【インタビュー】8年ぶりに電撃合体!“丸KEN”タッグ復活をブチ上げた丸藤正道の本心に迫る!「今までプロレスを見なかった人、プロレスから離れた人、全ての人に見に来てほしい」

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11.23国立代々木体育館大会にてGHCタッグ王座に挑戦表明し、しかもパートナーには現在新日本プロレスで戦う盟友KENTA選手という驚きの発表をした丸藤正道選手に話を聞いた。一時代を席巻した“丸KEN”タッグ復活というサプライズの意図、そしてその先に丸藤正道はなにを見据えているのだろうか。

■KENTA選手について

——パートナーにKENTA選手を選んだ理由を教えてください。
「まぁKENTAの名前を出したのは代々木なんですけど、パートナーに田中選手と望月選手がいて。ベルトを獲りに行くんだったら田中選手と望月選手の方がとれる可能性は高いかもしれない。ですけど、2023年というのは自分にとっても節目の年でもあるんで、そこで一発ちょっと面白いことをやりたいと思っていた中で杉浦、小島、違う…タカ&サトシですか。あの二人がタッグのベルトを持っていて。まぁ彼らが獲った時から僕は興味があったので、あえて1歩踏み込んだ、そういうものを日本武道館では見せたいなと思っていたので。そしたら彼(KENTA選手)かなと」

——2023年がデビュー25周年という節目という事ですね。
「私事ですが25周年ということで。もしかしたら何かメモリアル的なものがあるかもしれないですけれども、それだけじゃなくて1年を通して自分の25周年というものを表現していけたらいいなと。後にも先にもこの1年しかないので。スタートからそういうことができるのは、いいスタートになるんじゃないかな」

——20周年、25周年という節目でKENTA選手とは関わってきていますが、思い入れなどはありますでしょうか。
「自分がプロレスラーとしてやってきた中で思い入れのある選手っていうのはもちろんたくさんいるんですけど、その多くが自分より上の先輩達で。三沢さんをはじめ小橋さんであったり。そういう人たちが多い中で、いる場所が離れてもなお、なにかどこかでつながっている。ファンの人たちがイメージするというのは彼になるのかと」

——最近のKENTA選手の印象はいかがでしょうか。
「Twitterとかそういうので流れてくるものしか正直見てなくて。新日本さんでの試合を丸々見た事がないですね。試合よりも自伝の宣伝のイメージの方が強くて。それがガンガン流れてくるんで。今また一つの個性をしっかり持ったプロレスラーとしてやっているので。あれだけ層の厚い新日本プロレスさんで存在感を示しているのはやっぱり凄いんじゃないですかね」

——連絡は取ったりしたのでしょうか。
「いや、何かしようと思ったんですけど「足跡」(KENTA選手の自伝)で結構なことを書かれていたので。あんなこと書かれてなんかDMで“よろしくね”っていうのも腑に落ちない…これは会社に任せようかなって思って。彼もほら、いろんな経験を経て非常にSNSを駆使しているので。そこで伝わるだろうし、僕もTwitter上で彼に“よろしく”ってツイートしたので。もうそれでいいんじゃないですかね。だから会話もしていないです、別に。(KENTA選手が)次の自伝書いた時にまた書かれたらたまったもんじゃないんで。彼の自伝の第二巻のネタ提供になっちゃうんで。あまり触れないです、俺も」

——「足跡」は読まれたという事でしょうか。
「読ん…一応持ってますよ、一応持ってます」

——丸KENタッグは約8年ぶりになりますが、連携の部分などに問題や不安はありますか。
「問題あるないというより、そもそも組んでいた時もそんなに連携とかに関して話あったりもしてなかったので。おそらく俺らっていうのはジュニアの時タッグのベルトを2年くらい持っていた中で、各々のレスラーとしての存在のぶつけ合いが結果そういうものを生ませたりしてたと思うんですよ。俺たちこれやろうぜ、あれやろうぜじゃなくて。相手とも戦ってたけども、おそらくウチらはウチら同士でも戦ってたと思うので。そういう中で連携みたいなものがこう偶発したみたいな形だったと思うので。今回も別に問題あるとかないとかっていう部分じゃないですね」

