【試合結果】7・19 REINA新木場大会 ハロチータ&小林香萌vs下田美馬&レイナ・イシス ディスポジション・デ・ティグレ・モラド&ディスポジション・デ・ティグレ・エース&ディスポジション・デ・ティグレ・ブラックvsミステル・カカオ&スペル・チノ&ブライアン

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CMLL-REINA Presents Numero 2『GRAN FIESTE 2017 』
日時:2017年7月19日
会場:東京・新木場1stRING
観衆:127人

▼マノ・ア・マノ シングルマッチ20分1本勝負
○安納サオリ(Beginning)
5分27秒 フィシャーマンズスープレックスホールド
●関口登子(Beginning)

▼マノ・ア・マノ シングルマッチ20分1本勝負
○米山香織(フリー)
8分20秒 ダイビング千豚♪→片エビ固め
●泰里

▼覆面MANIA提供試合試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
○ディスポジション・デ・ティグレ・モラド/ディスポジション・デ・ティグレ・エース/ディスポジション・デ・ティグレ・ブラック
14分13秒 トケ・デ・エスパルダ
ミステル・カカオ/スペル・チノ/●ブライアン

▼タッグマッチ30分1本勝負
○山縣優/本間多恵(Beginning)
12分10秒 クロスフェイスロック
万喜なつみ(Beginning)/●青野未来(Beginning)

▼タッグマッチ30分1本勝負
○ハロチータ/小林香萌(フリー)
15分39秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
下田美馬/●レイナ・イシス

CMLL-REINAメインイベントでルチャの真髄を見せ付ける!小田飛鳥が“ギネス級の露出”のコスチュームでのデビューを示唆!

オープニング


 エスコートMCの元井美貴さんが登場し、10・25後楽園大会の開催を発表。さらに同大会へCMLLからセウシスの来日もあわせて発表された。
 そしてCMLLより参戦のレイナイシス、ハロチータが呼び込まれる。元井さんの通訳を兼ねたインタビューでは、次のように答えた。

――日本に来ての印象は?
イシス「3回目の来日で、また今回も日本にこられてとてもうれしい」
ハロチータ「今回が初めてで、日本に来られてうれしい」

――日本で行ってみたい場所は?
イシス「京都が綺麗だから行ってみたい」
ハロチータ「渋谷に行ってみたい」
(観客から「名古屋は?」の声)
イシス&ハロチータ「もちろん行きたい!」

――今日はどんなことをアピールしたいですか?
イシス「CMLL―REINAのルチャをぜひ見てほしい」
ハロチータ「CMLLとREINAが世界で一番のルチャを見せることができる。
今日はそれを実証したい」

 最後に元井さんのスペイン語によるかけ声で大会はスタートされた。

第1試合


 まずは関口がドロップキックから低空ドロップキック。
 さらにグラウンドのサーフボードへ。すかさず安納も背中へのドロップキックから足四の字に決める。さらにはインディアンデスロックにとらえる。
 しかし体を入れ替えた関口がSTO狙いにいくが安納はブリッジで返す。
 その後、ナックル合戦からバックの取り合い。関口も丸め込みにいくがドロップキックを払った安納がフィッシャーマン一発でトドメを刺した。

第2試合


 7・17仙台でのサスケ戦を終えた泰里がその経験をどう生かすか、ホームリングに凱旋しての一戦。
 まずは背後を見せた米山に泰里がドロップキック。さらに5連発とスタートから勢いよく積極的に決めていく。これに米山はヘアホイップで逆転。セコンドの真琴に「がんばREINA―」と逆挑発する。
 それに対して、泰里がエプロンに米山を絡ませると真琴も加勢し本家の「がんばREINA」を決める。米山はモンゴリアンチョップへ。その後、米山の丸め込みが続く。泰里はドロップキックで反撃すると、スタンディングのエルボー合戦に移行。米山がトップロープに上ると、泰里もこれに食らいつき、エプロン上で雪崩式を狙うも、米山がパンチで迎撃。それでも食らいつきデッドリードライブにとらえる。積極果敢の姿勢を崩さない泰里。しかしボディスラムをねらうもこれは逆に投げられる。
 米山は逆エビ固めへ。再度ボディスラムを狙うもこれを丸め込みで返す泰里。さらに連発し、クルスフィックスではあわやの場面も。
 しかしタックルで流れを変えた米山はセントーンからのフィッシャーマンへ。そしてダイビング千豚♪でフィニッシュとなった。敗れはしたが泰里の積極性が見え、6・25一関、7・17仙台を経て一回り大きくなった。

