REINA 2・28新木場大会 真琴&シルエタvs藤本&藤田 【ECCW世界シングル選手権】朱里vsキャット・パワー
- 2016-2-28
- 試合
- REINA女子プロレス
『新木場王者伝説’15』
日時:2月28日(日) 12時開始
会場:新木場1stRing
観衆:180人
▼ライジングスターズチャレンジ 30分1本勝負
○成宮真希
10分21秒 ブレーンバスター→片エビ固め
●茉莉
▼ライジングスターズチャレンジ 30分1本勝負
○希月あおい(フリー)
8分43秒 スノーブロウ→片エビ固め
●結奈
▼バトル・オブ・フューチャースター 30分1本勝負
○花月(フリー)/藤ヶ崎矢子(JWP)
14分15秒 ブロックバスター→片エビ固め
●小波/みなみ飛香(アップルスター)
▼ECCW世界シングル選手権 60分1本勝負
【王者】●朱里
13分4秒 ハリケーンボム→片エビ固め
【挑戦者】○キャット・パワー
※キャットパワーが新王者へ
▼グローバルエクスペンション 30分1本勝負
○真琴/シルエタ
12分46秒 ブレイジングキック→片エビ固め
藤本つかさ(アイスリボン)/●藤田あかね(アイスリボン)
キャット・パワーが朱里を下しECCW新王者へ!真琴がアイスリボンのベルトに挑戦決定!
第1試合
千春リングアナの「赤影」という紹介に乗って茉莉が登場。デビュー3戦目の相手となるのはカウントダウンに入っている「肥後のルチャドーラ」成宮だ。
まずは茉莉がグラウンドから腕を取りに行くが成宮も足をロックして髪を掴んでいく。ヘッドロックで締め上げる成宮だが茉莉も切り返す。観客からの拍手が湧き起こる。成宮はヘア投げを連発。さらにストンピングで顔を踏みつけていく。その後エビ固めの応酬から成宮がカンパーナへ。
スタンディングに戻るとナックル合戦。茉莉はコーナーに振るとドロップキックからボディスラム。さらにグラウンドスリーパ
ーへ。しかし成宮はコーナーに茉莉を宙吊りにするとドロップキック。さらに逆エビ固めへ。長時間決められた茉莉だがなんとかロープに逃れる。その後、茉莉も首固め、スクールボーイに決めていく。そして側頭部へのハイキック。しかし成宮にミドルキックで動きを止められると、最後はブレーンバスターでトドメをさされた。
第2試合
「青コーナー、REINAの元気印、結奈ー」とコールされ右手を突き上げる結奈。「お願いしますー」と元気よく挨拶すると、同じく元気よく返す希月。
ロックアップを外すと「うわーっ」と挨拶する結奈。ロープに押し込んだ希月も大声で倍返し。ロープに結奈を押し込むと「どうした、元気ないじゃないかー」と檄を飛ばす。さらに四方向のコーナー、そしてレフェリーに結奈をぶつけていく。続けてコーナーへと押し込んでのチョップ。モンゴリアンチョップと畳み掛ける。しかしセントーンを剣山ですかした結奈はドロップキックを連打。そしてナックル合戦では両者吠えながら打ち込む。希月はさらにジャイアントバックブリーカー。そして今度はセントーンを成功させる。さらに逆エビで締め上げると、セコンド、観客総出で音を立て、結奈を鼓舞。なんとかロープに逃れる結奈。
首固め、スクールボーイを決める結奈だがエルボーで動きを止められるとダイビングセントーンを浴びる。なんとか2で返す。ならばとジャンピングラリアット。これも2で返し粘りを見せる。しかしスノーブロウを決められ、3カウント。
粘りを見せた結奈だが轟沈した。それでも試合後はもう一度、希月の前で吠えてみせ、元気ぶりを見せつけた。
第3試合
先発は小波と花月。観客から「オーッ」との声が上がる。グラウンドの展開から花月が背中に蹴り。小波もこれに呼応して背中を蹴る。そして花月は自ら背中を出して「来いやー!」とアピール。小波は背後、そして正面から蹴りを見舞う。花月はドロップキックで対抗。矢子にタッチ。
