魔界が新宿FACEに進出!ライブ用スピーカーの導入で音響が、クラウドファンディングによって武器や衣装が大幅にパワーアップ!

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3月18日、東京・新宿FACEで開催された新感覚武将エンターテインメント『第二十三回 魔界〜魔界が来たりて愛に哭く〜』。この「魔界」には様々な時代の人物が登場するのだが、現世と対極にある異空間が舞台。元々は魔界少女拳vs.安倍晴明軍という陰陽道を軸にしたストーリーで、鶴姫こと大祝鶴が兄や恋人を想い自殺した“鶴姫伝説”までは歴史上の出来事に沿っていたが、死んだと思われた鶴姫(志田光)、越智安成(円華)、大祝安房(佐藤悠己)が再び登場するところから完全に魔界のオリジナルストーリーへ突入。
しかも鶴姫の兄だった安房が実は赤の他人で、恋人だったはずの安成が実の兄だったという、韓流ドラマも真っ青な仰天ストーリー。この独特な世界観を役者陣が芝居で魅せ、和舞踊が組み込まれた踊りと唄でプロレスラーを召還して(呼び込む)闘わせるのが「魔界」の特徴だ。

20160318_Makai②人気があがっていくにつれチケットが入手困難になってきた「魔界」は、今回の公演から客席数がこれまでより100席程度増える新宿FACEに進出。同会場はライブハウスとしても使用されているため、通常のプロレス興行では使用しないライブ用のスピーカーを導入。照明なども含めて、ギターバトルやプロレスラーを召還する唄も大幅にパワーアップした。
魔界の進化はそれだけに留まらず、前回公演で朝比奈義秀(石川修司)が豪快に振り回した2メートルを超える大剣に続き、今回もクラウドファンディングによって集まった資金で制作された“新作武器”が続々と登場。藤原純友(TARU)はイカリ、俵藤太(バッファロー)は大斧、さらに渡辺綱(田中稔)は右手が伝説の剱「髭切丸」となった。加えて綱と前田慶次(藤田峰雄)はプロレスのコスチュームではなく、役に合った衣装を新調。より「魔界」の世界観に入り込みやすい演出となっている。

20160318_Makai③また、前回の公演に引き続き、今回もリング上の三本のロープが取り外されたため、観客にとっては非常に見やすい上、写真にも撮りやすいと大好評。この「魔界」、今時のエンターテインメントイベントでは珍しく写真撮影はもちろん動画撮影もOK。しかもTwitterやブログなどSNSにアップすることを推奨している。
回を重ねるごとに出演するレスラーたちの台詞回しや殺陣もうまくなっているが、いざ“死合(試合)”となればロープのないリング上からだろうが、鉄柱の上からだろうが場外にダイブする選手もいるし、武器を振り回しながら場外乱闘をする選手もいる。そのため観客もただイスに座って観ていたり、写真を撮っているだけでなく、“逃げる”というスリルが味わえるのも「魔界」の魅力にひとつになっていると言っていいだろう。

(文・写真/佐瀬順一)

第二十三回魔界
〜魔界が来たりて愛に哭く〜
日時:2016年3月18日(金)
会場:新宿FACE
観衆:405人(満員札止め)

▼第一死合
△ 俵藤太(バッファロー)with 村上武吉(真霜拳號)/九鬼義隆(葛西純)
安倍晴明の結界破の術により時空が止まる
△渡辺綱(田中稔)

▼第二死合
○真田大介(三冨政行)with 霧隠才蔵(朱里)
才蔵が慶次を背後から刺す
●前田慶次(藤田峰雄)

▼第三死合
△陶隆房(AKIRA)
謎の包帯男の時止めにより
△朝比奈義秀(石川修司)

▼第四死合
△ 俵藤太(バッファロー)with 村上武吉(真霜拳號)/九鬼義隆(葛西純)/藤原純友(TARU)/鶴姫(志田光)
各軍大将の術介入
△渡辺綱(田中稔)with 越智安成(円華)/大祝安房(佐藤悠己)

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