第3試合


 ティグレ軍団が初登場。いきなり本部席の元井美貴さんへ襲いかかる。セコンドで小田飛鳥が戦況を見つめる中、試合開始。
 ティグレ軍団が代わる代わる襲い掛かる中、カカオはモラドを捕らえ、クロスチョップ。しかし、ティグレ軍団はカカオ軍を場外に蹴散らすと、プランチャの競演。さらに場外戦では元井さんのボールペンを凶器に使うなどやりたい放題。さらにティグレ軍はブライアンを捕らえ、集中攻撃。ブライアンは劣勢が続いたが、なんとか同士討ちを誘うとカカオにタッチ。カカオがティグレ軍を次々にケブラドーラコンヒーロを決めると、それぞれが場外へ転落。ここで、チノがチャイニーズカンフーキック。さらにカカオがトぺを敢行。
 リングに戻ったティグレ軍にチノは再度、トップロープからのカンフーキック。イーアールキックと攻めるも、エースが急所打ちで反撃。さらにモラドがフェイスバスター。再びブライアンがピンチに。それでもコードブレーカーで危機を脱すると、トップロープからのフライングボディアタック。
 続いてカカオがジャベを決めるも、ここはティグレ軍がカット。ここでブラックがスタナー。ティグレ軍が3人がかりでカカオをとらえるとトップロープからのボディプレス連続攻撃。場外へ転落したカカオとチノにティグレ軍がトペコンヒーロ。その間にリングに残ったモラドがブライアンをトケ・デ・エスパルダに仕留めた。

インフォメーション


 CMLL-REINAインフォルマ(インフォメーション)のコーナーでは、元井美貴さんのMCにより、シルバー調のコスチューム姿の小田飛鳥がリングに登場。「泣く子も黙る”セクシー番長”小田飛鳥です。名前の小田飛鳥より”セクシー番長”のほうが浸透しています」と自己紹介。

――いまはどういった練習をされていますか?
「覆面MANIAとREINAの練習に通っています。いまは受身とロープワーク、基礎体をひたすらやっています。なんとか10月の後楽園に間に合わせたいです」

――レスラーとなればどういったところをPRしたいか?
「すごく私は背中がやわらかいので、背中のやわらかさをアピールしたい」

――本業との兼業による大変さはいかがですか?
「本業はグラビア活動なんですけど、これからかっこいい体にして、それでいてグラビアもがんばりたい。鍛え方もいままでは女性のやわらかさを残すために、上半身を鍛えてなかったんですけど、いまはちょっとがっちりしたかなって思いますね。最近はグラビアだけでなくいろいろな活動をやってるので、タレントでやってきたことをプロレスに生かせなくないと思うので、今までのことをベースにして、また一からがんばりたいなと思いますね」

――どんなコスチュームで登場するのか、それも楽しみですね。
「どこまで出していいんでしょうね? でもコスチュームの生地の面積だけはギネスに乗せられるくらいだと思うので、生地をより少なくしてみたいですね」

――今日はセコンドにもつかれていましたね。
「初セコンドでわからないことも多い中、真琴さんの動きを見ながら、それを真似て、最後のほうは少し動けたかなと思います」

――真琴選手が欠場となってしまいましたが、これからの目標は?
「真琴さんとシングルで対決することが自分の目標だったんですけど、もともとの目標であるCMLLのアレナメヒコ目指してがんばりたいと思います」

 最後に小田は自身が主演する、8月27日から公開の映画をPRした。

第4試合


 万喜はバトン、そして青野は一輪車でリングを回って登場。一方、本間の特攻服での登場、山縣は耳を当てて観客の反応を探る。試合前、山縣と万喜に「誕生日おめでとう!」と声が飛ぶ。
 「お前いつだ」と山縣が聞くと、万喜は「22になりました!」と即答。山縣は「年を聞いてないわ!」と即座につっこむ。夏ぽいと姉御コールが交差するなか試合開始。
 まずは万喜が巻き投げを連打。続く青野も首投げを連打。ここで本間が登場し、山縣を呼び込むと時間差のキック攻撃。ヘア投げを本間が決めると青野の顔面が苦痛にゆがむ。さらに逆片エビへ。青野はドロップキックでなんとかのがれると、万喜にタッチ。万喜がドロップキックの連打からボディスラム。滞空時間をかけて落とす。ここで本間は飛びつきの腕十字から、さらにその痛めた右腕にドロップキック。そして山縣がエルボーからフットスタンプ。ここでコードブレーカー。しかし、万喜もローリングネックブリーカーで逆転。続いて青野がナックルを連打しドロップキック。さらに万喜も加わってのブレーンバスター。
 そして青野がジャックナイフ、スクールボーイ、逆さ押さえ込みと固めていく。しかし山縣もキックで反撃すると、フェイスロックで切り返し、タップアウト。一瞬の隙からフィニッシュへとつなげた。