矢子が小波の顔面をコーナーへ押し付ける。そして志田譲りのヒップアタック。続いて、キャメルにとらえると花月が低空ドロップキックでダブルの攻撃。しかし小波もスタンディングのネックロック。これを外した矢子がドロップキックを連打し、ワキ固めへ。これを返した小波が腕ひしぎに取るも矢子が持ち上げて落とす。
矢子&花月はドロップキックの連携。小波はドロップキックで返し飛香にタッチ。飛香がボディアタックを狙うが矢子が空中キャッチ。そしてフットスタンプからボディプレスの洗礼。矢子は旋回式プレスを狙うが自爆。飛香ははりきりキックをきめるも、矢子はダブルリスト。そして花月がスワンダイブ式のドロップキック。続いて三段飛びのボディアタック。ここで、小波のアシストから飛香がカミカゼ。さらに高速のダブルリストアームサルトを決めるがカウント2。
小波がヒールホールドを決めると、花月もブロックバスターで反撃。勢いに乗った花月はブレーンバスターでラッシュ。小波もエビ固めで返すとバズソーキックからフィッシャーマンで反撃。花月もドロップキックで一歩も引かず。ここで必殺のバズソーから、回転式のブロックバスターを決め、小波から3カウントを奪った。
第4試合
昨年7月、川崎でキャットパワーからECCWのベルトを奪取した朱里。あれから7カ月あまりがすぎ、リターンマッチの機会が訪れた。朱里の腰にはECCWのベルトが巻かれている。まずはベルトを返還。
グラウンドの展開で試合開始。朱里の動きにキャットも呼応。スタンディングでは独特の緊張感が漂う。まずはキャットパワーがタックル。朱里もランニングキック、これをキャットがかわす。両者技の読みあいへ。
キャットがナックルからコーナーに押し込む。そして背中へのかきむしり。ボディスラムからエルボー銃撃。朱里はミドルキックの連発から右腕を取っての腕ひしぎへ。そして腕固めへ移行。キャットは背中へのパンチを振り込む。コーナーへ押し込むと水平チョップ。朱里もティヘラでやり返していく。再び腕ひしぎを狙う朱里。キャットがこれを逃れるとサイドバスター。朱里はこれを切り抜け、ハーフハッチ。そして延髄蹴りへ。
キャットはランニング式のエルボーからサイドバスター。朱里もバッククラッカーからランニングキックで返す。さらに投げっぱなしジャーマン。キャットもラリアット。両者ダウンへ。カウント7で両者立ち上がる。ナックル合戦から朱里がジャンピングニー。しかしキャットもラリアット。そして回転式のネックブリーカーを決めるキャット。
ミドルキックを手でカットするキャット。朱里は投げっぱなしジャーマン。ハイキックをかわしたキャットはブロックバスター、朱里もランニングのキック。しかしバズソーをかわすとキャットはDDTからカウンターキック。そして落差の大きいタワーハッカーボムでキャットはついにECCWのベルト奪回に成功した。
第5試合
「愛媛みかん!」の掛け声に反応する藤田。4本のベルトを掲げて入場するREINA王者・藤本。メキシコ国旗をあしらったコスチュームで華麗に登場するシルエタ。そして最後に登場したのはスケスケのガウン姿がインパクトを与える真琴。4者4様の登場シーン。握手のシーン。真琴と藤本は、お互い意識が見える。躊躇しながらも握手する二人。真琴が仕掛ける。「藤本出てこい!」と挑発。それに応える藤本。ゴング。
まずは館内を「真琴」コールが支える。やはりホームタウン・REINAだからか。両者一歩も引かずの攻防からシルエタが619。真琴がタッチにいくと藤本がこれを拒み、シルエタを場外に落とす。そして真琴に一撃を与えてから藤田へスイッチ。
真琴がグラウンド式の裏四の字。ここで藤田とシルエタ。
まずは藤田がタックル。これをシルエタが身をひるがえしてのレッグロールクラッチ。さらに三角飛びのミサイルキック。今度は藤本が背中へのキック。首投げを狙う藤本だがシルエタは着地。旋回式のバックブリーカーに移行する。シルエタから真琴へ。
