藤村が無観客試合で稲葉に玉砕!新たな覚悟と意地を固めNEW ERAが結束!「僕はもう…もう諦めません!」

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 WRESTLE-1道場にて、稲葉大樹と藤村康平が無観客試合を行った。
 プロレスを続けていくことに対して悩み、福岡の実家に帰り自身の進退について考えていた藤村が道場に帰ってくると、リング上には稲葉大樹を筆頭としたNEW ERAのメンバーがリング上で待っていた。藤村が出す答えとNEW ERAの選手たちの想いとはどういったものなのだろうか。

稲葉「お前、福岡帰ってちゃんと自分で考えて答えだした?」
藤村「はい」
稲葉「今、WRESTLE-1に帰ってきてこのリングの上に立っているって言う事は、これからプロレスやっていくって事だな?」
藤村「はい」
稲葉「今日お前のためにNEW ERAのみんな集まってくれたんだぞ?普通じゃありえないぞ?お前、今日ここにいるNEW ERAのみんなに覚悟見せろ」
藤村「はい」
稲葉「もっと大きい声で」
藤村「はい!」
稲葉「もっと!」
藤村「はい!」
稲葉「よし、じゃあこれから俺と試合するぞ」

 こうして稲葉大樹と藤村康平による無観客試合が行われることとなった。

 試合は藤村がエルボーやドロップキック、ランニングエルボーを何発も何発も打ち込み、気迫のこもった攻撃を見せる。それに対し稲葉は全ての攻撃を倒れずに受け止め、“もっと来い!”と強烈なエルボー一発で藤村をダウンさせてしまう。セコンドとしているNEW ERAのメンバーも藤村に対し、“もっと攻めろ!”“ここで意地見せろ!”と声をかける。その声に応えるようにフラフラになりながらも立ち上がり、またエルボーを稲葉に打ち込んでいく藤村。さらに藤村の強烈な張り手が稲葉をふらつかせ、ブレーンバスターで投げることに成功。しかしカウント1で返されてしまう。その後もドロップキックやミサイルキックなどで攻める場面や、逆エビ固めを耐えきるなど意地でも食らいつこうとする藤村。しかしながら最後は稲葉のフィッシャーマン・バスターに敗れてしまった。

稲葉「…いろいろ悩んだかもしれないけどもうここに戻ってきたからには、児玉さんも言ってたけど0か100か。やるんだったらやる、やらないんだったらやらない。今日戻ってきてやるって決めたんだろ?」
藤村「やります」
稲葉「じゃあガッチリやっていきましょう、NEW ERA!」
藤村「はい」
稲葉「もう一回!」
藤村「はい!」
稲葉「よし!じゃあみんなで―」
児玉「意気込みは!?」
藤村「…僕はもう…もう諦めません。これからはWRESTLE-1、NEW ERAで頑張っていきます!」
稲葉「じゃあ最後に返事!」
藤村「はい!」
稲葉「もう一回!」
藤村「はい!」
稲葉「もう一回!」
藤村「はい!」
稲葉「よし!頑張りましょう!」
NEW ERA全員「よっしゃー!」

 首のケガでデビューすら危ぶまれた時期もあったことや練習生時代の苦労、デビューできた喜びや試合でACEの後輩選手に負けたことなどを思い、藤村康平は深く悩んでいた。実際に福岡の実家に帰って当時の気持ちを思い出し、今後の道さえ模索しようともしていた。しかしそれは逆に初心を呼び戻す結果となった。絶対に諦めないという強い想いが蘇ってきた。その気持ちを稲葉が、そしてNEW ERAのメンバーがこの試合を通じてどう受け止めたのかはわからない。
 だが藤村は出来る限りの力を振り絞りその覚悟を見せつけた。一緒に戦い続けると仲間に誓った。今日から再スタートを切った藤村のこれからの覚悟とその戦いに注目していきたい。

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