【試合詳細】9・13 大阪プロレスアゼリア大正大会 入江茂弘vs三原一晃 クワイエット・ストームvs浅川紫悠 アルティメット・スパイダーJr vs TiiiDA

『コスメフェリーチェ株式会社presents「天王山2025」開幕戦1回戦』
日程:2025年9月13日(土)
開始:13:00
会場:大阪・アゼリア大正ホール
観衆:301名(超満員札止め)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
●タイガースマスク/タコヤキーダー
16分19秒 龍蟠虎踞→エビ固め
○松房龍哉/水野翔
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○スペル・デルフィン/えべっさん/くいしんぼう仮面
5分21秒 エビ固め
●ツバサ/ザ・ボディガー/大坂丈一郎
▼タッグマッチ30分1本勝負
●佐野蒼嵐/ビリーケン・キッド
13分15秒 クドスの竜巻→体固め
TORU/○ゴリアテ
▼天王山2025一回戦 30分1本勝負
○アルティメット・スパイダーJr
13分21秒 サムソンクラッチ
●TiiiDA
※アルティメット・スパイダーJrが2回戦進出。
▼天王山2025一回戦 30分1本勝負
○クワイエット・ストーム
13分26秒 クロズライン・フロム・ニューヨーク→片エビ固め
●浅川紫悠
※クワイエット・ストームが2回戦進出。
▼天王山2025一回戦 30分1本勝負
●入江茂弘
21分9秒 零式刀狩
○三原一晃
※三原一晃が2回戦進出。
大阪プロレス天王山2025が開幕!三原、クワイエット・ストーム、スパイダーJrが2回戦進出を決める!9・25に再び万博での試合開催を電撃報告!
第1試合
大阪プロレス初登場となる水野のお披露目試合。場内がフレッシュな空気に包まれて今年の天王山が開幕。奇しくもタイガースと松房による天王山一回戦の前哨戦に組み込まれたが水野がどこまでインパクトを残すことが出来るのか。
先発は明日の一回戦でぶつかる両者からスタートもベテランタイガースは松房の機先を制するようにはぐらかす。激しいエルボーを打ち合ったかと思いきや再びはぐらかし精神戦を仕掛けタコヤキに交代。水野も格闘技経験が豊富だけに鋭い蹴りで攻めるもタコヤキもプロレスの厳しさを叩き込む。場外でもタイガースと松房が激しくやりあい明日に向けてノンストップバトルを繰り広げる。水野も新人らしからぬ堂々としたファイトで松房をフォロー。初タッグの割に好連携を見せる。タイガースに狙いを定め代わる代わる猛攻を仕掛けたが最後はタイガースと松房の激しい攻防から松房が打ち勝ち必殺技でタイガースを仕留め、明日の天王山一回戦に弾みをつけた。
第2試合
大阪プロレスの歴史を彩るメンバーによる6人タッグは一転して朗らかな雰囲気でスタート。予想に反して奇襲から始まりくいしんぼう仮面のケブラーダからスイングDDTからのデルフィンクラッチで秒殺を狙うもボディガーが阻止する。そこからはボディガーの猛パワーが爆発しそこからはいつもの展開に。最後はデルフィンとツバサが回転エビの体勢でシーソーゲームを繰り広げる。両チームが助太刀して延々とシーソーゲームを繰り広げレフェリーが疲弊する状況に。埒が明かないと丈一郎とえべっさんがUFOをした隙に反転させデルフィンチームがチームプレーで勝利を収めた。
第3試合
こちらも佐野とゴリアテによる明日の一回戦前哨戦となる大事な一戦。ローグ・ネイションの奇襲で始まり天王山でぶつかる佐野とゴリアテが文字通りド迫力のぶつかり合いを見せる。得意の場外乱闘に引き込み自軍にペースを持ち込もうと大暴れを見せる。いつもながら会場全体を使ったド派手な場外乱闘から一回戦シードのTORUがゴリアテの援護射撃で佐野に集中砲火を浴びせる。TORUはビリーのマスクを剝ごうとする暴挙に館内大ブーイング。汚水攻撃に怒ったビリーと佐野が反撃を仕掛けるがゴリアテの超絶パワーは留まることを知らず。佐野も天王山に賭ける意気込みを技に込めて猛反撃に出るも仕留めるまでには至らない。ビリーもビリドッキングヘッドロックやお座りトぺコンを見せるなど気を吐いたがゴリアテの勢いを止められず最後は佐野のスピアーを受け止めてボムで叩きつける荒業から最後は必殺技で佐野を圧殺した。