■対戦相手の杉浦貴選手&小島聡選手について

——対戦相手(杉浦貴選手&小島聡選手)の印象はいかがでしょうか。
「明るく、強く、激しいあんなオッさん二人っていうのはなんていうのかな…ファンだけの気持ちというより世間の同年代であったり大人の人たちにも希望みたいなものを見せる2人なんじゃないかと思いますね」

——両方のタッグ共にNOAH&新日本プロレスのタッグになります。
「あんまりそこまで意識はしてないですね。小島さんに関してはNOAHに上がってから良くも悪くも外敵感がそんなにないというか。あえて今回はそこをそういう風に出していってもいいのかなっていう。NOAHに染まった小島じゃなくて対新日本さんの小島として見させてもらった方が試合もより激しくなるのかなと思うし、それにしっかり応えてくれる選手なので、小島さんは。杉浦さんはもちろん試合になればいつものごとくなんで。俺のなかでは杉浦さんはもちろんですけど、「新日本の小島」には負けたくないなっていうのはありますよね」

——ベルトを戴冠した場合はKENTA選手の継続参戦という事につながるという事でしょうか。
「そうですね、いろんな可能性が生まれると思うので。そこはそんなことないんじゃないかっていうよりも彼がNOAHに上がって、たぶん戦ったことのない選手はたくさんいると思うので彼らと防衛していくというのも1つの楽しみになるでしょうし。なんなら俺がKENTAと新日本にのりこんでもいいし。色んな夢が膨らむと思うので獲っちゃった方がいいかなって思いますよね」

■日本武道館大会について

——元日の日本武道館大会は普段見ない方々からも注目が集まっていますが、その中でどのような試合を見せたい、などありますでしょうか。
「さっき言ったように僕は25年になるんですけど、そういうシチュエーションっていうのは結構今までたくさんあって。例えばNOAHに違うファンの方が見に来るっていうのももちろんなんですけど、僕も色んな団体に出てやっぱり見たことのない人をどれだけ引き付けるか、引き寄せるかっていうのは凄く難しい部分なんで。それを意識するのはもちろんなんですけど俺らよりも、ちょっと話はそれてしまうかもしれないけど、僕らの下の世代の人間たちがそれをどれだけできるのかっていう方が僕は楽しみですね。“丸KEN”というもので他のファンの人たち、見たことのない人たちを引き付けるっていうことよりも、清宮×拳王であったりとか僕たちの前の試合でも下の世代の人間たち。素晴らしい試合をするっていうのはわかってるんだけども、なぜかそこが集客に結びつかないっていうのを今まで何年もやってきているので。それを彼らがどれだけ意識してやるのかなっていう方が僕は気になっていますね。プロレスから離れていった人たちもいると思うので。でも今回、どこかで“丸KEN”が復活するっていうのを耳にして見に来てくれる人たちがいるのであれば、昔の思い出というものを見せれるかどうかわからないですけど、思い出を思い返しながらも今の丸藤、KENTAというものを見て逆に新鮮さを感じてもらって。“あぁ今のプロレスおもしろいな”って感じてもらえればいいですね」

——では最後に1月1日の日本武道館大会への意気込みを教えてください。
「2023年日本武道館1発目、そして自分の25周年という記念イヤーでこういう、早くも自分の中で思い出に残る試合を組んでいただいたので、ここからスタートダッシュとしてしっかりまずはベルトを獲って始めたいと思うので。本当に今見ている人、今までプロレスを見なかった人、プロレスから離れた人、全ての人に見に来てほしいと思います」

『ABEMA presents NOAH "THE NEW YEAR" 2023』
日程:2023年1月1日(祝・日)
開始:16:00
会場:日本武道館

【既報対戦カード】(2022年12月13日時点)

▼GHCヘビー級選手権
【王者】清宮海斗
vs
【挑戦者】拳王
※第41代王者、3度目の防衛戦

▼GHCタッグ選手権
【王者】杉浦貴/小島聡
vs
【挑戦者】丸藤正道/KENTA
※第62代王者組、3度目の防衛戦

▼スペシャルシングルマッチ
グレート・ムタ
vs
SHINSUKE NAKAMURA

▼6人タッグマッチ
船木誠勝/中嶋勝彦/征矢学
vs
X /藤田和之/ケンドー・カシン

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