーンブレイク。
 手4つでノートンが潰すが、鈴木はガットショットからヘッドロックで捕らえショルダータックル。受けきったノートンに再度ショルダータックルも、受けきったノートンが走りこんできた鈴木にジャンピングショルダータックル。ノートンは倒れた鈴木をコーナーに押し込み強烈なチョップを連発。ノートンは光留にタッチ。

 光留はガットショットから首投げで倒しサッカーボールキック。フォールも2。鈴木は指を捻ってそのまま松本にタッチ。

 松本は足を刈って倒すとアキレス腱固め。ロープに逃れようとした光留に松本はフロントネックロックからスクールボーイも光留はロープへ。
 松本は腕ひしぎもクラッチを切らない光留にスリーパーへ移行。そのまま腕ひしぎで取るが光留はロープへ。松本は鈴木にタッチ。

 鈴木はエルボーからショルダーアームブリーカー。さらにボディブローからエルボースマッシュ。さらにフロントスープレックスからフォールも2。
 鈴木はコーナーに叩きつけて串刺し攻撃も、避けた光留が延髄斬りからローキック連打。さらに水車落としを狙うが、ハンマーブローを落とした鈴木が担ぐも着地した光留が低空ドロップキックから水車落とし。光留はノートンへ。鈴木も松本にタッチ。

 ノートンはラリアットでなぎ倒し、さらにロープに振ってラリアットを避けた松本が走り込むもノートンはパワースラムからフォールも鈴木がカット。

 ノートンは鈴木にボディブローからパワーボムを狙うが、松本が延髄斬りを叩き込んで鈴木がリバース。
 松本はコードブレイカーからフォールも光留がカット。
 光留は延髄斬りを叩き込み、ノートンがラリアット。ノートンはショートレンジラリアットから再度ショートレンジラリアットも、避けた松本に反対の腕でラリアット。ノートンは超竜ボムで叩きつけ3カウント。

猪木劇場

猪木「元気ですかー!元気があればなんでもできる!元気があればイベントも出来る。今日はこういう運びになると思ってなかったんでさっき西村くんからの挨拶がありましたけど、カール・ゴッチさん10周年、モハメド・アリの1周年ということでホントはリングに上がりたくないのですが、やっぱり皆さんの熱い声援をもらうと嬉しいですね。
 いま国会も大混乱の中、女の話と政治の話はしないことにしてますけども、嘘つきは何ですかね、泥棒の始まり。政治家は嘘つきじゃないとなれないって、まあ、テレビ見てると腹たってくるでしょ?お答えできません控えさせていただきます。委員会でも質問するんですがほんとにバカヤロー!って言いたくなるんですがね。
 とにかく、こうしてイベントで元気を発進しようということで皆さんにどうしてもリングに戻ってこいみたいな話でね、ちょっといつも何かを考えて面白いことはないかなと。考えてはいるんですが、折角やるんであればまだまだこのカール・ゴッチさんの一番はアキレス腱固め。そのアキレス腱を藤原と話して、こいつ生意気な事言いやがって私のほうが上ですよと。それで、これはその人の持ってる考えの問題で、形が違わなくても筋肉の腕の使いかたや体重のかけ方、ゴッチ教室で教わったアキレス腱固め、多分カール・ゴッチさんと俺のも違うし、また藤原とも違うし、なにかあるとパフォーマンスをしなきゃいけないなと、国立競技場で10万人のとこにパラシュートで降りたこともあります。アマゾンでピラニアがいるとこ泳いで色々やってきましたが、今日は特別面白い事しようと思ったけど最近痴呆症になりまして、認知症だね今は、色んなとこに来て父親です認知してくださいと、俺の種じゃ無くても認知してやろうと頑張ってる。そういうとこで、日本を元気にということで、昨日はパキスタンの政府の関係者も来まして、3月に独立記念日で、勝って最初に挑戦してきたのはパキスタンの盟友アブラム。結局ルールがきまんない、結局タイムリミットになって上がってやるしか無いと。参ったしないから逆をとって首を絞めたが歯形が残ってますが、甥っ子が3年後に挑戦してきて、試合は引き分けてよくやったって腕上げたら向こうが勝ったことになって評価が高まった。ISに向かってメッセージをおくらないと。モハメド・セイント、ISに向けて、喧嘩を売るんではなくて本来のイスラムの教えを世界へメッセージを送りたいとそういうイベントを考えております。
 話が長くなるとあの野郎歳を取った証拠だと言われるんで、早速何かやろうかな。何かやるんだよね?(アキレス腱固めをかけてほしいという抽選で当たった15名の方がリングへ)」

