8・27 DEEP JEWELS有明大会 長野美香vs藤森祥子 浅倉カンナvsホン・ユンハ 永田恵梨子vs真理DATE

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『DEEP JEWELS 13』
日程:2016年8月27日
会場:東京・デイファ有明
開始:16:00

▼第1試合 DEEP JEWELS 57kg以下 5分2R
○奈部ゆかり(パラエストラ柏)
判定3-0
●直DATE(Team DATE)

▼第2試合 DEEP JEWELS 50kg以下 3分2R キックルール
●真理DATE(Team DATE)
判定0-2
○永田恵梨子(Club E.D.O)

▼第3試合 DEEP JEWELSアトム級 5分2R
○KAI(リバーサルジム立川ALPHA)
判定3-0
●桐生祐子(BRAVE)

▼第4試合 DEEP JEWELS 54kg以下 5分2R
○ターニャ・ホフマン(EAST2WEST MARTIAL ARTS ACADEMY)
判定3-0
●第一DATE(Team DATE)

▼第5試合 DEEP JEWELSアトム級 5分2R
○浅倉カンナ(パラエストラ松戸)
判定3-0
●ホン・ユンハ(CMA KOREA/VON柔術)

▼第6試合 セミファイナル DEEP JEWELS アトム級 5分2R
○黒部三奈(マスタージャパン)
判定3-0
●前澤 智(リバーサルジム立川ALPHA)

▼第7試合 メインイベント DEEP JEWELS ストロー級 5分3R 肘あり
○長野美香(CORE王子豊島)
3R 2分34秒 腕十字
●藤森祥子(Brightness)

長野美香がMMA復帰戦で勝利!初の国際戦となった浅倉カンナは判定勝ち

浜崎朱加&魅津希あいさつ

2016-08-27deepJEWELS_hamasaki DEEP JEWELS ストロー級女王・魅津希と、元JEWELSライト級女王で現Invicta EC世界アトム級王者・浜崎朱加がリングインし、あいさつした。
魅津希「今日は本当は試合をするはずでしたが、相手の怪我でできなくなりました。でも、明日、キックの試合(J-FIGHT&J-GIRLS 2016 5th)をすることになったので、応援に来てもらえればと思います。3部には弟(井上直樹)が出ます、応援いただけたらと思います。DEEP JEWELSもInvictaも頑張っていきますので、応援してください」

浜崎「9月23日、アメリカで2度目の防衛戦を行なうことになりました。しっかり勝って次に繋げればと思います。今日は楽しんで行ってください」

第5試合

2016-08-27deepJEWELS_5th 日本女子格闘技界期待の逸材、浅倉カンナがDEEP JEWELS初参戦。レスリングで実績を残したあと、2014年10月のVTJ 10thで総合格闘技プロデビュー。昨年9月にはベテラン玉田育子を破る。今年4月のパンクラスでは、ストロー級で朱里に判定負けを喫したが、7月の修斗では檜山美樹子に完勝。さまざまな舞台を経験し、ついにJEWELSに参戦だ。
 相手のホン・ユンハはROAD FCに参戦している。浅倉にとって初めての国際戦はどのような闘いとなるのか。

1R、ジャブを出して来るホンに対し、浅倉は距離を取りロー。一瞬組むがすぐ離れたあと、浅倉がタックル。投げるが、ホンはロープを掴んで踏ん張る。駄目押しで投げた浅倉はコーナーへ押し込む。お互い入れ替えながらヒザを打ち込む。浅倉は上になるが、コーナー際で立ってパンチを落とし、すぐにかぶさる。ホンは立ちたいが、浅倉は立たせずパンチを落とす。ホンは立つとヒザ。浅倉を潰したいが、浅倉は逆に押し付けていく。ブレイク。
 右のパンチを狙うホン。浅倉がタックルから大きく投げてテイクダウンしたところでゴング。

2Rも同様の展開で浅倉がリードする。タックルからコーナーへ押し込むと投げたいが、ここはホンがこらえる。ブレイク。
ホンのパンチをかわし、浅倉がタックル。コーナーへ押し込む。ホンがなんとか立ち上がっても逃すことなく押している。ホンのパンチをもらってしまうが、組んで投げ! 立ったホンをコーナーへ押し、さらに背負い投げ! 豪快な攻めが続く浅倉。ホンは粘るが、防戦一方となる。浅倉がコーナーへ押しつけ、引っこ抜いて押し倒したところで終了。判定は3−0で浅倉がDEEP JEWELS初勝利を飾った。

