“まぐれ王者”と言われていた稲葉がリマッチに勝利し実力を証明!若手をまとめ世代闘争開戦を宣言!
18日、後楽園ホールにて行われた『WRESTLE-1 TOUR 2016 3rd ANNIVERSARY』のメインイベントにて『WRESTLE-1チャンピオンシップ』稲葉大樹vsKAIが行われた。
8月11日の横浜文化体育館大会でKAIの持つW-1王者に征矢学が挑戦予定だったが、征矢が大会一週間前に『右肩鎖関節脱臼及び靭帯損傷』で急遽欠場。その代わりに王座に挑む事になった稲葉大樹がチャンスを掴み、KAIから卍固めでギブアップを奪い新王者となっていた。
だがこの勝利を“まぐれ”扱いするKAIと1ヶ月でリマッチが決定。稲葉は「正直文体で今出せるものはあの試合で出し尽くしての勝ちだったので、短い期間で同じKAIさんっていうのは何て言うんですかね…正直気持ちの部分でもモチベーションでも試合の組み立てでも難しい」と困惑するが、新世代の台頭を目指す稲葉は負けられない闘いとなった。
試合はKAIが一方的に攻め圧倒するが、KAIのLATを切り返した稲葉がダイビングヘッドバッド3連発からフィッシャーマンバスターで叩きつけてフォールも2。稲葉は卍固めを狙うが、アームホイップで切り替えしたKAIがトラースキックから延髄斬りで流れを戻し雪崩式LAT。さらにサンダーファイヤーパワーボムで叩きつけフォールも稲葉は腕を上げる。KAIはスプラッシュプランチャを投下するが、これを剣山で迎撃した稲葉が雁之助クラッチも切り返し卍固め。これに耐えたKAIに稲葉はヨシタニックからジャーマンスープレックスホールドで叩きつけ、タイガースープレックスホールドで3カウント。
稲葉は「これで卍でギブアップとって、フォールで3カウントとってまぐれじゃないと思います」と完全勝利を宣言すると、これを見守っていた若手をリングに上げ「これからはWRESTLE-1僕達が引っ張っていきます!」とアピール。
だがこれを見ていたNOSAWA論外と火野がリングに上がり「若い奴らで何が出来るっつんだよ?おい土肥、お前な、今日火野に負けてんだよ現実見ろよボケ」と失笑し、さらに葛西もリングに上がり「あんちゃんたちリング占拠してなんだ?天下取ったつもりで居るのか?おい熊、お前よ、怪我人に手出してよ、このWRESTLE-1のリング引っ張っていく?綺麗事も休み休み言えこの野郎」とこの日の試合で欠場中の征矢を蹴りつけた熊ゴローを批判。河野も「WRESTLE-1を引っ張っていきたい、盛り上げたい、その気持ちは素晴らしいことだと思う。ただそれは、このリングで闘うすべての選手が持って闘わなきゃいけないことなんだよ。アタリマエのことなんだよ!WRESTLE-1は今3年だよ、遅いよしょうもない!」と激怒。
稲葉は「でも俺たちもう一回、もう一度気持ちを一つにしてもう一度WRESTLE-1盛り上げていきます。俺たちとやりましょう!」と上の世代へ宣戦布告し、それぞれが困惑する中葛西が代表してこれを受け、次回10月9日後楽園ホールで5対5のイリミネーションマッチが決定。
新世代を代表して稲葉が「絶対僕達が勝って、僕達がWRESTLE-1を引っ張っていきたいと思います。これからどんどん若い力で進んでいきますこのWRESTLE-1」と決意を語った。