FMW 9.24新宿でW★INGモンスター軍が勝利!12.22後楽園はW★ING興行に!? 来年5.5川崎球場で大仁田vs.ポーゴの“最後の電流爆破”が実現か?
- 2015-9-25
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- 超戦闘プロレスFMW
超戦闘プロレスFMWが4月の旗揚げから、8カ月にして、12月22日に後楽園ホール初進出が決まったが、皮肉なことにW★INGモンスター軍主催興行になる可能性が出てきた。
さる9月15日に東京・水道橋の後楽園飯店で開かれた記者会見で、同軍は山近義幸オーナーを“接待”。しこたま酒を飲ませて、抱き込みに成功し、「9.24新宿でFMW軍が負けたら、W★INGモンスター軍に団体名変更」を約束させてしまった。
かくして、9.24新宿FACEでのメーンイベント、大仁田厚&田中将斗&保坂秀樹&リッキー・フジvs.NOSAWA論外&雷神矢口&橋本友彦&TARUのストリートファイト有刺鉄線ボード8人タッグデスマッチには、“団体名”が懸けられることとなった。
試合開始前には、W★INGのボスであるミスター・ポーゴが松葉杖姿で現れ、本部席に陣取った。ポーゴが見守るなか、両軍は大乱激戦を展開。途中、セコンドのW★ING金村も介入し、ハンディキャップマッチの様相を呈したが、FMW軍も反撃。論外を捕獲した大仁田は、サンダーファイアー・パワーボム2発で追い込むも、論外は執念でクリア。そして、矢口が保坂に雷神(ジーザス・ボンバー)を叩き込み、3カウントを奪取。W★INGモンスター軍が勝利し、団体名を変更せざるを得ない事態に陥ってしまった。
試合後も、W★INGモンスター軍は、大仁田に攻撃を加えて、ダメージを負わせた。論外は「大仁田、ざまあみろ! 今日でFMWは終わりだ。12.22後楽園はW★INGモンスター軍の興行になるから。大仁田、出たかったら出してやってもいいぞ!」とマイク。すると、W★INGモンスター軍は結託したTARUとともに、FMWの旗を破る暴挙に出た。
W★INGモンスター軍がリングを下り、本部席のポーゴのもとに駆け付けると、大仁田と対峙。大仁田は「ポーゴさんよ、体が治ったら、最後の電流爆破やろうじゃないか!」とアピール。ポーゴは「大仁田! 望むところだ。その言葉を待っていた。体を治して、テメエと最後の電流爆破をやってやる。その時はテメエの命日になる。その前にコイツらが叩き潰してやる」と返した。
控室に戻ったW★INGモンスター軍は、論外が「FMWは大仁田、田中以外はポンコツ以下のガラクタばかり。もっとマシなの呼んで来い。毎日でもやってやるよ! 負けたら、W★INGモンスター軍で興行やるって言ったよな? 約束守れよ!」と言えば、矢口は「大仁田包囲網だ! 逃げられねぇぞ!」とコメント。ポーゴは「コイツらが頑張って、FMWを潰すんだよ」と口にした。
試合後のサイン会を終えた大仁田は「後日、発表しますけど、簡単に団体の看板を替えるとか言うな。会社を乗っ取らなきゃ、社名は変えられないんだし…。シリーズのうちの1興行くらいは、W★ING興行でもいいかもしれないけど。根性据えて、乗っ取りに来い!」とコメント。ポーゴについては「全快したら、電流爆破をやりたい。候補は来年5.5川崎球場。それまでに回復して来い」と言及。
団体名変更に関しては、大仁田が約束したわけではないが、酔った山近オーナーが口にしたのは事実で、後日、FMWから何らかの発表があるもよう。
また、ポーゴは3月に脊椎狭窄症の手術を受け、現在は股関節も痛めており、歩行も困難な状況。今後、治療とリハビリに努め、来年1月の実戦復帰を目指している。ポーゴの回復次第だが、FMWの歴史を語る上で、欠かすことができない大仁田との最終決戦は実現が濃厚となった。
“女ハヤブサ”Rayは「試練の7番勝負第2戦」で、“飛翔天女”豊田真奈美と対戦。
体格で劣るRayは序盤こそ、苦戦をしいられたものの、劣勢をはねのけ、攻勢に転じた。しかし、2発目のムーンサルトプレスをヒザ剣山でブロックされ悶絶。逆に豊田のムーサルトを食うも、カウント2でクリア。最後は“必殺”ジャパニーズ・オーシャン・サイクロンで、無念の3カウントを聞いた。
マイクを持ったRayは「豊田さんの強さを、同じムーンサルトの使い手として、身に染みて感じました。これからも、豊田さんを追い掛け続けます。またシングルで対戦させてください」と言うと、豊田とガッチリ握手を交わした。
メーン終了後、Rayは「私が思ってたような素晴らしいレスラーでした。(豊田の)ムーンサルトは、もろに体の上にのっていたら、カウント2で返せなかったかもしれません。リベンジするという目標ができました」とコメント。また、団体名変更の可能性が出てきたことに触れ、「ハヤブサさんが戻るFMWのリングを、私たちが守っていかなければならない」と語った。
Rayは10.8新宿FACEでの自主興行で、大仁田、保坂と組み、サブゥー&論外&中島安里沙と有刺鉄線ボードデスマッチで対戦する。
なお、今大会では、大仁田と親交があり、子宮頸がんを克服したアイドル・夏目亜季がマスコットガールを務めた。W★INGモンスター軍入場時に、矢口に連れ去られかけたが、ことなきを得た。
また、スタイリッシュユニットのSTORMがセミ前にリングで生演奏し、Rayの入場に華を添えた。
【記事提供/超戦闘プロレスFMW】
セプテンバー・ファイト 最終戦
日時:2015年9月24日(木)
開始:18:00
会場:東京・新宿FACE
観衆:500人(満員)
▼第1試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
超電戦士バトレンジャー/○菊タロー/木更津KID/雷電
14分50秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
戸井克成/●ワイルドベアー/ワイルドセブン/ギャングスター
▼第2試合 FMW女子プロレス タッグマッチ 30分1本勝負
米山香織/○花月
12分29秒 ブレーンバスター→片エビ固め
ミス・モンゴル/●ミス・コハル
▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○W★ING金村
7分52秒 爆YAMAスペシャル→片エビ固め
●五所川原吾作
▼第4試合 ZERO1提供試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○将火怒/ブッファ
12分17秒 首塚→片エビ固め
横山佳和/●ショーン・ギネス
▼第5試合 Ray試練の7番勝負第2戦 シングルマッチ 45分1本勝負
○豊田真奈美
14分49秒 ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド
●Ray
▼第6試合 FMW軍vsW★INGモンスター軍〜ストリートファイト有刺鉄線ボード8人タッグデスマッチ 60分1本勝負
NOSAWA論外/○雷神矢口/橋本友彦/TARU
12分47秒 雷神→片エビ固め
大仁田厚/田中将斗/●保坂秀樹/リッキー・フジ
【FMW10月シリーズ「暴走儀式」日程】
10月16日(金)神奈川・横浜ラジアントホール(19:00)「開幕戦」
10月30日(金)群馬・桐生市民体育館(18:30)
10月31日(土)千葉・Blue Field(18:00)「最終戦」