【永島編集長の”他流試合” 】~単なる物まね芸人じゃない!アントニオ小猪木氏!~
- 2016-4-28
- 永島編集長の他流試合
永島編集長の”他流試合”
~単なる物まね芸人じゃない!アントニオ小猪木氏!~
(以下、永島編集長は永島、アントニオ小猪木氏は小猪木)
永島 「おぉ、小猪木!」
小猪木「永島さん、小元気(こげんき)ですか?」
永島 「小元気、小元気、大元気だよ!いやぁ、久し振りだねぇ!半年振りかな?」
小猪木「そうですねぇ、それくらいですねぇ。今年も宜しくお願いします。」
永島 「今頃?もう春だぜ!そう言えば、小猪木からの年賀状、本名で最初誰からだか解らなかったよ!ハッハッ!」
小猪木「すみません、紛らわしくって!」
永島 「イヤイヤ(笑)ところで、俺と小猪木って初めて会ったのはいつ頃だったかなあ?」
小猪木「僕は永島さんの事は一方的に随分前から存じ上げていましたよ。永島さんと、お仕事を含めてお話しさせて頂いたのは、08年の第2回“昭和プロレス”に出場させてもらったのですが、その大会の少し前ですよ!」
永島 「そうそう、俺は企画に関わっていたんだよな。出場選手を決める時に、周りが、猪木もダメ、馬場もいない、どうする?て、話していたんだ。俺は言ったね!いるじゃないかぁ、小猪木と小馬場が、てね!」
小猪木「はい、出場させて頂き光栄で、ホント嬉しかったです!」
永島 「小猪木は、物まねだけじゃなく、ちゃんとプロレスもできるからなぁ。だからいいんだよ!」
小猪木「永島さんにそう言ってもらったら、ありがたいですね!」
永島 「俺がまず認めているんだし、A・猪木だって、小猪木の事は認めてるよ」
小猪木「えっ?ホントですか?嬉しいですねぇ!どういうふうにですか?」
永島 「A・猪木が俺に言ったよ!『小猪木ってのは、単なる物まねだけじゃなく、‟試合の物まね“が出来るんだよなぁ。だから面白いよな。頼むぞ!永(永島)!』とな。」
小猪木「わぁ~!初めて知りました!そんなふうに言ってもらっていたなんて・・・ウワァ~~ホント、嬉しいです!衝撃的なひと言です!続けていて良かった!」
永島 「おいおい意味深だな!で、いつから猪木の物まねやってんの?」
小猪木「はぁ、物心ついた頃(笑)僕は昭和46年生まれで今44歳になるんですけど、兄がまずプロレスが好きで、一緒にいつもプロレスごっこをしていましたねぇ。世間も空前のプロレスブームで、もう朝から晩まで夢中になってやっていましたよ」
永島 「ほう、それで?」
小猪木「その頃から、猪木さんの物まねをしていました。誰からも『似てる』て、言われた事はなかったですけどね(笑)。その後も中学、高校と途切れる事無くプロレスが好きで、僕にとっては楽しみながらのライフワークになっていましたね!」
永島 「そんな子供の頃からやってたの?年季入ってるじゃあねぇか、なあ。」
小猪木「いやぁ、それほどでも・・・。で、就職する事もなく、身体が小さいのでプロレスラ―になるわけでもなく、お笑い、コントを目指したんです。『普通』に働きたくなかったんですね。」
永島 「なるほどねぇ。コントで猪木の物まねをやっていた、って事だ。」
小猪木「えぇ。仲間の長州小力や、ジャイアント小馬場等とでコスプレしてプロレス会場を盛り上げようぜ!って、行った事もありましたね。プロレスファンの方々にも少しずつ認識して頂きましたけど、98年の猪木さんの引退の後、転機がきました!」
永島 「どういう事?」
小猪木「30歳手前で、ラヴ兄弟(コントグループ)も解散し、この先どうしようか・・・。と考えていたら、仲間が『西口プロレス』を立ち上げたんですよ。お笑いのプロレス団体です。で、猪木さんの物まね&プロレスの本格的スタートです!」
永島 「それからが、プロレスもする小猪木の誕生なんだな!猪木の事、研究したの?」
小猪木「ええ、そうですね。猪木さんの物まねをやるにあたって大事なベースになっている事があるんですね。それは、“コント”と‟ダンス”なんですよ。」
永島 「ホゥ~!何だい、それ?」
小猪木「まずコントは、“間(ま)”と“表現力”。萩本欽一さんの舞台からも‟見て”学ばせて頂きました。プロレスのコントに“強さ”は要らないんですね。遊び心がある、“起承転結”があって、感動がある。って事が重要だと思います。」
永島 「なるほどね!」
小猪木「ダンスの事ですが、猪木さんの感性がダンサーと同じだと思うんです。両手を広げて歩くあの空間センスと表現力。その時点でお客さんを包み込んでしまい、そして、まるで地球を抱えるような。意識は、頭は天から引っ張られて、足はマグマの中心部まで突き刺さっているかの如く。そして、猪木さんの動いて止まる、動いて止まる。タタン、タタタン。タタン、タタタン。てね!これって、すごくダンスに通じるんです。」
永島 「ヘェ~!面白い分析だねぇ。初めて聞いたよ!」
小猪木「それで、1度ご本人に『どういう感性で、こういう表現力にたどり着いたのか』て、お伺いさせて頂いた事があるんですよ。」
永島 「猪木は何て答えたの?」
小猪木「猪木さんは『俺のプロレスはねぇ。1、2、3のリズムじゃないんだ。1、2があっていきなり5に飛ぶ。6に飛ぶ。もしくは10に飛ぶ。何がどうなるかは解らない。それが俺のプロレスなんだよ。』と。」
永島 「熱く語るねぇ~!俺も猪木と長い付き合いだけど、こんな話題、出た事なかったや!いいねぇ。いやぁ、実に面白い!で、話は変わるけど、小猪木が恋愛の後押ししてる。って、どういう事?」
小猪木「あぁ、それはですね、福岡に恋木(こいのき)神社、ってあるんですよ。読み方が同じ『こいのき』という名前のご縁でお仕事させて頂いています。『女の子のロマンの恋愛』『男の子のロマンの闘魂』この対局はなんぞや?と、思い『恋愛と闘魂』をテーマに『草食男子に闘魂注入!』要するに‟恋愛に対して一歩踏み出す勇気を持て”をスローガンに、恋活、婚活イベントの司会等で応援しています!」
永島 「おぉ、そういう事か。なるほどね!面白いじゃないか!色々活躍しているんだねぇ。今日は久々に会えて楽しかったよ。ありがとな!」
小猪木「こちらこそありがとうございました!永島さん、今度是非、『西口プロレス』にも遊びにいらして下さいよ!お陰様で今年で15周年を迎えました。」
永島 「動きと笑いの『西口プロレス』なぁ!解った!今度覗いてみるよ!で、いつやってんだい?」
小猪木「よくぞ、聞いて下さいました(笑)基本、毎月月末の週、火曜日に新宿FACEでやっています!ガンガンいきますよぉ!どうか応援、宜しくお願いします!」
永島 「よぅし!その意気!じゃあ、又な!」