ローマン・レインズとセス・ロリンズが激闘を終えザ・シールドポーズ

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 1988年のマディソン・スクウェア・ガーデン大会から数えて今年で39回目となるサマースラムが、ミネソタ州ミネアポリスのUSバンクスタジアムで開催された。今回もABEMAでのPPVで朝7時からライブ中継されたが、今回は2日で4000円と破格の設定で世界最大のプロレス団体による真夏の祭典が堪能できる。NFLのミネソタ・バイキングスがホームとする巨大なスタジアムでの激闘をクーラーの効いた部屋で楽しむというのはいかがだろう。

 昨年から2日間開催となったサマースラムの大トリを飾るのは、やはりローマン・レインズとセス・ロリンズの世界ヘビー級王座戦だった。2012年にザ・シールドとしてWWEのメインロースターに登場したレインズとセスは2014年6月に突如セスが裏切ったことでユニットそのものが崩壊し、そこからは2人による愛憎劇が12年以上ものあいだWWEのメインストーリーとして続いてきた。


 ゴングが鳴っても静かに向き合うだけのふたり。ロックアップから始まった試合はセスがからかうような挑発行為を見せれば、それに動じないレインズがロープワークからのヘッドロックなどを見せ、その流れをセスがスリングブレイドで断ち切るといった静かな攻防からスタートしていく。
 続けてセスはコーナーに詰めておいてのパンチとチョップの連打。レインズもクローズラインで反撃していく。レインズは早くもスーパーマン•パンチを狙うがこれをかわしたセスはローリングエルボーから場外に落ちたレインズにスーサイド・ダイブ3連発と畳みかけていく。
 セスは続けて4回目のスーサイド・ダイブを狙うが、これはレインズがパンチでカット。続けてドライブ・バイ(エプロンにいる相手へのドロップキック)。ここから観客席にまで及ぶ場外乱闘が始まっていく。

 レインズはスチール製のスロープへのブレーンバスターからスピアーを狙うが、これはセスがカウンター攻撃。続けてニーアタックをフェンス上から成功させると、レインズのように雄叫びをあげてからのスピアーを狙う。しかしこれはレインズが受け止め、実況席へパワーボムで叩きつける。
 セスも2発目の実況席へのパワーボムからは逃れ、逆にレインズを実況席に叩きつける。これで場外でダブルノックダウン状態になるが、リングに戻ったところでセスがペディグリーを炸裂させる。これを返したレインズにカーフ・ストンプを狙うも、これはカウンターのスーパーマン・パンチで迎撃。
 とどめとばかりに雄叫びをあげてからのスピアーを狙うも、これをリープフロッグでかわしたセスはすかさずカーフ・ストンプを叩き込む。しかしこれでも3カウントを許さないレインズにセスはコーナートップに乗せるとスーパープレックス(雪崩式ブレーンバスター)。それでもレインズは続けての2発目のブレーンバスターは許さず、フロントネックロックでギブアップを迫っていく。
 セスはフロントネックロックを極められながらもブレーンバスターの要領で持ち上げて逃れようとするが、その流れを読んだレインズはここでようやくスピアーを成功させる。

 これをなんとか返したセスに、レインズは「立ち上がってこい。おまえは一生ナンバー2なんだ」と言い放ち、ふらっと立ち上がるセスにとどめのスピアーを狙うが、これをセスがまさかのスピアーで迎撃していく。
 セスは倒れたままのレインズに「おまえはオレの手のひらの上にいるんだよ」と言いつつ、バックルボム(コーナーポストへのパワーボム)を決めてからのカーフ・ストンプを狙うが、これをかわしたレインズはセスに対してバックルボムからのカーフ・ストンプを食らわせていく。
 この技で敗北するわけにはいかないセスはギリギリで返し、「どうせそろそろブラッドラインが来るんだろう?」と吐き捨てると、レインズも「サシで勝負する」と介入を否定していく。


 ここからの乱激戦にはレフェリーが巻き込まれてしまうが、かまわずセスがペディグリーを狙うとこれを切り返したレインズはザ・シールドのもうひとりのメンバーだったディーン・アンブローズこと現AEWのジョン・モクスリーの必殺技であったダーティ・ディーズ(ダブルアーム式のDDT)を繰り出していった。そしてとどめを狙ったスピアーはまたもやレフェリーに誤爆。すかさずセスがカーフ・ストンプを決めてしまう。
 ダウンするレインズを後目にリングを降りたセスは場外からイスを持ち出すも、振りかぶる前にレインズがパンチをお見舞いする。セスの手を離れたイスを取ったレインズだが、これを投げ捨てるとリング中央にセスを呼び寄せ殴り合いで決着をつけようとする。
 セスのスーパーキック、レインズのスーパーマン・パンチからのスピアー狙いをペディグリーで切り返し、カーフ・ストンプを決めてからとどめとばかりにトップロープからのカーフ・ストンプを狙うがこれをかわされると最後はスピアーの2連発でレインズが王座防衛に成功した。

 試合後は対角線のコーナー下にそれぞれが座り込み、先に立ち上がったレインズがリング中央まで歩み寄りザ・シールドの結束のポーズである拳を突き出す仕草を見せると、セスも立ち上がって言葉を発することなく同じく拳を合わせる。そのまま言葉をかわすこともなくセスは静かにリングを降り、レインズもゆっくりと勝者として観客に勝利を誇示してみせた。

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