藤原「横にあるとスーツが汚れますのでたったままやらせていただきます」
 
 藤原と猪木がお客さんに技を実践すると、最後に猪木が「俺の出番だって政治に出ましたが、今まさに世界に向けてそしてやっぱり格闘技は誰が見てもわかる。プロレスもそうです。そういう意味では国内でしっかり闘ったうでで世界に発進していく。良いスターが出てくれれば一気に人気が盛り上がるかもしれません。今日来てくださった皆さんが元気でありますように、ご唱和を。立ったほうがいいかな?思いっきり腹の底から、大きな声出してください。行くぞ!1.2.3、ダー!」

第5試合

 西島がジャブで牽制しタカがリングを周る。西島がワンツーでコーナーに押し込みジャブを叩き込んでいくが、タカはリングを回って逃れる。タカはタックルも西島はロープへもたれかかりブレイク。
 西島は右ジャブからストレートもタカはロープに押し込みブレイク。
 西島は後頭部に右ストレートニ連発でタカはダウン。カウント9で立ち上がったタカに西島は走り込みパンチをラッシュ。タカは再度ダウン。
 カウント8で立ち上がると、猪木アリ状態になるが、西島は構わず足へ左右のフックを打ち込んでいく。西島はスタンドを要求し、立ち上がったタカがアキレス腱固め。西島はロープを掴む。

 タカが突進しバックドロップ。リングを這った西島にタカはヒールホールド。西島はロープを掴む。
 タカはカニばさみで倒しアキレス腱固め。これで西島がギブアップ。 

第6試合

 ヂエゴがタックルもピータソンは腕を伸ばして入らせない。ヂエゴがタックを狙うが決めきれず。再度タックルもピーターソンは力任せに吹っ飛ばす。ヂエゴは再度タックルも、ピーターソンがマウントからパウンド連打。亀になったヂエゴのバックからピーターソンはパウンドを落とすが、ヂエゴは足を取ろうとしてピーターソンは距離を取る。

 スタンドから再開し開始、ヂエゴはローで牽制。ヂエゴはスーパーマンパンチから組み付くが、ピーターソンがマウントを取りパウンド連打。ヂエゴは回転し逃れようとするがこれはピーターソンが逃さず亀に。ヂエゴは突進するが、ピーターソンはカウンターのパンチでヂエゴは猪木アリ状態へ。ヂエゴが突っ込もうとしたところにピーターソンが膝を合わせ、膝をついたヂエゴのマウントを取ったピータソンがパウンド連打。ヂエゴは足を取ろうとするが、足を引き抜いたピーターソンにヂエゴが右ストレート。これで後ろに倒れたピーターソンの足をヂエゴが取ろうとするが、ロープ際でとれないとみるやヂエゴはマウントからアームバー。引きぬいたピーターソンがヒールホールドもここで1R終了。

 2R、お互い間合いを見合いリングを周り続け、これはレフェリーがタイムストップ。消極的なファイトとみなされ口頭注意。 
 ヂエゴがタックルで足を取ると、ハーフガードから袈裟固め。ヂエゴはマウントをとりパウンド連打。そのまま腕を取ろうとするが、決めきれずにそのまま時間切れ。

 判定は2-0でドローとなり延長戦へ。

 ピーターソンがローで牽制。ヂエゴが組み付くがピーターソンはボディに膝。ヂエゴは再度タックルも耐えたピーターソンに再々度タックルで倒しマウントへ。ヂエゴはコツコツとマウントを落として潰していくが、ピーターソンがタップしギブアップ。

