【第75回】VAPERレスラー谷嵜なおきのバトルニュースで取り扱い注意!~ダブプロレスと多様性と~
- 2024-2-7
- 谷嵜なおきの取り扱い注意!
- ダブプロレス
ダブプロレスの谷嵜です。
幼少期からぼんやりとプロレスはテレビで見ていて、中学生の頃にプロレスをしっかりがっちりと見始めて、その世界にどんどんハマって行き深掘りするようになりました。
その頃は深夜にテレビで放送されている団体だけがプロレス団体と思ってました。当時はインターネットやSNSなんてもちろんほぼ皆無で受動的な情報だけが全てと思っていましたが、テレビ放送の解説等の端々からその歴史を感じ、専門誌の存在も知り、まだまだプロレス界には沢山の団体が存在している事を知って行きました。
深掘りし始めるとその世界は無限に広がっている事も知れて、そこからは専門誌である週刊プロレスや週刊ゴングを買って、TSUTAYA等で知らない頃のメジャー団体やUWF系やデスマッチやインディ団体、骨法や格闘技までレンタルビデオを借りたり、当時存在していたビデオ安売り王でたまにレンタル落ちした中古のVHSを買ったりしてました。これだけはちゃんとしたのが欲しい!と言う時はお小遣いで1万円くらいするVHSを買ったりしてました。その頃に出ていたパンクラスのフラッシュと言うVHSは2,980円と言う衝撃価格だったので最初から買い揃えたりもしてました。
多分能動的にプロレスに関するキャッチ出来る情報はかなり網羅していたと思います。
そして団体のカラーの違いなんかも感じ取ったりもしてました。
今も言われるメジャー団体、U系団体、メジャー団体から派生していったインディ団体。多分当時はこの3つが大まかに分けられて括られていたような気がします。
今ではもう団体と名がつくところも多いし、メジャー、インディ、U系以外の団体の系譜も無い突発的なインディ団体等。
括りもかなりの数で、私的見解ではメジャー団体、準メジャー団体、Uの系譜の団体、インディ団体、プロレス学校派生型団体、ローカルインディ団体etc
かなと思ってます。何を基準にカテゴライズしてるかと言われると少し曖昧な所はありますが。。。
その中でも我がダブプロレスは突如広島で生まれた系譜も特に無く、かなり独自の団体かと思います。ライブハウスを主戦場にして試合中にDJが音を流す。と言うのは日本ではかなり個性的かと思っております。
所属選手がいなくても、小さな箱でマット敷いてやるだけでも団体と名乗れてしまうところもあります。
プロレス界も少し遅れて、音楽や劇団と同じようにどんどん細分化されているようにも感じます。
時代とキャリアと共に考え方、捉え方も順応性も変わって来てそこを選んで来てくれているお客さんが満足してればアリだなと思ってます。
お客さんも目が肥えて、大きな団体のビッグマッチからチケットの入手元が出場選手のSNSからの取り置きしかないような、しっかり情報を捕まえておかないとどこで開催されているのかもよく分からない団体まで網羅している方もいらっしゃいます。
入り口はメジャー団体でもそこからディグるうちにインディ団体、どインディ団体、ローカルインディ団体等のアングラ系にハマる方もいたり。逆も然りです。
プロレス好きのお客さんもその好みも細分化されてるのかなとも感じますね。
細分化や多様化しているのはお客さんだけでなく、レスラーもそうなってきていると思います。
所属団体としっかりと契約を交わし、それのみの報酬で生活して家族を支えているレスラーから、プロレスをしながらも他に仕事を持つレスラー。
昔は後者の方はプロのプロレスラーと呼べるのか?と考えてたりもしましたが、時代なのか、多様性も求められているような気もします。
メキシコでは昔からルチャドール(プロレスラー)の人口は多く、普段仕事を持ちながら素性がバレないようにマスクを被って試合をしている事がおおいです。日本でもこれまた遅れてその状況になっています。
プロレスラーをしながら、飲食店を経営したり、ジムを開いたり、パーソナルトレーナーをしたり、プロレスとは全く関係性の無いアルバイトをしていたり、普通の会社員をしていたり。
これをただ単にプロレスで食えないから。と片付けてしまうのではなくバイタリティーと受け止めるようにもなりました。自分もプロレス界に入る前には30個くらいの興味のある仕事を転々としていたし、今でもプロレス以外の事もやりたい欲が強く、色々と他に仕事を持つようになりました。団体に所属している時には出来なかった事が増え幅が広がりましたね。
現におっさんBARと言うところでも、プロレスしている以外の時間をかなり楽しく過ごせております。
しかし、重要なアイデンティティはプロレスラーと言う部分です。
ある程度のキャリアを積んでから色々なタイプのレスラーと試合をする機会も増えて感じる事もあり
現に他に仕事を持ちながらでも、プロフェッショナルの技術をしっかりと持って、試合会場に来ているお客さんを存分に満足させているプロレスラーも沢山います。
そして引退後の事も視野に入ってくるようになりましたね。
4月21日(日)ダブプロレス
【会場】大阪名村造船所跡地
大阪市住之江区北加賀屋4-1-55
クリエイティブセンター大阪
【チケット】
オールスタンディング¥6,000
【開始時間】
15時
おっさんBAR
不定期開店
谷嵜SNS参照
大阪市中央区心斎橋筋2-3-5
NIPPO ファインプラザ 4F
おっさんBARベイマックス