WWEネットワークの散歩道 13回目
- 2017-3-28
- WWEネットワークの散歩道
昨年のレッスルマニアのベストマッチは?と聞かれたなら、迷わずシャーロット対サーシャ・バンクス対ベッキー・リンチのWWE女子王座決定戦と答えます。WWEのファーム的存在のNXTが育てた3人の女子レスラーが、それまではディーバ王座として女子プロレスの華の部分を強く打ち出した試合からレスリング重視の女子王座として再生させるというプロジェクトを完遂させるという意味でも期待以上の試合をやってのけたと言えるでしょう。
現地時間3月20日のRAWでようやく決まった今年のレッスルマニアでのRAW版女子世界王座は、ベイリー対シャーロット対サーシャ・バンクス対ナイア・ジャックスによるフェイタル4ウェイマッチで行われることになりました。この試合を見る前の予習としてまずはその試合を。ちなみに3ウェイマッチは勝ち残り戦で、トリプル・スレートマッチは勝ち抜けとルールが違い、こちらは勝ち抜けのルールが採用されています。
レッスルマニア32(2016年4月3日):シャーロット対サーシャ・バンクス対ベッキー・リンチ
http://network.wwe.com/video/v1214612183/?contentId=1214612183&contextType=wwe-show&contextId=wwe_match_of_the_year&start=0
ついでにフェイタル4ウェイマッチの最初の試合を。映像で残る最初の・・・かもしれませんね。当時はまだフェイタル4ウェイという名称はなく、4コーナー・イリッミネーションマッチと呼ばれていました。
イン・ユア・ハウス ーファイナル・フォーー(1997年2月16日):ブレット・ハート対アンダーテイカー対スティーブ・オースティン対ベイダー(1時間08分くらいから)
http://network.wwe.com/video/v31327269?contextType=wwe-show&contextId=in_your_house&contentId=67412516&watchlistAltButtonContext=series&start=0
続けて2015年年間最高試合という評価もあるサーシャ・バンクス対ベイリーのNXT王座戦。この大会は他にも獣神サンダー・ライガー対タイラー・ブリーズ、プリンス・デヴィットことフィン・ベイラー対ケビン・オーエンズもあるのでおすすめです。
NXT:テイクオーバー・ブルックリン(2015年8月22日):サーシャ・バンクス対ベイリー(1時間7分くらいから)
http://network.wwe.com/video/v400412483?contextType=wwe-show&contextId=wwe_nxt&contentId=144827218&watchlistAltButtonContext=series
そしてこちらは選手、関係者の車移動の様子を撮影した番組から。車中の会話の中でシャーロットが父であるリック・フレアーに「わたしにとってのリッキー・スティムボートやダスティ・ローデスは誰かしら?」と問いかけたシーンがありました。フレアーはじっくりと考えることもなく、すぐさまサーシャがリッキー、ベッキーがスティング、ベイリーがショーン・マイケルズ。そしてナタリアがワフー・マクダニエルと答えたのです。
リッキーはフレアーが生涯最高のライバルと挙げた選手で、スティングはフレアーが直接戦うことでアイコンと呼ばれるまでに育て上げた選手。ショーンはフレアーも驚嘆した新世代の旗手であり、引退試合の相手も務めた選手・・・と考えるとなかなかに興味深いものがあります。
またナタリアの立ち位置として挙げられたワフーは、フレアーがトップスターとしての位置を確立した対戦相手としてとても重要な選手でした。対戦相手の潜在能力を引き上げ、スター選手に育て上げるところからスター・マグネットという称号を得ていたとか。
さて、この番組にはもうひと組、マイケル・コール、JBL、バイロン・セクストンのアナウンサー・チームの移動風景も収録されています。この3人の中では一番の新入りであるセクストンが、2人の大先輩から受けたきつ~い洗礼とは?それは見てのお楽しみとしてください。
ライド・アロング:リック&シャーロット・フレアー、マイケル・コール&JBL&バイロン・セクストン