 試合後、6日に誕生日だった山縣とこの日誕生日の万喜へ、真琴&泰里からサプライズの誕生日ケーキが送られた。

山縣「みなさま、まさかここの会場で祝ってくれるなんて予想外でした。素に戻ってしまって言葉でないんですけど、ねえ」
万喜「びっくりしました。最初、流れてきた曲がハッピーバースデーって気づかないくらいで」
山縣「だれか乱入するのかと思いました(笑)」ワタクシ、41になりました。でも、まだまだ現役をがんばらせていただきます」
万喜「もう22になったとか言ったら怒られると思いますがいつまでも若くいたいと思います」

第5試合


 メインではムーチャス入江氏がマスク&ソンブレロ姿で登場。メキシコの雰囲気をそのままにメインへ突入。
ノータッチでの交代が認められるメキシコ方式のタッグマッチ。下田は「日本で一番のルチャドーラ」と紹介される。レフェリーはデ・ナーダ今井。
 先発はハロチータとイシス。まずはイシスが投げを連打、さらにはキャメルクラッチを決める。これに対してハロチータも投げで対抗。イシスは逆エビを決める。ハロチータはグラウンドのコブラへ。
 イシスは早くもマヒストラルを繰り出すもカウント2。さらにクロスチョップ。ここで下田と小林。小林が投げを見せ、さらにドロップキック。そしてミサイルキック。怒った下田が小林を場外へ追いやり場外戦へ。その間にハロチータが丸め込みからのカサドーラ。そして回転エビ固め。めまぐるしく攻めていくハロチータに対して、イシスは髪をつかんでラフプレーに出る。さらに下田も割って入り、ダブルのクロスライン。そして小林をとらえコーナートレイン。
 下田はキャメルクラッチを決めると、イシスも加勢。下田は小林を場外に出し、ハロチータを呼び込むと、イシスがコーナーラリアット。続けて下田がコーナーエルボー。下田とイシスは時間差攻撃を決めていく。さらに下田がかかと落とし。下田が小林、イシスもハロチータをとらえラ・カチョーラ。
 しかし小林もイシスへティヘラでピンチを脱出。ハロチータの投げから、小林はボディアタックの連係。さらにダブルのドロップキック。小林とイシスのチョップ合戦から、イシスがクリスト・デ・ムエルテ。
 ここでハロチータが飛び出す。ハロチータはイシスにインディアンからの鎌固め。下田が小林をかわず落としでカットに入り、そのままジャベに捕らえる。そのまま下田と小林の攻防へ。下田はかかと落としにいくもカウント2。下田がタイガーにねらうも、小林はドロップキックから低空のドロップキック。ここで場外へ落ちた下田に場外プランチャ。リング内ではハロチータとイシス。イシスののボディアタックを切り返したハロチータがムーンサルトで勝負を決めた。
 ルチャの神髄が伝わる好勝負は初来日のハロチータが締めた。

 勝利者インタビューで元井さんがリングイン。

ハロチータ「皆さん応援ありがとう。すべてに感謝します。また再戦をしたい」
イシス「今度は私が勝って終わらせてやる」
ハロチータ「1対1で戦ってやる」
イシス「怖いのか? 怖くないのか? REINAとCMLLのリングでまた戦ってやる」

 その後イシスがハロチータに襲いかかかり乱闘となる。
その後記念撮影となるも下田とイシスのルーダ組は退場して加わらず。そして最後はハロチータによる「ビバメヒコ!ビバハポン!」でシメとなった。

 控室でハロチータは、「イシスとの試合だったから100パーセント出せたと思う」と試合には満足げ。「次は今日以外の違う技やスタイルを見せたいと思う」と今後にも意欲的だった。CMLLから新たなエストレージャが飛び出した!

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