FMW対UWFの全面対抗戦は全試合ノーロープ有刺鉄線デスマッチへ
- 2016-6-2
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- 超戦闘プロレスFMW
超戦闘プロレスFMWが6月1日、東京・飯田橋の事務所で記者会見を開き、6・21後楽園でのFMW対UWFの全面対抗戦第3ラウンドは、3試合すべてを、ノーロープ有刺鉄線デスマッチで行うことを発表した。
5・14新木場での試合後、大仁田厚が「6・21後楽園でのFMW対UWFの全面対抗戦は、全試合ノーロープ有刺鉄線デスマッチ」と要求していたが、これをUWF連合軍が受諾したもの。
山近義幸代表によると、「UWF軍の各選手との交渉は難航した」とのことだが、UWF連合軍の各選手が最終的に“邪道ルール”を受け入れた。
ノーロープ有刺鉄線デスマッチは、FMW黎明期に大仁田が考案した試合形式で、ロープの代わりに、有刺鉄線を張り巡らせたもので、ロープワークをすることすらままならない、まさに逃げ場のない闘い模様となる。
大仁田自身、最近は有刺鉄線ボードデスマッチを行うことが多いため、「後楽園ホール」でノーロープ有刺鉄線デスマッチを行うのは、2005年3月26日、「卒業式プロレス」以来、実に11年ぶり。
メーンイベントでは、大仁田&雷神矢口&NOSAWA論外&保坂秀樹(FMW&W★INGモンスター連合軍)VS船木誠勝&高山善廣&長井満也&佐野巧真(UWF連合軍)の一戦が組まれた。
大仁田はUWF連合軍が、この試合形式を受けたことに関して、「アイツら、ボイコットとかしないだろうな? ちゃんと公の場で調印をすませて、リングに上がりたい」と疑心暗鬼の状態。
続けて、大仁田は「船木及びUWF軍にモノ申す。今度俺たちが勝ったら、無条件で電流爆破のリングに上がれ! 上がりたいという選手は全員上がればいい。バトルロイヤルでも、イリミネーションマッチでもいい」とコメント。UWF連合軍に3連勝して、電流爆破に持ち込みたい意向を示した。
また、大仁田は「ノーロープ有刺鉄線デスマッチは、場外戦を得意とする俺たちに不利なルールなんだよ。UWFのヤツらは『ああでもない、こうでもない』って、ゴネたらしいけど、逃げられない試合形式なんだから、関節技が得意なアイツらの方に有利なんだよ。UWFに有利な条件提示をしてあげてるんだから」と持論を展開。
対戦する4選手の中で、ターゲットとして、船木の名を挙げた大仁田は、「有刺鉄線地獄に入ってもらう」と不敵に笑い、あくまでも船木のクビを狩りたい模様。
対抗戦に出場するUWF連合軍の中で、高山と藤原喜明は電流爆破を経験済みだが、ノーロープ有刺鉄線デスマッチの経験者は誰ひとりいない。邪道の真骨頂ともいえる、この試合形式で、UWF連合軍がどういう闘いを見せるのか注目が集まる。
なお、山近代表は6・21後楽園で行われるモンゴル軍VS極悪同盟の女子の一戦も、この試合形式で交渉中であることを明かした。
超戦闘プロレスFMW『ジューン・ブラッド』
日程:6月21日(火)
会場:東京・後楽園ホール
開始:18:30
▼第3試合 FMWvsUWF全面対抗戦 ノーロープ有刺鉄線6人タッグデスマッチ 45分1本勝負
[FMW&W★INGモンスター連合軍]上田勝次/橋本友彦/松崎和彦
VS
[UWF連合軍]藤原喜明/冨宅飛駈/池田大輔
▼セミファイナル FMWvsUWF全面対抗戦 ノーロープ有刺鉄線タッグデスマッチ 60分1本勝負
[FMW軍]田中将斗/リッキー・フジ
VS
[UWF連合軍]中野巽耀/アレクサンダー大塚
▼メインイベント FMWvsUWF全面対抗戦 ノーロープ有刺鉄線8人タッグデスマッチ 無制限1本勝負
[FMW&W★INGモンスター連合軍]大仁田厚/雷神矢口/NOSAWA論外/保坂秀樹
VS
[UWF連合軍]船木誠勝/高山善廣/長井満也/佐野巧真