真琴がボディアタック。そしてブレイジングチョップ。さらにランニングしてのサンセットフリップ。これに対して藤本も正面からのローキック。さらに畳み込むが真琴が交わすと藤本の顔がロープへとかかる。ここで真琴がロープへの蹴り。顔面を打ち付ける藤本。真琴はさらにランニングキック。観客から「今日の真琴は強いぞー」の声が飛ぶ。コーナーへ追い込んだ藤本がランニングの低空キック、そしてミサイルキックへ。さらに極楽固め。シルエタがカットに入る。
ビーナスシュートを狙う藤本だが背中へのキックで迎撃。人間風車固めに決める真琴。藤本はインフィニティで勝負に出るがシルエタがカット。藤田にスイッチ。藤田は水車落とし。ここでシルエタがカット。真琴とシルエタでダブルの連携。四者入り乱れる。そのスキに藤本が真琴へミサイルキック。藤田のパワースラムとつなぐがカウント2。
藤田は真琴を羽交い絞めにするも、藤本の延髄蹴りは誤爆に。ここで真琴はライジングスタースープレックス。真琴と藤本が対峙すると、ナックル合戦。無気力キックで藤本を場外へ落とすと首固めもカウント2。孤立する藤田へ、真琴はスピアー。さらにブレイジングキックでトドメをさした。
エンディング
真琴は「やっと言えます。決心がつきました。私たちの団体・REINAのチャンピオンである藤本さん。私は後輩であるあなたに負けるのが怖かったです。だから、逃げてた部分があるかもしれませんが、来月、朱里さんや成宮さんがいなくなるので、自分が変わるしかない。今も自信はないけれど、突き進んでいけば自信はあとで着いてくると思うので、3月25日後楽園、自分とシングルしてください。タイトルマッチもやりたいけど、それよりもあなたとシングルがしたいです」と要求した。
これに藤本が「朱里さんと成宮選手がいなくなってREINAつまんなくなるなー、と思ってましたけど、今のあなたの言葉を聞いて…『後輩に負ける』と言うあなたの言葉を聞いて、よりいっそう、ガッカリしました。今日のメインですよ、わかります? なに、自信がないって。そんな人とやるタイトルマッチ、がっかりです。…でも、やります。二人がいなくなって、あなたしかいないと思ってるので。やりますよ、以上」と返した。
真琴が「それはそうとして、3月12日、アイス後楽園がありますよね、トライアングルリボンの王座決定戦があると聞きましたけどそれにいれてもらっていいですか?」と今度はトライアングルリボンにも照準を絞る。
さらに両者のやり取りが続く。
藤本「そうきた? アイスリボンのベルトがほしいと」
真琴「そうです。いまは自信ない、でもまだ1か月あるので、ベルトを取って、それで自信は付きます。私はREINAとアイスのベルトを取っちゃうんだから」
藤本「もしトライアングルのベルトを取ったら私が挑戦します。以上」
と言って藤本が退場する。
真琴は「自分の弱気なところにがっかりした人もいるかもしれないけどほんとうに熱い炎は青いんです。赤じゃなくて。自分は静かな闘志を燃やしたいと思います」とタイトル戦への静かな意欲を示した。
そして真琴の呼びかけでREINA所属選手7名がリングイン。ここで小波のデビュー1周年のお祝いで花束が朱里から渡された。
小波「なんかすいません。1周年がこんなに祝っていただけると思っていなくて。ファンの方からケーキを祝っていただいたり、他団体さんからも祝っていただいて、まさかREINAでは花束をいただけると思っていませんでした。2年生になりますけど、がんばりますのでよろしくお願いします」と小波が意気込みを延べた。
最後は真琴の音頭による天龍プロジェクトの「エイエイオー!」ならぬ、「レイレイナー!」でシメた。
(記事・写真提供/REINA)