朱里が9.12『Krush.58』でトモコSPから4度のダウンを奪う圧倒的な強さで、Krush女子王座3度目の防衛に成功

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9月12日、東京・後楽園ホールで行われた『Krush.58』。REINA女子プロレス所属の女子プロレスラーにしてキックボクサーの朱里(ボスジム)が、トモコSP(WSRフェアテックス三ノ輪)を相手にKrush女子タイトルマッチ(-52kg契約)の3度目の防衛戦を行った。
防衛戦は昨年12月、仙台大会以来3度目となるが、今回は減量の方法を変え、いつもよりは1kg多い、52kg契約ということもあり、万全の体調で挑んだ。対するトモコSPはこれがKrush初参戦。

昨日の前日会見では「KO勝利をする気持ちで闘う」と発言したとおり、1Rから右ストレートで先制。トモコのローをきっちりとかわすと、どんどん前に出て距離を詰めていき、ヒザを繰り出していく。さらには左のフックから右ストレート。さらには右ストレートを連打すると 、トモコが早くもダウンを喫する。
2R、右のミドルと右ストレートを有効に決めていく。そしてパンチを連打するとトモコが2度目のダウン。左のフックから右ストレート、バックブローまで繰り出していく。トモコのパンチもことごとくカットし、相手に全く攻めさせない。最終ラウンド、朱里は右ストレートから後ろ回し蹴り。クリンチに持ち込もうとするトモコに警告が与えられる。その後、朱里がパンチでこの4度目のダウンを奪う。さらにヒザ蹴り、後ろ回し蹴り、バックブローと決めていき、3R終了。

2015-9-12Krush58_朱里vsトモコSP②30‐23、30‐22、30‐22という大差の判定となり、圧倒的すぎる勝利を得てKrush女子王座3度目の防衛に成功した。これで朱里はキックボクシングの国内連勝記録をデビューから13連勝と伸ばした。
勝利者インタビューでは「KOはできませんでしたが、Krushのベルトを防衛することができました。Krushのチャンピオンとして認められるような試合をしていきます!」と超満員のファンにアピールした。
KOこそならなかったものの、その強さを満天下へと改めて知らしめる結果となった朱里。2週間前にはニューヨークへ遠征し現地の選手と戦い、1週間前にはグラン浜田&浜田文子の持つP★MIX王座へジ・ウインガーと組み挑戦。Krush防衛戦だからといって、欠場や特別な配慮をすることなく、プロレスラーとの二刀流を貫き通した。前夜には25日に参戦する魔界錬闘会の稽古にも参加。あくまでプロスラーとしてのスケジュールを精力的にこなすことにこそ、二刀流の意味がある。

Krush女子王者_朱里試合後は「KOはできなかったんですが、防衛することができました。まだまだやらなきゃいけないこと、いろんな反省点がありますが、それもどんどん練習して克服したいです。まだまだ伸びしろがあると思うので。今回、KOしたかったんですけど、できなかったことを踏まえて、次の防衛戦をまた組んでいただけたらと思います」とKO決着を改めて誓った朱里。強すぎて挑戦者がなかなか現れない現実もあるが、今日、KrushデビューしたKANAが打倒・朱里を公言するなど、新たな世代たちが朱里を目標に掲げている。
それに対して朱里も「盛り上げてくれるのはありがたいし、すぐにでもその選手と防衛戦やってもいいです。次の防衛戦でも全然。今日(その選手の試合を)見ていて、ガンガンきてくれるコだなと思ったので。自分も前に出るタイプなので、おもしろい試合になるのではないかと思います。もちろん、ベルトを渡すつもりはないです!」
絶対王者・朱里は、次世代から追われる立場となってきたようだ。

【記事提供/REINA女子プロレス】

Krush.58
日時:2015年9月12日(土)
開場:17:00 本戦開始:18:00
会場:東京・後楽園ホール

▼ダブルメインイベント第1試合 Krush女子タイトルマッチ(-52kg契約)/3分3R・延長1R
[王 者]○朱里(ボスジム)
3R 判定3-0(30‐23、30‐22、30‐22)
[挑戦者]●トモコSP(WSRフェアテックス三ノ輪)
※初代王者・朱里が3度目の防衛に成功

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