インフォメーションコーナー
宮尾統括のインフォメーションコーナーにてゼウス社長がリングに上がり、9/25に再び大阪・関西万博での試合開催を電撃発表した。
第4試合
天王山一回戦はトリッキー対決から幕開け。両者ともにテクニシャンだけに好試合になることは必至。ロックアップから始まるもライトヘビー級タイトルマッチ敗戦をこの天王山優勝で挽回させたいスパイダーが序盤から猛攻をかけるがTiiiDAはのらりくらりといなしつつフットスタンプを効果的に使いペースを握る。場外乱闘でも着実にスパイダーのダメージを積み重ねていく。防戦一方となったスパイダーも場外カウントアウト寸前でようやくリングに戻るも苦しい状況が続く。ボディに深いダメージを負ったスパイダーは息も苦しそうでなかなか反撃に出ることが出来ない。スパイダーもカウンターのドロップキックでようやく反撃の糸口を見出すと猛反撃を開始。しかしTiiiDAはコブラツイストからのストマックバスターでさらなる追い打ちをかける。スパイダーの腹部に集中攻撃でスタミナを奪いにかかるTiiiDAはミサイルキックを迎撃するとダイビングフットスタンプから不知火、そして満を持してトランスレイヴを決め、ピンフォールの体勢に入らんとしたその瞬間にスパイダーがサムソンクラッチを鮮やかに決め執念の逆転勝利で2回戦進出一番乗りを決めた。
第5試合
続く公式戦一回戦は因縁浅からぬ両者による剛腕対決。ローグ・ネイション追放劇からつづく両者の遺恨の炎は天王山で益々燃え盛り浅川の奇襲でスタート。お得意のラフ攻撃に出た浅川に対してストームは真正面から打ち返す。ストームを場外に引きづり出した浅川は徹底したラフ攻撃でストームをいたぶり続ける。リングに戻ってからも浅川ペースは変わらず、観客を煽りながら見栄を切る余裕を見せる。窮地が続いたストームもカウンターのダイビングショルダーアタックでようやく反撃開始に転じる。怒りをパワーに変えて浅川を投げ飛ばし浅川も強烈な払い腰で応戦し、強烈なラリアットの相打ちで両者ダウンする激しい消耗戦となり我慢比べの状況に。浅川の雪崩式ブレーンバスターを阻止してストームがフロッグスプラッシュ、そしてとどめを狙って垂直落下式ブレーンバスターから勝負を賭けたクローズラインはレフェリーを使って阻止、逆に急所撃ちからラリアットを叩き込み竹刀を持ち込みレフェリーの制止を振り切り打ち込み勝利を確信。とどめを狙った剛腕だったが逆にストームが53.5㎝の剛腕を豪快に叩き込み逆転勝利で2回戦にコマを進めた。
第6試合
若手時代グリーンベアーズとして共に鎬を削った両者による公式戦。両者ともに思い入れのある緑のコスチュームで対峙する。天王山という両者が憧れた舞台での対決を楽しむかのように激しくぶつかり合う。両者とも遠慮なく顔面をエルボーで打ち抜きあうド迫力ファイトを展開。入江は捨て身の背面式ダイビングセントーンで攻め込む。対する三原も入江の痛めている腰に強烈なヒッププレスで動きを止めにかかる。動きの鈍った入江に強烈なボディスラムで追撃を見せる。ピンチの入江は三原に足に噛みついてでもエスケープしようとする。なんとか立て直した入江は強烈すぎるエルボーを振りぬき勝利を目指す。次第に両者の息遣いが荒くなる大技合戦の消耗戦になり意地のエルボー合戦へ。ビーストボンバーとメガトンラリアットの打ち合いから入江のバックエルボーで両者ダウン。互いに気力だけで立ち上がり入江のキャノンボールと三原のスピアーから攻守が目まぐるしく変わる中、入江がスプラッシュ2連発で再び両者ダウンに。両者最後の力を振り絞って技を惜しみなく出し尽くし三原が渾身の胴締め刀狩りを決めで入江は無念のタップアウト。