永島勝司 ゴマシオ親父のつぶやきR[第20回]
- 2015-10-1
- ゴマシオ親父のつぶやき
東スポ魂は不滅だ!
先日、久し振りにスポーツニッポンの東京代表を務める宮内正英氏に会った。俺の現在の職業はプロダクション代表であることもあり、お願い事をするために帝国ホテルに招かれ久し振りに会った。
俺の後輩とはいえ貫禄は備わっていたねぇ。俺の事を大先輩と崇め“ミスター新聞”と、呼んでくれながら色んな話をした。なかでも懐かしかったのは今の新聞が景気が悪いために紙質を落としていること等。それこそ二人にしか解らない話も多数出た。その底辺にある新聞に対する思い、特に古巣・東京スポーツに対する思いを俺は俺なりに重く感じた。これは、新聞を愛する男にしか解らない機微に触れた思いが一杯詰まっていた。嬉しかったなあ。
俺が東スポ時代、整理部長、第二運動部長で会った時に彼は野球部の記者だった。特に読売ジャイアンツのオーソリティーとして、そして今をときめく原辰徳監督の番記者として他の追従を許さない力を持っていた。
東スポ出身の男たちは色々な分野で大活躍している。各スポーツ誌の編集ヘッドとして活躍している男も少なくとも4人はいる。そんな中で、宮内氏の発言は実に重みがある。あのスポニチを引っ張っていく男として何とも頼もしい限り。
「先輩、もう酒飲んでいるんでしょう。俺は水割り3杯くらいしか飲めないけど、大先輩のパワーは今でも感じます」という、身に余る賞賛の言葉に俺は震えたねえ。俺はもちろん飲んでないよ。これまでにも色々な案件で協力してくれている。それこそ信じられない先輩の我儘を無理押ししてやってくれている宮内氏。
東京スポーツはこういう先輩の心意気を肝に銘じなければいけないだろうな。直接何がいい、悪いではなく、そういう発言に耳を傾けることで成長していかなければいけないんだ。最近の東スポは又面白くなってきた。
先日も東スポOB会の話を俺に持ってきた人がいて、その時には是非とも宮内氏をはじめとして他のスポーツ誌の上層部を占める人達との大ミーテイング会をやって欲しいもんだ。
俺は東スポ時代、当時のオーナーであった児玉誉士夫氏をいまだに誇りに思っている。そして、当時の社長であった井上博氏の教えをいまだに守って生きている。これは宮内氏も一緒だろう。何も怖いものはない。東スポで培ったブンヤの魂はいまだに生きているんだなあ。それを、強く強く感じた2時間だった。
いいねえ。東京スポーツというのは言ってみればイエローペーパー、それが今第一線を歩いているんだ。俺は強く強くそれを感じた。各分野に散らばっている東スポOBの力は無限。こんな楽しい一日はなかったねえ。今の東スポ諸君、頑張ってくれよ。逆境の中にも必ず光はある。頑張ろうぜ! 東京スポーツはどこのも負けないエネルギーとパワーを持っている。もちろんそういう俺も宮内氏にもらったパワーを生かさなきゃいけねえな。東スポ万歳の時代を皆で作ろうぜ!