ヂエゴ「皆さん今日来てくれたりがとうございました。まずは、アントニオ猪木さんに感謝したいですありがとうございました。このチャンスをくれた会長ありがとうございました。(泣きながら)ちょっと今時間いただくんですけど、去年僕3回、3回連続で負けて、すごく自分に自信をなくして、やなこといっぱい続いたんですけど僕の親もブラジルに帰って、僕と弟で日本で頑張ってやってきたんですけど、何回ももうやめようって思って、一人だけ僕らのこと諦めてない人がいるんですけど、先生、親みたいに支えてくれて僕のこと諦めてない。先生のこと家族みたいに愛してます。これからもっと頑張るのでみんなも応援よろしくお願いします」

第7試合

 シウバがハイキックで牽制。さらに右フックもロッキーは避けていく。さらに前蹴りも避けてジャブもシウバは微動だにしない。
 シウバは両手を広げて、ロッキーがボディに左右のジャブを打ち込んでいくが、シウバは自ら腹を殴ってアピール。
 シウバは強烈な右フックを叩き込みロッキーはダウン。

 ロッキーはロープを掴んで立ち上がると、シウバはビッグブーツからクリンチし左右の膝蹴り。ロッキーはダウン。

 シウバはハイキックを叩き込み、ロッキーはもんどり打ちながらコーナーへ。シウバはビッグブーツで吹っ飛ばすも、ロッキーは前に出てボディに左右のフックを連発。だがシウバは膝蹴りで倒し踏みつける。ロッキーはダウン。

 シウバはドロップキックでふっ飛ばし、さらに膝蹴り連発。力任せに投げ捨てると、ロッキーは走り込んでボディにフックから左右のストレート連発。シウバは膝蹴りからミドルキック。倒れたロッキーの顔面にストンピング。ロッキーはダウン。

 シウバは袈裟斬りチョップ連発で倒し、ストンピングから膝で潰してパウンドを落とすがロッキーはロープへ足を伸ばす。
 シウバは前蹴りから膝蹴り連発でコーナーに押し込み袈裟斬りチョップ。ロッキーはダウン。
 
 セコンドのNOSAWA論外がロッキーのグローブを外し、ロッキーはボディに左右のストレート連発。さらに顎にストレートから掌底を叩き込んでシウバはダウン。そのまま押さえ込んで3カウント。

 納得しないシウバは大暴れの後、セコンドの論外に膝蹴りを連発し倒すと会場を後にした。

エンディング

西村「本日はこんなに沢山の皆様ご来場ありがとうございます。今からちょうど10年前、2007年の7月28日に故・カールゴッチ先生はこの世を旅立ってしまいました。腹部大動脈の破裂でございました。82歳でございました。その時何人かの側近によりまして『日本にお墓を立てたらいいのでは】とこういう話になりました。9割はフロリダ州のヒーストンレイクに散骨されました。約10%分骨をしたわけでございますけども、ようやく9年かかりまして、本日ご住職いらっしゃってますけど、荒川区の浄土宗のお寺を見つけたわけでございます。最後の最後に猪木会長にありがとうとメッセージを伝えたい、最後にもう一度お礼を言いたいという思いはようやく10年目にして叶ったわけでした。ここまでまいりまして大変な時間がかかりましたが、このことに関しまして多大なご協力ご理解をいただきました皆様、アントニオ猪木会長にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました」

猪木「ありがとう!やっぱり政治家になると喋りが美味いですね。西村塾に入って喋り方を勉強しなきゃいけない。ゴッチさんも喜んでくれていると思います。本が出ましたねこの間、アリ対猪木という。日本語に訳した本を送ってくれました。近々名前を出せないんですが有名な作家がアリ戦の本を出してくれるそうです。今回の格闘技の原点というか、無我夢中でやって40年たってあの試合の価値、必ずまた皆さんと力をあわせながら格闘ブームが起きるように、先頭に立って走れる歳ではないので支えたいと思います。もう一回、いくぞー!それぞれの思いを頭に描いてもらって、みんなが実現しますように、いいでしょうか!行くぞー!1.2.3ダー!」

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