プリプリ王者・瑞希が『東京プリンセスカップ』1回戦で愛野ユキを破り好発進!「さらに強くなって、このトーナメントを優勝したい」
- 2025-7-28
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東京女子プロレス、夏のシングルトーナメント『第12回東京プリンセスカップ』が7月27日、東京・新宿FACEで開幕。プリンセス・オブ・プリンセス王者で5年ぶり3度目の優勝を目指す瑞希が1回戦で、昨年準Vの愛野ユキを破り好発進した。
序盤、愛野がセントーン、逆片エビ固めで攻め立てた。瑞希はエプロンの愛野にランニング・クロスボディ―を見舞って場外に転落させると、トップロープから場外ダイブ。さらに瑞希はダイビング・クロスボディーもカウントは2。愛野はダイビング・ショルダータックル、セカンドロープからのダイビング・ショルダーで反撃。瑞希がフットスタンプを投下すれば、愛野はストマックブロック、フルネルソンで締め上げた。瑞希はダイビング・フットスタンプ、フェースロックもエスケープ。愛野はロープ越しにサイドスープレックスを繰り出した。腕をつかんだ状態でエルボーのラリーとなり、愛野がショルダータックル連発、ブルドッキング・ヘッドロック。変型ヴィーナスDDTもカウントは2。耐えた瑞希は投げ捨てキューティースペシャルから正調のキューティースペシャルでトドメを刺した。

瑞希は「私、ユキちゃんと戦うことをすごく楽しみにしてて。でも、すごいキラキラした目で、燃えたぎるような目で瑞希のこと見てくるから、負けられないなって思って。今日は私が勝ったけど、トーナメントはホントに悔しい思いをしてる子たちもいるし。でも、みんな絶対立ち上がってくるから、皆さんは負けた人、勝った人、みんなの背中を押し続けてくれたらうれしいです。トーナメントある人ない人いるけど、全力で明日が楽しみになるプロレスを届けていくので、これからもよろしくお願いします。今日はありがとうございました!」と王者らしくマイク。
バックステージで瑞希は「1回戦、突破できました! 今日は私が勝ったけど、このまま引き下がるような子じゃないってことは分かってるから。私はさらに強くなって、このトーナメントを優勝したいと思います。それでプリンセス・オブ・プリンセスがプリンセスカップ優勝して、ただの姫に…(笑)。トップ・オブ・プリンセスになれるように頑張っていくので、これからも見ててください!」とキッパリ。
準々決勝(8・9品川)は、8・2浜松での中島翔子vs辰巳リカの勝者となるが、「基本的に目の前のことしか見てないので、今日ユキちゃんと戦うってことだけを見てたし。どっちがきてもホントに苦しいなって絶対思うんですよ。ずっと私が憧れてた2人だし、どっちが来ても、心がギュッとなるんだろうなって思ってるけど…。誰が来ても優勝したいと思います」と言い切った。
一方、1回戦で散った愛野は「負けました。私の夏は終わりましたとは言いません! まだまだ夏は続きます。だから私の夏も続きます。このトーナメントのプリンセスはみずぴょんに譲りたいと思いますので、“ただの姫”になっていただいて。絶対に優勝してもらいたいと思います。そして防衛を重ねるみずぴょんに私は絶対に挑戦します。今日完敗したとか思ってないので、もっともっと強くなって、また挑みたいと思います」と雪辱を期した。

また、前プリプリ王者の渡辺未詩は1回戦で同じアップアップガールズ(プロレス)のメンバー・らくと激突。渡辺は子守り歌で場外で眠らされ、目が覚めると、場外マットにばらまかれたチョコを拾っていき、あわやリングアウト負けになるなどトリッキーな作戦で苦戦。さらに、頭にカラーコーンを被せられ、フロント・ネックロックで締め上げられたが、渡辺はその状態から開花式ジャイアントスイング。そしてレーザービーム、ティアドロップで3カウントを奪った。
渡辺は「初戦、突破しました! 今年始まった途端に私は(プリプリ王座防衛戦で)負けてしまって。それ以来、またこうやって頂点を目指す。この夏でもっと巻き返していこうって、計画を立てていたんですけど。初戦がらくちゃんということで、ここが一番怖かったです。でもここを突破できたから、いける気がします。この夏、勝って勝って勝ち進んで、またベルトに届くように頑張りたいと思います」とコメント。
なお、この日予定されていた山下実優vs宮本もかの1回戦は、宮本の体調不良による欠場で、山下が不戦勝となった。