レッスルマニアの主役はポール・ヘイマン?!CMパンクとレインズを両方裏切りロリンズと結託!

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 プロレス業界全体の年間最大のイベントである『レッスルマニア41』のDay1がネバダ州パラダイスのアレジアント・スタジアムで61467人(札止め)の観衆を集めて開催された。
 今回もABEMAで生中継されたが、今年はPPVではなくABEMAプレミアム会員であれば課金はなしで視聴することができる。これを機会に世界最高のプロレスに触れてみるのはいかがだろうか。

 ここまで世界ヘビー級王座、世界タッグ王座、WWE女子王座とタイトルマッチが並んだ『レッスルマニア41 Day1』のメインイベントは2010年代以降のWWEスーパースターのトップ3と言えるローマン・レインズ、セス・ロリンズ、CMパンクの3人によるトリプル・スレットマッチが飾ることとなった。

 レインズとセスのふたりはもともとパンクの傭兵集団であるシールドとしてWWEに登場し、さらにセスはパンクに16歳の時に弟子入りしたという複雑な関係性のある3人だ。
 セス、レインズの順でじっくりと時間をかけて入場したが、パンクの時にはリヴィング・カラーの『カルト・オブ・パーソナリティー』の生演奏という演出がなされた。そしてパンクの傍らにはそれまでレインズのワイズマンとして隣にいたポール・ヘイマンが姿を現した。
 パンクにとっては長年の夢であり、キャリアの中でもやり残したうちの最大の目標であるレッスルマニアのメインイベントへの出場を、セスとレインズを差し置いて最後の入場で果たした。

 いつもならヘイマンがレインズについているのだが、この日はパンクのセコンドについているためウラファラを受け取る者はおらず、レインズはやむなくコーナーの下に置くこととなる。
 試合が始まるとパンクは心理戦を仕掛けたのか、すぐに場外に降りてヘイマンと肩を組んでなにやら話しかけていく。それを冷やかすセスにレインズが攻撃すると、パンクも背後から襲いかかっていく。その後は複雑な人間関係そのままの乱激戦が場外まで繰り広げられることとなる。

 3人がリングに戻るとパンクはからかうかのようにレインズのスピアー前のおたけびをまねてから対角線攻撃を狙うが、これはレインズにかわされてサモアンドロップを食らってしまう。続けてのセスのスプリングボード攻撃も打ち落とすと、返す刀でパンクにスーパーマン・パンチを食らわせようとする。しかしパンクはこれを受け止めておいてのネックブリーカー・ドロップを成功させる。

 これで流れを自分に持ってきたパンクは対角線のニーアタックをふたり相手に連発し、続けてふたり相手にネックブリーカーとDDTを同時に決めていく。続けてセスにダイビング・エルボードロップ。続けて同じ技をレインズにも狙うが、これはセスがカットしようとするもレインズがセスを肩車するかたちとなり、図らずもダブル・インパクトをパンクとレインズで決めることとなる。
 ここからレインズがパンクにスーパーマン・パンチ、続けてのスピアーはパンクがヒザで迎撃。GTSは逃げられたもののパンクはロックボトムからのアナコンダ・バイスでレインズを追い込むが、これはセスがダイビング・ボディプレスでカット。
 セスはバックルボムをふたりに決め、スピアーをペディグリーでカウンターに取ると、そのままカーフ・ストンプへ。しかしレインズはこれをカウント2で返す。セスはレインズ相手にフェニックス・スプラッシュを狙うがこれはかわされてしまい、スピアーを食らってしまう。またも乱戦になったところでパンクがGTSをレインズに決めるが、これもカウントは2。


 セスがパンクにペディグリーを決め、パンクが場外に逃れるとリング上で2人になったレインズ相手に「俺がいなければ今のお前はいなかった。パンクはここにいていい存在ではない」と説得を試みる。そこから2人で場外にパンクを追いかけると、シールド時代の連携であるアナウンス・テーブルへのパワーボムをセスがレインズに促すが、レインズはセスを殴りつけるとひとりでパンクをアナウンス・テーブルに叩きつける。
 続けてセスにも別のアナウンス・テーブルに叩きつけるとパンクを無理矢理リング上に戻し、フロントチョークを仕掛けていく。パンクはこれをジャックナイフのエビ固めで逃れるとアナコンダ・バイスに切り返す。そこにセスがパンクの足を捕まえてのシャープ・シュ-ターで割り込むと、アナコンダ・バイスから逃れたレインズがセスにフロントチョークを決めにいくが、これをパンクがカーフ・ストンプでカット。
 パンクは続けてセスにGTSを決め、これを返されるともう一度GTSを決めるが、レインズからのスピアーを食らってしまう。するとそこにセスがカーフ・ストンプを決めたことで3人が3人とも大の字になってしまう。

 ここでセコンドにいたヘイマンがイスを取り出し、パンクとレインズのどちらかに渡そうとする素振りを見せる。ヘイマンはパンクにイスを渡すとレインズをそれで殴るように指示するが、パンクがイスを振り上げるとヘイマンがパンクにローブローを炸裂させる。歓喜の表情のレインズがヘイマンがうやうやしく捧げたイスをパンクに何度も叩き付けるが、ここでヘイマンはレインズにセスにも攻撃するように指示。

 その言葉に従いセスに振り上げようとしたレインズにまたもヘイマンがローブロー。セスがイス攻撃からのカーフ・ストンプでレインズから3カウントを奪い、前回のPLE『イリミネーション・チェンバー』に続いてまさかの裏切り劇で幕引きとなった。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2025年4月
« 3月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

月別

ページ上部へ戻る