世界一危険な格闘技の前日会見で高橋奈七永がセクシーポーズ!?
10月27日(木)18時半から後楽園ホールで、ミャンマーの伝統格闘技「ラウェイ」の大会が開かれる。その前日会見が26日(水)正午より、都内・池袋のサンシャインシティー・ワールドインポートマートビル5階「コンファレンスルーム4」で行われた。
ラウェイはムエタイのルールに近いが、グローブをせず、拳につけるのはバンテージだけ。バンテージ内に固い異物は、仕込めない。スタンドの打撃主体の格闘技だが、グローブをせず顔面を殴れるというのが、大きな特徴だ。
頭突きはOK。スタンド状態での絞め技は、今年8月20日のルール改訂で反則となったが、スタンド状態での関節技は許されるよう。3分5ラウンド、インターバルは2分。判定はなし。
4ラウンドまでなら、苦しくなったら「タイム」を申請、2分間の休息を取ることができるが、ダウン1回に数えられてしまう。
ひとつのラウンド内で、カウント8までに戦意を示せないダウンを3回喫するとTKO負け。カウント7までに戦意を示せば、それはダウン回数と記録されない。パンチ、ヒジ打ち、ヒザ蹴り、首相撲はムエタイ同様許されている。
女子プロレスラーの高橋奈七永選手が会場に来ていてセクシーポーズをとっていたが、これはラウェイ選手お決まりのポーズを真似たもの。ミャンマーにはこの競技の女子選手の試合もあるそうだ。
「バンテ―ジは自分の拳を守るためにするのか」と聞いたら、「選手のお守り、選手の家族のお守りとしてするのです」と言われた。これまではバンテ―ジもせず、素手の拳で殴り合うこともあったようだ。
危険すぎる、痛すぎるだろ…とも言われる競技だが、グローブをして拳を守りながら何発も頭部を殴り合い、グローブによる振動で相手の脳を頭蓋骨の中で揺らすボクシングよりは、「生きるか死ぬか」を考えたときはるかにリスクは低い。
骨折、裂傷、眼球打撲だって、大変なケガだけど死ぬよりはいい。ボクシングは脳へのダメージが集中すると、後遺症も残るし、死ぬケースもある。
注目の大会、当日券もあり。ガチの殴り合いで、強い男は誰か。是非その目で見て欲しい。
(写真・文/安西伸一)