元祖引きこもり女子レスラーがデビュー20周年!「プロレスはDV男だと思います」

27日、東京・秋葉原UDX内アキバ・スクエアにて『真琴デビュー20周年記念大会~凍える嵐の夜もまだ見ぬ君へ続く、』が開催された。
真琴(まこと)は2006年に16歳でデビュー。当時8歳のりほにデビュー戦で敗北し、引きこもりからの無気力ファイターという唯一無二なキャラクターで様々な団体で大人気に。
三田英津子に心酔し始めてからファイトスタイルが前向きになり、2008年には三田とともにリボンタッグ王者へ。さらにICE×60ベルト(現:ICE×∞)を設立し、市来貴代子を倒し第3代王者となる。グラビアDVDも複数出し、独特な色気を出し始めるとWWEを目指すためTAJIRIのSMASHへ移籍。
その後SMASHから全選手が移籍したWNCがWNC-REINAとなり、WNCが消滅してREINA単体となるが朱里や華名(現:ASUKA)もいなくなり真琴も2018年にフリーへ。
現在は立派なレスラーとして様々な団体の王者となり、自身の原点とも言える秋葉原で20周年のプロレスラー成人式を行った。

真琴はオープニングに登場するなり泣いてしまい、涙声で「今日はご来場いただきありがとうございます。ここに至るまで、SNSを乗っ取られたり、歯を折られたり、色々トラブルがあったんですけど、なんとか開催することができました。今日私の長年の夢であった秋葉原でプロレスをするっていう夢が叶いますんで、絶対皆さんに最後まで見届けていただきたいです。ではいきましょう」と大会をスタート。
外神田メイド協会とのコラボメイド服マッチや、名物マネージャー松澤さんの65歳年金受給を祝う試合など全7試合が行われる中で、メインイベントでは真琴がSEAdLINNNGタッグ王者にもなったパートナーのVENY&WNCでデビューしREINAにも所属していた小林香萌とタッグを組み、REINA時代に同団体にいた朱里&小波と、現在のアイスリボンのエースである松下楓歩と対戦。

試合途中に真琴がロープに押し込まれると、参戦選手が次々リングに上がり苦しむ真琴と四方に向かって記念撮影。なぜか松澤さんと真琴が入れ替わる場面も。レフェリーから「試合後でよくないかこれ!」と冷静なツッコミが入ると試合に戻り、比較的空気を読む松下が真琴の顔面にソバット。さらに現役IWGP女子王者である朱里が容赦ない蹴りを叩き込んでいくが、真琴もビッグブーツで反撃する。
小林と朱里が久々に対峙し、VENYは松下の全力を受け切り容赦ない女子プロレスの洗礼を浴びせる。小波がトライアングルランサーでVENYの動きを止めると、松下が真琴を卍固め、朱里が小林をコブラツイストで捕らえる共演を見せる。

真琴が小波にDDTからダブルニー、エルボーの打ち合いからスピアーを突き刺し、小波と変わって出てきた朱里がサッカーボールキック。さらに腕ひしぎで捕らえる。逃れた真琴がダブルニーからコーナーに上るも、朱里は正面に登り雪崩式腕固め。VENYが救出するが、朱里と小波で真琴にサンドイッチサッカーボールキックを叩き込み、VENYがトラースキックから小林が延髄斬り、VENYと真琴でダブルバイシクルキックと連撃する。だが朱里は真琴にコードブレイカーも、真琴はバズソーキックからフィッシャーマンズ・スープレックスで叩きつけフォール。雁之助クラッチも返した朱里がハイキックからジャンピングニーを突き刺し、同じ師匠であるTAJIRI直伝のバズソーキックから朱世界で叩きつけ3カウントを奪った。

朱里に抱きしめられた真琴がマイクを持つと「ほんとは、私の中では今日朱里さんから勝って、あのベルト(IWGP女子)挑戦表明するつもりでした。でもやっぱり、上手くいかないな。こういう、こういう大事な時に失敗したり、かといえばVENYさんみたいなめっちゃ強い人からシングルのベルトとったこともあるし、(VENYに睨まれ)いい意味で!こういう大金星、自分ではコントロールできないプロレス、そういう複雑なところに私は狂わされて、20年間ずっと夢中でプロレスを続けてこれました。ありがとうございます」と観客にお礼。
そして「もう20年もやって、沢山試合してて、これから私どうしたらいいんだろうって悩んでたんですけど、めっちゃ身近にいい手本がありました。松澤さんです。あんなにしわしわでも、色んな人に応援してもらえて、松澤さんから勇気もらってる人って結構いると思うんですよ。だから私は、2代目松澤さんを目指します。今日この大会松澤さんが全部お金を出してくれてます。松澤さん、今日さ、あなたが、私の夢を叶えてくれたように、私も65歳ぐらいになったら、誰かの夢を叶える。だからそれまで死なないでね。あとは、あとは!私も若いイケメン男性を襲いたいと思います。はい、以上です」とまかさの展望を語る。

最後に「あと一つ、私がこのタイトルに決めた、凍える嵐の夜もまだ見ぬ君へ続く、たとえ心に嵐が吹き荒れる日があったとしても、いつかまだ知らない自分だったり、自分の大切な人だったり、こういう光景だったり、そういう日に続いていくと思ってるので、みなさんも腐らずに頑張っていきましょうね明日からも。応援します!」と集まってくれた観客にエールを送った。
すべてを終えてバックステージに戻った真琴は「ほんとに今日いっときも休む暇がなかった。だからもうやりたくないなって毎回思うんですけど、こうやって沢山の人に応援してもらえるからまたやりたいなって欲望が芽生えちゃう。こういうね、DV男みたいなものなんだけど。プロレスはDV男だと思います。アメとムチを使い分けられてるというか。朱里さんが同じ団体で助け合って来たんですよ。毎週のように試合してた朱里さんが、今ではこうやって自分が機会を作らないと関わることができない人になってしまって、だから今日しかなかったんですよチャンスは。朱里さんのベルトに挑戦したいなと思ったんですけど、強いわ朱里さん。朱里さんから取りたかった。朱里さんがベルトだから挑戦したいなというのはあるので、虎視眈々と狙っていきたいと思います」と、IWGP女子を朱里が持っている限り諦めないと執念を燃やした。













