美人マスクマンが試合中に顔面を蹴られ大流血!トラウマ再発し欠場へ

15日、大田区総合体育館にてスターダム『CINDERELLA TOURNAMENT 2025~優勝決定戦~』が開催。メインイベントではスターライト・キッドの持つワンダー・オブ・スターダム王座に小波が挑戦した。
2月24日宇都宮大会で同期の吏南を相手に初防衛に成功したキッドの前にコールドスプレーを持った小波が現れ、心配しながらも「スターライト・キッドもそろそろ、ジ・エンド!かな?」と不穏な言葉を残して去る。
さらに3月2日千葉大会の試合後に小波が襲撃し、コールドスプレーを噴射すると「同期の吏南とのベルト戦、すっごい感動した。だから、次は同じく同期の私がそのワンダーのベルトに挑戦させてもらう。この10年間でたくさんの思い出があるから、思い出させてあげるよ」と挑戦表明。
キッドも「2018年の6月9日横浜ラジアントホールで小波の顔面への蹴りがクリーンヒットして鼻血が止まんなくなっちゃったの試合中に。何年か後に『鼻1回折ったでしょ』と言われたの。確かにちょっと鼻を触ると出っ張ってるのね1ヶ所。それがすごいトラウマなの。小波に一度も勝ててないですし、その恨みを晴らすためにも私が持ってるベルトに挑戦というのは、すごくいい防衛戦にできるんじゃないかなと思っております」と怯えたエピソードを出しつつもこの挑戦を受けた。

だが3月10日の後楽園ホール大会でキッドは負傷し、13日のストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会を欠場。わずかな時間での復帰となるが、試合が始まると小波は負傷しているキッドの左腕を攻め続ける。キッドはカウンターのエルボーを打ち込むが小波も裏拳を叩き込みダブルダウン。
小波がハイキックを叩き込みジャーマンスープレックスホールド。キッドが逆転しそうになるとH.A.T.E.が介入し、小波はキッドの顔面に黒スプレーを噴射する。小波はスライディングニーからバズソーキックを叩き込み、さらに顔面を蹴り上げてトラウマを呼び起こすとキッドは大流血してしまう。
小波はトライアングルランサーで捕らえるも、キッドはこれを切り返し黒虎脚殺。返した小波が顔面へのサッカーボールキックからスリーパーで絞り、さらにジャーマンで叩きつけカミゴェ。これを避けたキッドがタイガースープレックスホールド2連発で3カウントを奪った。

勝利したキッドは「顔真っ黒で真っ赤だ~!防衛戦前に怪我をしてしまって、ほんとにどうなることかと思ったけど、なんとかギリギリ守ることができました!ニ冠チャンピオン最近忙しくて右肩をやってしまって、それをかばってた左肩と左腕をちょっと怪我してしまいまして。今日は出す技も選びましたね。いつもならここぞという時に出すケブラーダをプランチャにしたり、ホントはSSPWさんで初お披露目したかったんですけど佐山さんを意識したり。トラウマ再発したけど、恨みもはらせて、この防衛戦すごく意味のあるものだった思います。ワンダーのベルトは何があっても一番であってほしいと思ったし、私の防衛戦では、ちょっと今日はあれだったかもしれないけど、ファンの皆さん全員が真っ直ぐな心で応援できる闘いがしていきないたって私は思いました」とメッセージ。
来週の沖縄大会で赤いベルトの王者vs白いベルトの王者が決まっていたが、リングに現れた上谷は「キッド、防衛おめでとう。まさか、この状態で来週沖縄シングルするつもり?まずはその腕とお鼻、しっかり治してから、改めて私がお前をぶっ潰してやるよ。それまでしっかり毛づくろいして休んでおきな。こ・ね・こ・ちゃ・ん!そのかわりに!来週沖縄、シングル、あの、醜いシンデレラと、シングルやってやるからお前ら楽しみにしとけよ」と、キッドを欠場させシンデレラトーナメントを制覇した玖麗さやかと闘うことを決定。
キッドも欠場することを容認し、改めて万全の状態で上谷とシングルマッチを行うことを宣言した。