野球チームを題材にした舞台『平安を祈ります』の主演に志田光!脚本・演出は元Jd'のMARU、日向小陽も出演
元吉本女子プロレスJd'のMARUが脚本・演出を勤めるコルバタの第6回公演「平安を祈ります」記者会見が11月27日、戸野廣浩司記念劇場にて行なわれた。
この物語は台湾にある高校の野球選手が力をつけていき、甲子園に出るまでのしあがっていくという実話を基にした話。MARUは「実話をもとにして、ファンタジーチックに脚本をまとめています。国や民族の違いで悩んでいた当時の少年たちを物語にして、はっちゃける舞台を作りました。全体的な印象としてはコメディでも悲しい感じでもない、いろいろ含まれた感じの舞台だと思います。歌もあり、ダンスもあり と」と、作品の魅力を語る。
主役を務めるのはピッチャー・呉明捷役の志田光だ。
「コルバタの主演はこれが二度目です。前回は突拍子もない役だったんですけど、今回はそんな現実的にありえない役でもなく、身近であるゆえにそこが難しいかなって。だからこそ、自分が高校生のときに部活をがんばった気持ちとかそういう経験を思い出しながら挑んでいます」と自らのキャラを表現。
またフリー女子プロレスラーの日向小陽も出演。
「自分、男の子役をやるのがはじめてなんです。野球のユニフォームを着るのも憧れてましたし、男の子に挑戦するのも楽しみです。今までやったことがないだけに楽しみにして頂きたいです」と喜びを隠せない様 子。今回は野球チームが舞台の中心となるだけに出演者は全員が男役となる。
ほかにMARUが主宰する劇団・水色革命の井上“キャット”咲喜子、松田裕英も会見に列席。
井上は「自分は日本人の役でして、野球もあるんですけど、いろんな民族や国が違う人と野球をやるという、民族間のいさこざも踏まえてこういうお芝居ができることはありがたいなあ、と思います」、松田は「自分も日本人の高校球児役なんですけど、いい奴ので、周りのみんなから好かれていて、この物語のキーパーソンなのかなー…」とコメントした。
志田は野球チームという題材に対して「みんなで本当にチームを作っている感じ。仲良くなっていって結束ができて いくみたいになる感じがします」と手ごたえを感じていた。
ちなみに野球経験に関しては、「私は野球をやったことはないんですけど、ダメなものは見せられないと思って昨日もバッティングセンターに行きました。ほぼ毎日、野球の練習風景をツイッターで載せています」と舞台同様、野球も練習中だ。
日向も野球経験に関して「お父さんが野球見せてくれなくて、テレビでもいつもチャンネルを返られていたんですよ。でもこれを機会にゼロから野球を学んで、この舞台に生かしたいと思います」と勉強中であることを明かした。
MARUは志田と日向の舞台女優としてのスキルに対し、「何回か演出させてもらっているん ですけど、役者として芝居がともによくなっていってます。技術も上がっているし、キャラもしっかりしていて、志田は主役って感じになっているし、小陽はちょっとヘンな役なんですけど、それなのがはっきり見えるので、どちらも楽しみにしていてほしいです!」と太鼓判を押した。
舞台情報は次の通り。
脚本/演出 MARU
【あらすじ】
ある時から記憶失った「呉明捷」は台湾にある高校の野球選手としてエースを任されていた。
日本統治時、台湾は台湾県となっていて、呉明捷のいるチームは台湾ではまだ一勝もあげられないほど弱かった。しかし近藤監督が就任してから力をつけていった。
台湾県で一番になれば日本甲子園への出場も可能だった。
呉明捷はなぜ記憶を失ったのか?
その記憶は戻るのか?
「国じゃない、民族の違いだ」
主役は現役スーパースターのプロレスラー志田光が努め、個性あふれる出演者で笑いあり涙ありの舞台をお届けいたします。【出演者】(五十音順)
井上“キャット”咲喜子
井上貴代
緒原佑香
ガブ・ガブリエル・ガブコ
鍵谷沙 知
小池真名実
近藤大稀
志田光
髙橋 央祥
谷岡かおり
野辺富三
日向小陽
松田裕英
吉川 紘章【劇場】
戸野廣浩司記念劇場
東京都台東区谷中3-19-5結城ビル地下1階【日程】
2015年12月17日(木)〜12月20日(日)
17日19時〜
18日15時〜/19時〜
19日14時〜/19時〜
20日14時〜/19時〜
(全7回公演)【チケット】
前売り¥3000
当日¥3500【お問い合わせ】
korubata.japan@gmail.com