Krush女子王座V3の朱里に、宮田Pは「朱里が倒されるんじゃないか?と思われるくらいの選手を国内外で探していきたい」
9月13日、東京・大久保のGENスポーツパレスにて前日にKrush女子王座を防衛した朱里の一夜明け会見が行なわれた。
KO勝利こそ逃したものの、4度のダウンを奪う実力差を見せつけ、「KOしたかったけど試合をしていくうちに成長が見えているんじゃないかなと思います。パンチ力が上がって、ゴツゴツしたパンチが打てるようになったのではないかなと思います」と試合を通じてパンチ力に手ごたえを感じていた。
また、「技の面でも後ろ廻し蹴りを出せたので、良かったです。もっともっと練習して強くなりたいです」と観客席をどよめかせた後ろ回し蹴りをだせたことにも満足げ。プロレスで訪れたニューヨーク遠征にて、寝ているときにひらめいたという新技があったそうだが、「昨日は出せなかったので、次のお楽しみです。本当にその技はあります(笑)」と公言した。
今大会はタイトルマッチを含めて女子マッチが3試合組まれ、第1試合でKO勝利を収めたKANAが早くも朱里への挑戦をアピールした。
朱里は「KANA選手はKO勝ちして、Krushの女子を盛り上げてもらえるのはありがたいです。インタビュースペースでも『朱里とやりたい』と言っていたらしいので、自分は全然いつでもいいですよ。いつでもやれるならやりたいです」と、王者の余裕を見せた。
宮田プロデューサーもKANAには「第1試合は大事なもので、いい雰囲気で次につなげてくれたと思います。KANA選手は目的(朱里のベルト)がはっきりしているので、そこまで追いつけるのかどうか? まだキャリアが始まったばかりなので色んな選手と戦わせていきたいです」と期待を寄せた。
初防衛戦で空手家・谷山佳菜子、2度目の防衛戦でキックボクサー・グレイシャア亜紀、そして今回はムエタイファイターのトモコSPと、様々なバックボーンを持つジャンルの王者たちと闘ってきた朱里。宮田プロデューサーは朱里の4度目の防衛戦について「次は『朱里が倒されるんじゃないか?』と思われるくらいの選手を国内外で探していきたい。次の防衛戦は早い方がいいと思うので、年内に考えたい」と話し、朱里も「Krushの女子チャンピオンとして、Krushの女子を盛り上げていきたいと思うのでよろしくお願いします」と締めた。強すぎる王者・朱里を脅かす強豪は現れるのか?
【記事提供/REINA女子プロレス】