浅倉コメント「応援ありがとうございました。初のJEWELSで、初の国際戦でした。1本を狙っていたけど出来なくて、勝ったけど悔しい気持ちです。でも、女子格闘技が盛り上がるよう、自分も頑張っていきます。応援よろしくお願いします!」

第6試合

2016-08-27deepJEWELS_6th バックチョークを得意とし、吉田正子、富松恵美らを倒している黒部。対する前澤はPXCに参戦経験を持ち、現在は金原正徳のもとで修練を積んでいる。

1R、最初からパンチを出し合う両者。黒部は首相撲からヒザ、コーナーへ押し込む。入れ替え合うが、黒部の強烈な左右のヒザが打ち込まれる。前澤もタックルから押すが、逆に押し込まれ、パンチ、ヒザの連打をもらってしまう。黒部の圧力が優勢か。しかし、前澤は諦めずタックル。黒部に尻餅をつかせ、コーナーへ持って行ったところで終了。

2R。黒部からは、迫ってくるような圧力、オーラ溢れ、迫ってくるようだ。組みにいった黒部がコーナーへ押し込むと、前澤が入れ替えてコーナーへ押し込む。いったん離れると、黒部がコーナーへ押し込んでヒザを打ち込む。前澤はボディに効いた様子。お互い入れ替え合うが、徐々に黒部が優勢になっていき、前澤は脱出できない。お互いヒザ連打。苦しい前澤は黒部を抱えて引っこ抜くが、起死回生ならず、またしても黒部に押し込まれてしまう。離れて打ち合うが、ゴング。判定3−0で黒部が勝利した。

第7試合

2016-08-27deepJEWELS_7th 2014年に結婚、引退した長野がMMAの世界に帰ってくる! 長野は長男を出産、育児に専念していたが、今年3月にエキジビションで復帰。さらに6月のDEEP JEWELS 12にグラップリングルールで参戦。続く今大会で総合ルールでの完全復帰戦を行なうこととなった。
 一方、藤森はフィジカルの強さを持ち、寝技を得意とするこれまで4勝のうち、3戦が1本かKOでの勝利。ブランクがあるとはいえ、JEWELSのエースとして活躍した長野に勝てばおいしい。長野が3年ぶりのMMAで勝利するか、藤森が意地を見せるか。

1R、軽くジャブを出し合う両者。長野がタックルにはいるが、藤森は首を抱えてバックマウント! 鉄槌を落とす。コーナー際で長野は足で防御するが、藤森はサイドを取りヒジを打つ。ブレイク。
長野はタックルで押すが、倒し切れない。片足を抱えているが、藤森に鉄槌の連打を浴びる。藤森がサイドから殴りまくって終了。

2R。余裕の藤森に対し、既に苦しい表情の長野。長野は力を振り絞り、タックルからテイクダウン。藤森は練習を積んで来たという三角絞めを仕掛ける。上体を引き付け、徐々に両足が長野の背中を上がっていく。長野はヒジやパンチで抵抗するが、藤森は殴りながらガッチリ絞め直す。残り1分。藤森は極めたいところだったが、殴って終了。

最終ラウンド。長野は明らかに消耗している。対する藤森はスタミナに余裕、パンチで前に出る。長野がタックルからロープへ押す。藤森はヒジを打ち、潰す! バックに回る。しかし、ここで長野がマウントとなり、回ろうとした藤森の腕を取った! なんとか解きたい藤森だが、長野が腕十字を極め、藤森、無念のタップ。追い詰められた長野が最後の最後に大逆転、1本勝ちで復帰戦を飾った。
長野は勝った瞬間から涙が溢れ、泣き笑いの表情で勝ち名乗りを受けた。

長野「正直、すごく不安でしたけど、皆さんの声も聞こえて最後まで頑張れました。藤森選手はすごく強くて、心が折れそうになった場面もありましたけど、最後は勝ててよかったです。ありがとうございました」

2016-08-27deepJEWELS_nagano
(写真・文/佐佐木 澪)

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