朱里がアレナメヒコでのCMLL『ドミンゴ・ファミリアル』に出場!テクニカトリオでルーダ組に勝利
- 2015-3-30
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- REINA女子プロレス
メキシコ遠征中の朱里が現地時間の3月29日、メキシコ・CMLLでの第1戦を行ない、18000人を収容するアレナメヒコでの日曜興行『ドミンゴ・ファミリアル』へいきなり出場する快挙を成し遂げた。
朱里は入場曲をメキシコ用に4minuteの『First』へ一新、さらにフードつきのコスチュームでアレナメヒコの花道をノリノリで入場。CMLL世界女子ベルトを肩に掲げての登場に、メキシコのファンからブーイングかと思えば大歓声で迎え入れられた。
昨年4月の遠征で巻き起こした“朱里ブーム”は健在。リングインと同時に朱里コールも沸き起こるほどの歓迎ぶりだ。
第1戦のカードはマルセラ&ゴージャコングとのテクニカトリオで初陣。相手はダリス&ティフ ァニー&ラ・コマンダンテのルーダ組。朱里の紹介では『CMLL世界女子チャンピオン』と肩書きもつけられた。
1本目、さかんにダリスが朱里を挑発。朱里に狙いを定めてまずは首を取り、脇固めから髪をつかんでファンへアピール。背中へのキックを入れられると、朱里もすかさずサッカーボールキックで応戦。スタンディングとなり、朱里がローキックを放つとビッグブーツでやり返されるなど、世界王者である朱里への意識が見え隠れする。
2度目の登場では再びダリスとの絡みとなり、ティヘラを華麗に決めるとアレナメヒコのファンは大歓声。
さらにティファニーに対してミドルキックを連打。ティファニーの動きが鈍るとブファドーラに捉えそのままフォール。まずは朱里組が1本を先取した。
2本目、朱里とダリスによるスタンドでの張り手合戦から朱里がキックを入れると、入れ替わったティファニーが髪をつかんでの攻撃。そしてダリス、コマンダンテも入り、3人がかりで朱里を痛めつける。この後も3人での攻撃が続いていく。CMLLの選手たちにとって世界王者である朱里はやはり攻撃の的。防戦一方の状況となり、最後はティファニーの足四の字固めでしとめられた。
3本目、またしても3人がかりに苦しめられる朱里。ティファニーが朱里の顔面を踏みつけていき、場外に落とされる。その後、マルセラとのダブルでのドロップキックで蘇生。コマンダンテをコーナーに追い詰め顔面へキックを押し込 むと、ダリスとティファニーにもフットスタンプで踏みつける。さらにゴージャばりのボディプレスにも初トライ。続けてゴージャも本家・ボディプレスを見舞い、ダリスをフォールした。試合後、ダリスは朱里に対してしきりに挑発。朱里も睨み返し、両者の遺恨が勃発した。
朱里は試合を振り返り、「最初はどうなるかと思いましたけど、お客さんは歓声で迎え入れてくださって朱里コールをしてくださり、CMLL世界王者としてこのCMLLで、そしてアレナメヒコで試合ができてうれしかったです。ダリスに関しては、すごく意識されて向かって来られたのでまたあたる機会があれば今日以上にやり返します。そして最後までこのベルトを持ったままで今回のツア ーを締めくくりたいと思います」と決意を込めた。
CMLL世界王者としてアレナメヒコのマットに立つという快挙を達成した朱里は幸先のいいスタートを切った。
明日30日(現地時間)ではアレナプエブラ大会へ出場。朱里&ダークエンジェル&バケリータとのトリオで、ティファニー&ラ・セドゥクトラ&スカディ組と激突する。そして31日にもアレナメヒコ大会へ出場。到着後いきなりの3連戦という世界王者ならではのハードスケジュールだが、日本へベルトを持って帰るという決意は固い。
ドミンゴ・ファミリアル
日時:2015年3月29日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ▼6人タッグマッチ
○朱里/マルセラ/ゴージャコング
2-1
●ダリス/ティファニー/ラ・コマンダンテ<1本目>
○朱里
ブファドーラ→エビ固め
●ティファニー<2本目>
●朱里
足4の字固め
○ティファニー<3本目>
○ゴージャコング
ボディプレス→体固め
●ダリス
【記事提供/REINA女子プロレス】